美容師「こっちのほうが似合いますよ」客「勝手に切らないで！」客の希望を無視する美容師の対応に波紋

美容院では、仕上がりだけでなく、伝えた希望がどれだけ反映されるかも重要なポイントです。しかしときには、本人の希望とは異なる形でスタイルが決められてしまうこともあり、戸惑いや不満の声があがることも。

インターネット上で「美容院で希望した長さよりも勝手に大幅に切られてしまい、指摘すると『こっちのほうが似合いますよ』とシレッと返されたため、二度と行かないと決めた」といった趣旨の投稿が話題になっています。

こちらの投稿と同じように、要望を無視して施術されショックを受けた人はたくさんいるようです。「美容師あるある」という声も見られ、そのようなときにはしかるべき対応をとった方がよいという意見も。

はたして、「お客さんの要望を聞かずに施術してしまう美容師さん」に対して、多くの方はどんな考えを持っているのでしょうか？SNSの声を中心に紹介します。

信じられない！と非難の声

お客さんのオーダーを無視した施術に、多くの非難の声が集まりました。

• 切ってしまった髪の毛はすぐに戻らないのに。
• 美容師さんの勝手な判断でやらないでほしい。
• お任せと伝えたなら分かるが、要望を伝えているのにそれはない。

髪を伸ばすのには時間がかかるもの。切りすぎてしまえば、伸びるまでの長い期間を我慢して過ごさなくてはなりません。

髪型は外見の印象を決める大事なポイントでもあるので、気に入らないまま過ごすのは苦痛を感じるでしょう。

• せめて返金ぐらいでもいいから誠意をみせてほしい。
• 料金が発生しているなら、お客さんの要望には応えるべき。

美容室の施術代は安いものではありません。お金を払っている以上は、お客さんのニーズに応える仕上がりを目指すのが当然なのではないでしょうか。

同じような経験があります

同じように、要望を聞いてもらえず悲しい思いをした人は多いようです。

• ロングにしたくて伸ばしていたら「少し切りますね」と言われて20cmほど切られてショックでした。
• 黒くしてほしいとは言っていないのに、真っ黒な髪色にされた。
• 横だけ刈り上げてほしいと言ったところ、後ろまで刈り上げにされました。

要望とは違う髪型にされてしまい「それ以降行くのをやめました」と、美容室を変えた人もいました。要望を聞いてもらえない美容師さんでは、信用して任せられないと思うのは当然でしょう。

要望を伝えたとしても、美容師さんの判断で無理やり別のスタイルに誘導された方もいるようです。

• 成人式でアップにしたくて整える程度でお願いしたのに「もっと切ったほうが」と何度も言ってきて10cmほど切られた。
• 「肩にかかるくらいで」と言ったのに「もう少し短いほうがいい」と言いながら、最終的にショートヘアにされました。
• 昔、ソバージュをお願いすると「誰もそんな髪型していないので、私のお任せでいいですか」と言われて断れなかったら、ひどい髪型にされた。

プロの美容師さんから言われれば、断れない人もいるでしょう。断ろうとしても、美容師さんから強く勧められ、押し切られてしまったというケースも少なくないようです。

なぜか「美容師の好み」にされました

そんななか、自分の希望ではなく、美容師さんの好みになっていたという声も。

• カッコいい雰囲気のロングを頼んだら、毛先ふんわりでカールを入れられ、男性美容師から「かわいいですよ」と言われた。
• ボブにしてほしいと言ったのにベリーショートにされ「僕は髪の短い女性が好みなんです」と言われたが、あなたの好みは関係ない。
• 前髪のある髪型をオーダーしたら「前髪なしのほうが似合いますよ」と言われたが、はじめから髪型の相談をしたつもりはない。
• オーダーと違う髪色にされたうえ「こっちのほうがウケがいいですよ」と言われたけど、男ウケは考えていない。

自分の希望よりも、美容師さんの好みが優先されてしまったと感じる声が多くみられました。プロの目線も大切かもしれませんが、一方的な押しつけではお客さんの納得は得られないでしょう。

美容師あるあるかもしれない

たくさんの経験談が見られたように、美容師さんの勝手な思いで施術してしまうのは「あるある」だという声も。

• 5cmくらい切ってほしいと言っても倍は切られるのはあるある。
• 一部の美容師は、客の要望よりも自分のなかの「相手に似合う髪型」にする。
• 注文を無視して自己満足のカットする人、よくいる。
• 勝手におすすめの髪型にされるのは、メンズでもあるある

これだけ多くの声が挙がるということは、「あるある」と言われても仕方ないのかもしれません。そのため、もし納得いかないことがあれば、しかるべき対応も必要なのではないかという意見もありました。

• 次に行く人が同じ目に遭わないように、口コミに細かく書いてほしい。
• その店の店長かオーナーにクレームした方がいい。

「施術の前に、お客さんの希望を確認して共有するシステムが必要」という声もあったように、美容院側で防ぐ手立ても必要でしょう。

美容師さんからも苦言

また、同じ立場の美容師さんからも、「プロとして望ましい対応ではない」といった指摘が見られました。

• 基本はお客さんの希望が優先。そして、その際のメリットやデメリットも伝えるのがプロ。
• 施術前のカウンセリングが1番大事で、どれだけお客さんの希望を汲み取れるかが大切。

「同じ美容師として申し訳なく感じる」との声もありました。すべての美容師さんがそうではありませんが、一部の対応が業界全体の印象に影響を与えてしまうこともあるのかもしれません。

みなさんはどう考えますか？

今回は、「お客さんの要望を聞かずに勝手な判断で施術してしまう美容師さん」について、世の中の人の考えをご紹介しました。

同じように、要望とは違う髪型にされてしまい、悲しい思いをした人は多いようです。なかには、美容師さんの好みにされてしまったり、何度言っても聞き入れてもらえなかったりと、モヤモヤしたという人も。

美容院では、自分の希望が尊重されなければ満足にはつながりにくいものです。プロの提案とお客さんの意向、そのバランスの取り方が改めて問われているのかもしれません。

みなさんは、この問題についてどのように考えますか？