【暗算力UP】工夫して5秒で計算してみて！「3243+5329」→暗算できる？

今回は四桁の数どうしの足し算に挑戦しましょう。四桁の数どうしの計算ともなると、暗算で解くのは一苦労ですね。しかも、繰り上がりがある場合は余計難しくなってしまいます。

しかし、あることを意識して計算してみると簡単に解けるようになります。どんな方法で解くと良いか考えてみましょう。

問題

次の計算をしなさい。
3243+5329

素直に筆算で計算していては、時間がかかってしまいますね。

この問題の答えは「8572」です。

複雑な足し算ですが、楽に計算するためのポイントは以下の点だけです。

＜複雑な計算を楽にするポイント＞
・足す数か足される数をキリの良い数に変える。
・キリの良い数に変えた分、不足分は足して補い、多すぎた分は引いて補う。

今回は3243と5329ですが、5329を5330のようなキリの良い数に変えると、元の数との差が少ないので計算しやすくなります。

ただし、5330を足してしまうと、1多く足したことになってしまうので1を引くことで帳尻を合わせていきます。

3243+5329
=3243+5330−1

こうすることで、比較的簡単なキリの良い数を用いた計算と1を引くだけの簡単な計算だけにすることができました。

なお、カッコを使うとよりわかりやすく式を書くことができます。最後まで解いてみましょう。

「5329=5330−1」とすると、

3243+5329
=3243+(5330−1)
=3243+5330−1
=8573−1
=8572

この方法をうまく応用することで、複雑な引き算も楽に解けるようになります。

今回は四桁+四桁という難問をスマートに解いていきました。

あらかじめ、ざっくりと答えの規模感を把握しておけば、万が一計算ミスをした場合などに気がつきやすくなりますよ。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

文（編集）：うおうお
数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。

もう一問挑戦！

工夫して10秒で計算してみて！「4014−3985」→暗算できる？