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「私の人生史上1番大好き」“絶妙にウザい”と話題になった5年前の人気作 “スペシャルドラマ”も賛辞の声

  • 2025.4.8

2019年10月期に放送された生田斗真主演の連ドラ『俺の話は長い』が、『俺の話は長い ~2025・春~』(日本テレビ系)として5年ぶりにスペシャルドラマで帰ってきた。3月30日と4月6日に放送された今作では、36歳になったニートの岸辺満(生田)とその家族にある転機が…。視聴者がその行く末をドキドキしながら見守った。

相変わらずの“満”生田斗真、成長した“春海”清原果耶に反響続出

満(生田斗真)は5年前、覚悟を決めて県会議員の秘書の職に就いたものの、2ヵ月でクビに。再びニート生活に戻るも、母・房枝(原田美枝子)が切り盛りしてきた喫茶店『ポラリス』は3年前から休業していた。早期退職を検討していた姉・秋葉綾子(小池栄子)は、店を継ぎたいと房枝に伝えるが、満は猛反発。老後を不安視する房枝が改めて家の査定を行っていたことを知っていた満は、家を売るべきだと告げ…。

満と綾子の相変わらずの舌戦が繰り広げられ、視聴者からは「おかえり」「待ってたぁ!」という声に加え、「会話劇大好き。5年でパワーアップしてない?」「満と綾子の絶妙な掛け合いが始まって、これよ、これこれって嬉しくて楽しくて」と歓喜の声が上がった。

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(C)SANKEI

綾子と光司(安田顕)の娘で、満のめいの春海(清原果耶)は20歳に成長していた。ラジオのパーソナリティーになることを夢見て、放送学科のある大阪の大学に進学していたが、久しぶりに東京に帰ってくる。そんな春海の登場に「ちゃんとパーソナリティー目指してて嬉しい」「全然変わらないところがありつつ、春海ちゃんの成長ぶりに感動」「満に似て屁理屈になってるのが面白い」とSNSも沸いていた。

春海は東京に戻るも、両親の元ではなく、「私はこの家が大好きなの。『ポラリス』が大好きなの。うちの家族の誰よりもね」と岸辺家に泊ろうとし、綾子は激怒する。成人式にも出席しない晴海に対して、綾子たちは寂しい想いをしていたのだった。すると、満が成人式のやり直しを提案。

春海は嫌がるものの、成人式の日にみんなで飲むつもりだったヴィンテージワインの存在を知るなり、飲ませてくれるのであれば、振袖を着てもいいと快諾した。ワインは、海星(杉野遥亮)の店のワインセラーに預けられており、飲みに行くのだが…。満が春海のワインを売っていたことが判明!SNSでは、「ほんとに清々しくクズ」「視聴者の予想を上回る」「無いわー」との声が。

一方、綾子と春海がワインを注ぎ合うシーンは感動的で、「泣けた」「あの春海がお酒飲んでる」「春海が成人したのは感慨深い」と思いを馳せる視聴者が続出していた。後編では、春海が運転する車の助手席に光司が座るシーンも盛り込まれ、「春海が運転で光司さん助手席なの連ドラと逆でアツ!」「5年前を思うとグッときた」「じーんとする」との声も上がっていた。

満の決断&涙に視聴者「もらい泣き」

岸辺家がどうなるのかに注目が集まった後編では、秋葉家の微笑ましい一家団らんが描かれ、岸辺家売却の話にも決着がつく。家の売却を進言した満だったが、自分がポラリスを継ぐと宣言したのだ。「家族全員、ずっとその言葉を待ってたのよ」と綾子は声を震わせ、房枝は涙した。

そして満も一人、引っ越しがなくなり「よかったな」と話しかけながら涙をこぼし…。SNSでは「もらい泣きした」「ぼろぼろ泣いた」「ぎゅーーっと胸に来た」と感動を呼んでいた。

連ドラ放送当時、“絶妙にウザい”と話題になっていたこの作品、スペシャルドラマでも、抜群の会話劇と家族の温かさが伝わる濃密な仕上がりで、視聴者の心をつかんだ。SNSでは、「全人類に見てほしい」「10年くらい放送してほしい」「私の人生史上1番大好き」と賛辞の声があふれていた。



日本テレビ系『俺の話は長い~2025・春~』

ライター:小松加奈
ライター/編集者。音楽・映画・ドラマ・アニメなどのエンタメ系を中心にインタビュー/レビュー/コラム記事などを手掛ける。