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『あなたの番です』超えなるか 視聴者の目が試される“新水曜ドラマ”の魅力とは?

  • 2025.4.15
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(C)SANKEI

志尊淳と岸井ゆきのがダブル主演を務める新水曜ドラマ『恋は闇』が、4月16日よりスタートする。

本作は、『あなたの番です』『真犯人フラグ』の制作スタッフが送る恋愛ミステリー。いわゆる考察ドラマとしてブームを巻き起こした2作に続いての作品ということで、放送前から大きな注目を浴びている状態だ。

志尊淳が演じる設楽浩暉は連続殺人鬼なのか?

筆者は4月3日に開かれた制作会見に参加したのだが、そこで強く感じたのが志尊と岸井のすでに出来上がっているチームワーク、仲の良さだった。2人は今作が初共演。にも関わらず、志尊が岸井の空腹状態や考えていることを言い当てていたりと、目を見ての近い距離での芝居が続いているからこその、ある種のゾーンに入っているようだった。

2人が演じる設楽浩暉(志尊淳)と筒井万琴(岸井ゆきの)は、運命の恋に落ちる関係性にある。週刊誌のフリーライターである設楽と情報番組のディレクターの筒井は、同じ連続殺人を間に徐々に惹かれあっていくが、それが闇の入り口だった。「愛する彼が連続殺人鬼だったら?」というのが、本作のフックであり、まさかの主人公が犯人という線もあり得るというのが見どころの一つとなっている。

すでにティザー映像や見どころ解説動画などが公開されている中で、分かりやすいのは浩暉が万琴をバックハグしている幸せそうな表情とレインコートを被った表情が大きく違っている。演じている岸井自身も急に冷たくなる時がある浩暉に対して理解ができないこともあるようだったが、志尊は「見えてるものだけが全てだと思ってほしくない」とコメントし、それが本作のテーマでもあると話していた。単なる恋愛ミステリーとしてだけでなく、報道のあり方を問う、というのが制作陣の伝えたいメッセージであるようにも思える。

放送前からとんでもない情報量の宣伝動画、視聴者に試される真実を見抜く目

さらに志尊は一挙手一投足、小道具といった細かい部分にも秘密が隠されていると話していた。制作陣の気合いの入れようは宣伝動画からもこれでもかというレベルで伝わってくる。とにかく、とんでもない情報量なのだ。「もう一度みたくなる番宣動画」のタイトルで公開されている映像は、筆者がこの記事を執筆する上でしていたメモを途中で投げ出してしまうほど。「いや、そんなことある…?」と思うかもしれないが、怒涛のように押し寄せる文字数が、それほどまでに様々な要素が複雑に絡み合うことを予感させてくれる。

動画の中でキーになっていると示されているのが、「なぜ」という視点。

「なぜ、連続殺人は起きているのか」
「なぜ、男は彼女と出会ったのか」
「なぜ、男のアリバイが曖昧なのか」
「なぜ、男は犯人と同じものを持っているのか」
「なぜ、男はそこまで知っているのか」
「なぜ、2人は恋に堕ちたのか」

視聴者に試されるのは、真実を見抜く目。『恋は闇』には『あなたの番です』『真犯人フラグ』を超える期待と自信を感じさせるとともに、今期最大級の話題作になる予感がしている。


ライター:渡辺彰浩
1988年生まれ。福島県出身。リアルサウンド編集部を経て独立。荒木飛呂彦、藤井健太郎、乃木坂46など多岐にわたるインタビューを担当。映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』、ドラマ『岸辺露伴は動かない』展、『LIVE AZUMA』ではオフィシャルライターを務める。