「私62歳、まだ使ってる…」　女性が50年以上愛用する“昭和の代物”に9万人から大反響

最近はSDGsの考え方が浸透してきており、「ものを大切にしている」という方は増えているでしょう。とはいえ、50年以上前の道具をそのまま使い続けているという方は少ないのでは？

カリノトウコ（@linoleums）さんが「50年以上使用している小学生時代の裁縫セット」についてX（旧Twitter）に投稿し、「昔のものは長持ちしますね」「うちにもあります！」と注目を集めています。

いったい、どんな裁縫セットなのでしょうか？

気になる投稿が、こちら！

小学校で購入した裁縫セット、
私62歳、まだ使ってる…

昭和のだから裁ち鋏のカバーや指抜きが本革製。
まち針のお花の裏にひとつひとつ名前が書いてある。 https://t.co/jjEUtAeTsD pic.twitter.com/0afaHiWw1d

— カリノ トウコ (@linoleums) April 30, 2025

カリノトウコさんは現在62歳。ということは、この裁縫セットはなんと50年以上も前に使い始めたものなのですね。ですが驚くことにとてもきれいな状態で、長年使われてきたとは思えません。

箱のデザインも今の小学生用とはちがって、レトロでちょっと大人っぽい雰囲気。中をのぞくと、まち針の一つひとつに名前が書かれていて、大事に使われてきたことが伝わってきます。

そして裁ち鋏のカバーや指抜きは、最近ではあまり見かけない本革製。昔の裁縫セットは、もしかしたら今よりも素材にこだわって作られていたのかもしれませんね。

50年を超えて、今でもしっかり現役。変わらない姿で使われ続けているこの裁縫セットは、まるでタイムカプセルみたいに、当時の暮らしや思い出をよみがえらせてくれます。

この投稿を見て、「あ、私もこんなの使ってた！」と懐かしい気持ちになった方も多いのではないでしょうか。

そしてきっと、多くの人が思ったはずです。「どうして小学生の頃の裁縫セットが、こんなにきれいなまま残っているの？」と。そこで今回は、投稿者さんにその秘密をお聞きしました。

家には状態の良い昭和のものがたくさん！

ｰｰｰとてもキレイな状態で驚きました！普段から裁縫箱を使用する機会は多いのでしょうか？

使用する機会はボタン付けや裾上げやほつれ直しなど、年に10回程度です。状態のよい昭和の頃からの食器や雑貨が家の中に多数あるため、状態については特に気にせず普通だと思っていたので、多くの方からきれいな状態だと言われたのが最初ちょっと意外でした。

ｰｰｰきっと普段から、ものを大切にされているんでしょうね。長持ちしていることについて、どのように感じていますか？

小学生の頃はこの柄があまり好きでなかったんですが、丈夫なおかげで好みのものに買い替える機会もなく、そのうちこの柄もいいかなと思えるようになりました。多くの方に素敵な柄だと言ってもらえて、あらためて大切に使い続けようと思いました。

ｰｰｰ最近はやりの「昭和レトロ」なデザインで、とってもステキです。これからも、長く愛用し続けてくださいね！

小学生時代の裁縫セットを使っている方多数！

こちらの投稿には、さまざまなコメントが寄せられました。

同じです！
私アラフィフですが、昭和の裁縫セット健在・現役です。モノが良かったんですかねえ？

箱めっちゃ綺麗やなぁ
普段から袋に入れて保管してるんかなぁ？

昔の方が素材がいいもの割とありますよね。

お邪魔します。みなさんのお裁縫箱、色がすごくきれい。私のはだいぶ色褪せてます。四十年間、色々な国に一緒に渡り、今はNZで現役のお裁縫箱です。

カリノトウコさんと同じ世代の方からは、「私も小学生のときの裁縫セットを使ってます！」という声が多数。

コメントを見ていると、「昔のもののほうが素材がしっかりしていたのでは？」という意見もありましたが、それだけではなく、この世代の方たちには、ものを大事に使う気持ちが、自然と根づいているのかもしれませんね。

良いものを長く大切に使う姿勢を、見直すきっかけにしたいですね。

取材協力：カリノトウコ（@linoleums）さん