増え続ける推しグッズ、どうする？収納のコツをプロが伝授！

お気に入りのグッズが増えるたびに、収納に悩んでいませんか？ CDや写真集、限定アイテムなど、形もサイズもバラバラなアイテムは、気づけばあちこちに散乱しがち。そこで今回は、整理収納のプロがスッキリ片付く基本ルールを伝授します。推し活している人も、そうでない人もきっと収納の参考になるはず！

※2025/1/29 ～ 2/4、シティリビングWebでアンケートを実施。有効回答数956

 

片付け・収納のプロ

おへやアレンジメント 成島 理紗さん

一人暮らし女性専門お片付けサービス「おへやアレンジメント」代表。整理収納アドバイザー×インテリアコーディネーター。使い勝手・動線・悩みをヒアリングして部屋を生まれ変わらせる「出張お片付けサービス」を通して述べ600件以上の片付けを行う

うちわやペンライトなどは大きくてかさばるので場所に困る（M.Sさん）

どんなに便利な収納グッズを購入しても結局ダメ。なぜなんだろう（M.Tさん）

小さい物から大きな物まで、一カ所に収まらない（A.Kさん）

飾りたいけどホコリなどの掃除が大変なのがイヤ（T.Yさん）

整理整頓の仕方が分からない…。 小学校の義務教育でこういうことを教えてほしかった（W.Fさん）

グッズ収納の基本ルールを知ろう

収納とひと口にいっても、「隠す収納」「見せる収納」などさまざまな方法があります。今回は、整理収納アドバイザーの成島さんに、グッズ収納の基本ルールや、アイテム別の整理テクを聞きました。

読者アンケートでもっとも多かった3つの悩みを、プロの視点で解決！

●どのように収納すればいいか分からない
⇒収納の方向性を決める

まず、自分のグッズをしまいたいのか、飾りたいのかを明確にすること。「どのグッズを日常的に楽しみたいか？」「どれをスッキリ収納したいか？」を考えると、無駄な収納スペースを取らずに済みます。

□ グッズの種類を確認
CD・ぬいぐるみ・ポスターなど形ごとに分類

□ 自分の性格を把握
几帳面なら細かく収納、大ざっぱならざっくりボックス収納

●収納場所が足りない
⇒「すきま」を活用

収納スペースが足りないと感じるときは、クローゼットや家具のすきま、壁の空間など部屋の中の「すきま」を見直すことが大切。それでも収納が足りない場合は、以下の2ステップで考えましょう。

□ 収納を増やす
壁に棚を付けたり、重ねられるボックスを活用

□ 他の持ち物を手放す
収納スペースを確保するため、使っていない服やバッグを見直す

●時間がなくて整理が追い付かない
⇒「まとめて収納」を習慣化

ワンアクションで片付く収納を意識しましょう。時間がなくても「定位置を決める」だけでスッキリ収納！

□ よく使うものはカバンにまとめて収納
イベントグッズをセットにしておくと便利

□ ボックスに入れて本棚へ戻す
同じ場所に戻す習慣をつけると散らかりにくい

□ 重ねられる収納ボックスを活用する
使わないものは下段に収納

アイテム別！スッキリ収納テクニック

●CD・DVD

コンパクト収納を活用
100均のクリアファイルなどにCDや歌詞カード、ラベルを入れて収納

見せる収納なら壁ポケットに
壁に付けられるタイプのアクリルディスプレーを活用

●ぬいぐるみ

ホコリ防止にポーチ収納
クリアタイプのバッグやぬいぐるみ用ポーチを活用

壁面収納で省スペース化
ドアにかけるウォールポケットが便利

●ポスター・タペストリー

コンパクト収納を活用
100均のクリアファイルなどにCDや歌詞カード、ラベルを入れて収納

壁に穴を開けずに貼る工夫
ゼムクリップ＋磁石＋マスキングテープで貼る

●コラボグッズ（コースター・ステッカーなど）

収納ケースを活用
100均のコースター専用アクリルボックスや書類ケースなどで仕分け

推しごとに分類して管理
ごちゃごちゃしたグッズも探しやすい

●うちわ

スーツケースを活用
普段使わないスーツケースに収納すれば折れ防止にも

ファイルボックスに立てて収納
うちわ専用ホルダーもおすすめ

専門家おすすめ！収納グッズ3選

「収納が得意でない人でも使いやすいグッズを選ぶことが大切。"見やすく・取り出しやすく・しまいやすい"がポイントです」（成島さん）

１．簡単に取り付けられる 壁面収納棚

「壁に取り付けられる棚を使えば、省スペースで"推しコーナー"が作れます」（成島さん）

Point

限られたスペースを有効活用できる

壁を傷つけにくいタイプを選ぶ（管理会社に確認推奨）

アクスタや写真をディスプレー収納するのに最適！

２．扉付き収納棚

「飾りたいけど、来客時には隠したい…という人におすすめなのが"扉付け収納"です（成島さん）

Point

開けると「推しコーナー」、閉じるとシンプル収納に！

棚板の高さを調整できるものを選ぶと、イレギュラーサイズのグッズも収納しやすい

３．重ねられる収納ボックス

「増え続けるグッズに対応するには、"重ねて使える収納ボックス"が便利」（成島さん）

Point

収納を増やしたいときに簡単に拡張できる

推し別・アイテム別に仕分けしやすい

忙しくてもこれだけは実践したい！ プロおすすめの簡単収納術

食品保存用袋で小物整理

□ キーホルダーや小物類を食品保存用袋で仕分ける
□ 推し別にラベリングして管理
□ そのまま収納ボックスに立てて収納すると、取り出しやすくスッキリ

玄関ドアや壁面を活用

□ マグネット式のフックやボックスを使って「ちょい置き推しコーナー」を作る
□ ウォールポケットを活用して、ポストカードやチケットをディスプレー収納

形ごとにまとめる

□ ペンライトやアクスタは縦長のケースにまとめる
□ ポストカードやブロマイドはファイル収納にする
□ キーホルダーや缶バッジは小分けケースに入れる