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27歳・女優夏帆さんに聞く「素敵な30代を迎えるために今やりたいこと」

  • 2018.10.31
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自分の知らなかった世界を見せてくれる男性に女性は心惹かれることがあるのではないだろうか?そんな思いを秘めながらも、昭和の妻として生きる絹子を好演していた女優の夏帆さんに、TRILLが独占インタビュー。現在27歳の女性として、20代の今よりも30代が楽しみと語るその心境とは?

自分が知らない世界を見せてくれた嘉雄に惹かれる絹子の気持ちはすごくわかる

ーー夏帆さんが演じた絹子はとても昭和らしい女性だなと思いました。道ならぬ恋に堕ちた絹子と嘉雄の恋愛を演じるにあたって意識したことはありましたか?

「時代性もあると思いますが、絹子は嘉雄(東出昌大)さんが初恋だと思って演じました。多分夫とはお見合いで結婚して、初めて自分から好きになった人が嘉雄さんだった。でも自分はたまたま結婚していて、秘密にしなきゃいけない恋だったんだと思うんです」

ーー監督とは演技の面でどのようなお話をされましたか?

「絹子が嘉雄さんのどこに惹かれていったのか話したんですが、絹子は嘉雄さんと出会うまで本の世界を知らなかったんですよね。今まで本を読まない人生を送ってきて、嘉雄さんと出会うことにより、本の魅力を知った。そして今まで自分の知らなかった世界を見せてくれた人が嘉雄さんだったんだと思います」

ーー嘉雄によって本の世界を知ったことにより、絹子の世界も広がっていったから。

「そうですね。多分、嘉雄さんは今までの自分の生活圏にはいないような人だったんだと思います。身分の違いもあって、絶対に出会わない人と出会ってしまった。嘉雄さんと出会うまで絹子は狭い世界で生きてきたんだと思います」

ーー夏帆さんご自身は嘉雄さんのような男性はどう思われましたか?

「私もあまり出会ったことがないタイプです(笑)。でも自分の知らない世界を教えてくれて、自分の知らなかった世界の扉を開いてくれる。そういう存在に惹かれる気持ちはすごくわかります」

TRILL×KAHO

仕事を始めてからいろんな人や作品に出会ってこの仕事が好きと思うようになった

ーー夏帆さんの女優としての生き方についてもお聞きしたいのですが、スカウトされて女優になったそうですが、お仕事を始めた頃から女優としてやっていこうという気持ちはありましたか?

「始めた頃はこの世界のこともよく知らなくて、自分がまさかこの世界に入るなんて考えてもみないことでした。だから当時はそこまで将来のことやこの仕事をずっとやっていくんだって強い意志みたいなものは持っていなくて、ただ何となく誘われるがままに仕事を始めた感じでした」

ーー女優としてやっていきたいと思ったきっかけや分岐点はありました?

「この作品でとか、この人と出会ったからこの仕事をずっと続けていこうと思ったとか、そういう明確なターニングポイントはないんです。それこそ仕事を始めた当初は、この世界のことをそこまで知らなかったので、映画もあまり見ていませんでした。だから仕事をしながら自分のやりたいことや、自分の好きなものをどんどん考えるようになりました。仕事を始めてから、いろんなものに触れて、私はこの仕事が好きだなって思うようになりましたね」

やりたいことや自分の好きなことを忠実にやっていくのが自分らしさに繋がる

何かに迷ったときは、やりたいと思う気持ちが大事

ーーでは自分らしく生きるためのルールみたいなものはありますか?

「あまり意識したことはないかも知れないです。何が私らしいんだろうとか、少し前はそんなことを思っていたんですけど……。多分やりたいことや自分の好きなことを忠実にやっていくというのが、いちばん自分らしいのかなって思います」

ーー今は自分らしさみたいなことはあまり意識していない?

「仕事をしていく上で何が自分らしいのかっていうのはすごく考えます。でもそこにとらわれすぎると、幅が狭くなってしまうのかなって思ったりして。自分らしさって何だろうって考えると、私にはまだまだよくわからないですね」

ーー何かに迷ったときの選択基準みたいなものはあります?

「私はすぐにいろんなものに影響を受けるので、ひとつの作品に入ったら、その作品に影響を受けたりして、その都度考え方が変わるんです。だからその中で、何を基準として選択していくか考えると、すごく迷ってしまいます。ただ仕事だったら、いちばんは好きなものというか、やりたいと思う気持ちなのかなって。その気持ちはすごく大事だと思うんですけど、それだけだとすごく偏ってしまうんじゃないかと考えたりもして。何が正しいのかまだまだわからないです」

ーー迷ったときは身近な人にアドバイスを受けたりしますか?

「客観的な意見は聞きますね。私は客観的に物事を考えるのが苦手みたいで(笑)。先を見据えて考えることも苦手で、今のテンションがこうだからこれがやりたいって感じになってしまうので、もう少し広い範囲で物事を見られるようにならなきゃって思います。映画でも本でも洋服でも、わりと自分が好きなものは決まっているので、だからこそ偏ってしまうんじゃないかって考えるんです。なのでもう少し柔軟でいることが私の目標です」

ーー頑固ですか?(笑)

「ものすごく頑固なのに優柔不断です(笑)。本当は決まっているのに、それでいいのかなって常に自分を疑っているようなところもあります。それはお芝居していてもそう。これでいいのかなっていつも思っています」

次のステージに行けるように積み重ねていきたい

素敵な30代を迎えるために今何でもやる。女優は経験が糧になる仕事だから

ーー20代、30代の女性がメイン読者層なんですが、「30歳までには結婚するべき」、「女性は家庭を守るべき」というような、社会的な理想論みたいなものを気にする方も多いようです。夏帆さんは「女優とはこうあるべき」と考えたりしますか?

「自分の年齢は考えることがあります。今私は27なんですけど、もう27か……と思って」

ーー27歳だから今後どうするか考えなきゃとか?

「そうですね。先のことも見据えてやっていかなきゃって焦ったりします」

ーーそれはお仕事のことで?

「基本的に仕事のことですね。でも年齢を重ねていくことによって、できる役も増えるので、もう少し年を重ねたら役柄の幅も広がるのかなって思ったりもします。今は母親役もやるけど、まだ早い。でももう学生じゃないしって、微妙な年齢の狭間にいて。そういう意味では早く20代が終わって、30にならないかなって思うときもあります」

ーー20歳で成人はするけれど、30歳を超えてからやっと本当の意味で大人になるのかなって思ったりすることもあります。

「私の周りにいる30代の人がみんな楽しそうなので、いいなって思います。私もちゃんと次のステージに行けるように積み重ねていかないとなって。そのためには多分、今何でもやったほうがいいのかなって気がします。いろんなものを見ておいたほうが、ある程度経験値が増えるのかなって。プライベートでも仕事でも、経験が糧になる仕事ですから」

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Movie Director:Yohei Takahashi (f-me)
Writing:Yuko Sakuma
Edit:TRILL編集部