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“収入ゼロから予約3ヶ月待ち”の人気ヨガクリエイターayaに変身したワケとは

  • 2018.10.1
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ヨガクリエイターとして世界中で活躍しているayaさん。ヨガを教える側になったきっかけや日常のマイルールなど、自分らしく生きることについてお話をお聞きしました。また日常に取り入れられる瞑想の仕方も教えていただいたのでチェックしてみて。

不必要なものを排除していったら、すごく大事なものが残った

ーーヨガクリエイターとして活躍されていますが、ヨガを教える側になろうと思ったのはどうしてですか?

「大学を卒業して普通のOL時代もあったんです。当時は習い事としてヨガをずっとやっていて、友達に『そんなに好きなら仕事にしてみれば?』と言われたのがきっかけでしたね。でもインストラクターになって1年くらいは仕事がなくて。まずオーディションで落とされました。理由はヨガの教え方どうこうではなく見た目。金髪の人はちょっと……みたいな(笑)。それでもこのままを突き通して、試用期間でダメなら身を引きますのでお願いしますと、最初は頭を下げてお願いしました」

ーー仕事がなくても心が折れなかった力はどこから出て来たんでしょうか。

「誰かと比べることをしなかったからですかね。自分のやりたいことをまずやりたい。仕事をして稼ぎたいというよりは、自分のやりたいことをやって、それが仕事にできたらいいかなという感覚でした。ダメだったら普通の仕事に戻ればいいやって。別に生きていく道はひとつじゃないし、今はヨガを選択しているけれど、もし自分は『これはもういいや』って思ったら、また趣味でやればいいと思っていました。ヨガがなくなるわけではないから」

ーーヨガを教える側になって変わったことはありますか?

「もともとアパレル系で働いていたので、きれいに着飾るのも仕事だったんですよね。当時は何をやったら自分はきれいに見えるのか、よく見られるのかって、必要なものを追い求めていました。でもヨガを仕事としてやるようになって、不必要なものを排除していったら、すごく大事なものが残ったーーそんな感じです」

ーー必要のないものはどんどん自分から落としていったほうが素敵な自分になれるのかも知れないですね。

「大人になるといろんなものを重ねて重ねて、逆に悪循環になることもあると思うんです。そこで一度重ねることをストップして、いらないものをちょっと排除してみる。そうすると自分の本当に素敵なところが残って、輝けるんじゃないかと思います」

きれいを楽しむことも大切

ヨガはライフスタイルのひとつ。女性はきれいを楽しむことも大事

ーー日常生活のマイルールを教えてください。

「基本は必要がなければ座らない。仕事の打ち合わせとか、座らなければおかしい場面ではもちろん座りますが、家では座らないです。トイレでもかかとは浮いてますからね(笑)」

ーーではメンタル面でのルールはあります?

「毒はお風呂の中で吐く(笑)。水はすべてを浄化して流してくれるので。日々いいことばかりじゃないですよね。何かイヤだなって思うことがあったら、お風呂の中でちょっとブツブツ言って、そのままシャワーで流すようにしています」

ーースポーツをストイックにやると、おしゃれから遠ざかってしまうのかなってイメージもありますが、ayaさんは髪もネイルもとても素敵ですね。

「ヨガだけが生きるすべてではないので。ヨガはライフスタイルのひとつです。せっかく女の子として生まれて、きれいになれる可能性があるなら楽しむこともすごく大事だと私は思います。体をフィットさせたいからって、私は食べないことを推奨しないし、食べながらきれいになって、さらに動いてよりきれいになりましょうって伝えたい。お化粧することできれいになるならすればいいし、ネイルをすることでハッピーになるならして欲しい。自分がハッピーになる選択をすることがきれいに繋がる。私自身もそういう感じで毎日を送っています」

ーー今も金髪を貫いていらっしゃいますが、金髪にポリシーみたいなものをお持ちですか?

「これは言うのが恥ずかしいんですけど、若い頃からずっとバービーちゃんに憧れていたんです(笑)。バービーちゃんになりたくてなりたくて。とりあえず見た目から、ということで金髪にして体を絞り、今はトレードマークになりました」

心配ごとも前向きに考える

性格が底抜けに明るいのが自分らしさ。心配があっても前向きに考える

ーーayaさんにとって自分らしさとはどんなものだと思いますか?

「とにかく性格が底抜けに明るいところですかね。自分でも不思議なくらいマイナスなことを考えることがまずない。もちろん私もパーフェクトな人間ではないので、日々心配することはあります。だけど何か心配があったとしてもそれをマイナスに捉えるんじゃなくて、それをどうしたらいいかなって、常に前向きに考えているというか。振り返ることはあっても後悔することはないですね。そして自分の発する言葉でマインドコントロールするじゃないですけど、そうありたいなって思う人物像を話すこともあります。例えば『ayaちゃんってどういう人ですか?』って聞かれたら、マイナスよりは明るいイメージで話すようにしています」

ーーこうありたい理想像ってどんな人ですか?

「やはり周りの人にも優しくできる心の余裕を持っていたいですね」

ーーこうしたら余裕ができるというメソッドはありますか?

「自分がいいなとか幸せだなと思うものを人と共有する。わかりやすく言えば、自分がおいしいと思っているチョコレートがあったら、自分で全部食べるんじゃなくて、相手に『食べる?』って聞くとか。それで相手が『うわぁ、ayaちゃん、ありがとう!』って言ったら、私ちょっと良い人でいられたかもって思えますよね(笑)」

日常に瞑想を取り入れて、自分の時間を持って受け止める

ーー意外にも昔は太っていた時期もあったとバラエティー番組で見ました。

「留学して食生活が変わって、一気にお腹にボンッとお肉が付いてしまって。それが自分の心のストレスになっていたことは間違いないですね。そして事故で怪我をしたときに、人から勧められてヨガを始めたんですが、ヨガをやったらみるみる痩せました(笑)」

ーーヨガをしている方の身体がきれいなことはわかるんですが、身体が硬くて始めるのを躊躇してしまう方もいるのかなって気がします。

「人間の身体は放っておいたら退化するだけ。赤ちゃんのときから身体が硬い人なんていないんです。生活習慣などが原因で硬くなっているので、身体が硬い人こそヨガを初めて欲しいと思います。できることからで全然いい。動くだけがヨガではないから。目を閉じて心を落ち着かせる瞑想的なものもありますし、呼吸法も身体のためになるので、始められることからやって欲しいと思います」

ーーayaさんも日常に瞑想を取り入れていらっしゃるんですか?

「私の瞑想法は変わっていて、家に帰ったらすぐ目を閉じて、そのまま呼吸をします。そうすると交感神経が副交感神経に切り替わってリラックスできるんです。目を閉じて邪念が入ってもそれはそれでいいんです。今日は集中できていない日なんだな、そういう日もあるよねって受け入れることが大事なんです」

ーー「今日はこんな失敗をした。明日は気をつけなきゃ」って反省もしなくていいんですね。

「まずは受け止める。『事』というのは良い悪いではなく、必ず動くんです。なので動かない時間を作る。明日はこうしようと思ったって、明日になれば私たちが望まなくても『事』は動くので。始まってもいないことを深く考えすぎないということもストレスを与えない大きなポイントかも知れないですね」

人生はまあまあ長い! 考えすぎず笑顔になれるチョイスをして

ーー最後に読者にハッピーになるためのアドバイスをお願いします。

「最近、人生はまあまあ長いんですよ。女の人なら80どころか90まで生きてしまうから。そんな人生の中で30って言ったら、まだ60年もある(笑)! そう思うと、そんなに深刻に考えなくても大丈夫。そして幸せはハッピーな人のそばに寄ってくるんですよね。だから考えてもどうにもならないことはまずおいておく。自分を高めるために笑顔になれることをチョイスする。そうすれば良い出会いを呼んでハッピーになれるはずです」

WANDRLUST108 インフォメーション

▶Wanderlust 108 Fukuoka 公式サイト
▶Wanderlust 108 Nagoya 公式サイト

ayaさんプロフィール

▶ヨガクリエイター aya 公式サイト

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Movie Director:Yohei Takahashi (f-me)
Writing:Yuko Sakuma
Edit:Natsuko Hashimoto(TRILL編集部)

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