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33㎡にウォークインクローゼットも! H&MのPR、ヤコブ・ハンソンが暮らすスウェーデンの家

  • 2026.11.5
PATRIC JOHANSSON

自分を表現する手段として、インテリアとファッションは地続きにある。H&Mで働くヤコブ・ハンソンの住まいでは、吟味されたアイテムと鮮やかな赤が、空間に個性を添えている。『エル・デコ』2026年10月号より。




PATRIC JOHANSSON

スウェーデンの首都ストックホルムのホルンストゥル地区に、33㎡の小さな住まいがある。ワンルームだった空間を、ヤコブ・ハンソンは寝室、リビング、ウォークインクローゼットを備えた小さな2部屋へと自らの手でつくり変えた。「解決策を見つけ出し、形にするプロセスにワクワクするんだ」と彼は振り返る。

<写真>限られた空間の中で花が日常に色を添える出窓スペース。透き通るような白のペンダントライトは「フロス」の“ヴィスコンテア”をセレクトした。

PATRIC JOHANSSON

ワードローブをつくるように自分の空間を表現する

一歩踏み入ると、色の一貫性が静かに目に入ってくる。欧州には「一貫したテーマや軸」を意味する「赤い糸」という表現があるが、ハンソンの住まいでは比喩にとどまらない。アートや家具、照明などに取り入れられた〝赤〞が、文字どおり空間をつなぐ一本の糸となっている。

<写真>出窓スペースには、「フリッツ・ハンセン」の名作テーブル“スーパーエリプス”を配置。チェアはアルネ・ヤコブセンの“グランプリチェア”。

PATRIC JOHANSSON

限られた空間で、生かすものと変えるものを明確に分けた。その審美眼は、ファッションの世界で研ぎ澄まされたものだ。H&Mで働く彼にとって、色と素材の選択は職業的なまなざしであると同時に、個人の表現でもある。

<写真>ソファ“ブランカ”は「スリーポ」のもの。「フォギア」のアームチェア“ボッロ”はアンドレアス・エンゲスヴィックによるデザイン。

PATRIC JOHANSSON

「ファッションには昔から強い関心がありました。私にとってはクリエイティビティを通して自分を表現する手段でもあるんです」

<写真>既存の板張り床を残したリビング兼キッチンエリア。キッチンはステンレス製を新たに購入した。コーヒーメーカーは「アールケ」、アート作品は「ウォール・オブ・アート」のもの。

PATRIC JOHANSSON

室内のカラーパレットやディテールは、トレンドや見た目よりも感覚を重視する家主のワードローブをほうふつとさせるものばかり。「衝動買いではなく、吟味されたワードローブを心がけている」とハンソン。彼にとって、服と住まいは、同じ一本の赤い糸でつながっている。

<写真>小さなベッドルームは、突き板の壁で配管を隠している。

PATRIC JOHANSSON

H&M PR
Jacob Hansson(ヤコブ・ハンソン)

エーレブルー郊外の農場で育ち、学生寮で過ごした後、住まいの拠点をストックホルムのホルンストゥルにある現在のワンルームへと移した。H&MでPRを担当し、イベントの企画や著名人のスタイリングを手掛けている。

Photo:PATRIC JOHANSSON

Original Text:CECILIA VON MENTZER

Styling:MYRICA BERGQVIST

Text:ASAKI ABUMI

Hearst Owned

『エル・デコ』2026年10月号

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