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「虫なんてどこにでもいるじゃない」ベランダの空き缶を片付けない隣人。だが、清掃業者さんが指摘した問題

  • 2026.11.2

隣のベランダからやってくる虫

以前住んでいたマンションで、隣の部屋の住人がベランダにお酒の空き缶をためこんでいました。

ゴミの日に出すのが面倒なのか、空き缶の入った袋がいくつも積まれ、とうとう手すりの高さにまで達していました。

そのうち、私のベランダでも虫を見かけるようになりました。

特に隣との仕切り板の近くにいることが多く、洗濯物を干すのも嫌になってしまいました。

管理人さんに相談すると、掲示板に注意の貼り紙が出されました。

しかし、隣の空き缶が片付けられる様子はありません。

ある日の昼、廊下で隣の住人と顔を合わせたので、思い切って声をかけました。

「すみません。ベランダの空き缶なんですけど、片付けていただけませんか」

「え、なんで?」

「最近、うちのベランダにも虫が来るようになって……。ちょっと困っているんです」

すると隣の住人は、面倒そうにため息をつきました。

「ベランダに何を置こうが、うちの勝手でしょ」

「でも、虫が出ているので…」

「虫なんてどこにでもいるじゃない。うちのせいって決めつけないでよ」

そう言われると、それ以上は何も言えませんでした。

隣の住人はそのまま部屋に入り、ドアを閉めてしまいました。

確かに、虫の発生源を自分で確かめたわけではありません。

それでも、あれだけの空き缶を置いたままでいいとは思えず、納得できない気持ちが残りました。

排水管清掃の日、業者さんが指摘したこと

しばらくして、マンションの排水管清掃の日が来ました。

その日は各部屋の排水口に加え、ベランダの排水口も確認することになっていました。

私の部屋の作業が終わり、ベランダで洗濯物を干していると、仕切り板の向こうから話し声が聞こえてきました。

「この袋なんですが、ちょっと気になることがありまして」

業者さんの声でした。

「袋ですか?排水口だけ見てもらえればいいんですけど」

隣の住人は、少し面倒そうな口調です。

「それが、空き缶の中から虫が出てきているんですよ」

「えっ、虫?」

「はい。排水口の周りにもいますね。これだと、お隣のベランダにも行ってしまうかもしれません」

「ああ……そうなんですか」

「それと、ベランダは火事のときに避難経路にもなるので、あまり物をためないほうがいいですよ」

「……わかりました」

「この状況は、管理会社にも伝えておきますね」

「はい…」

隣の住人の声は、すっかり小さくなっていました。

あれほど「うちの勝手」と言っていた人が、業者さんから虫や避難経路の問題を指摘されると、素直に返事をしていたのです。

私は仕切り板のこちら側で、思わず洗濯物を干す手を止めていました。

その週のうちに、隣のベランダに積まれていた空き缶の袋は、すっかりなくなっていました。

それからは、私のベランダでも虫を見かけなくなりました。

晴れた日の昼、久しぶりにベランダいっぱいに洗濯物を干しながら、ようやく安心して過ごせるようになったことに、ほっとしたのでした。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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