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63歳ひとり暮らし、預貯金が減り始めて気づいた「残高チェックだけでは家計は守れない」

  • 2026.11.1

63歳ひとり暮らし、預貯金が減り始めて気づいた「残高チェックだけでは家計は守れない」

年金だけでは暮らせそうにない……それなら毎月10万円の収入を生み出す仕組みをつくる! そして住み慣れた大阪を離れ、自然豊かな黒部へ移住。60代ひとり暮らしの中道あんさんは、自分らしい暮らしを楽しみながら、新しいことに挑戦中です。今回のテーマは、預貯金が減り始めて気づいたこと。

秋になり、予期しないトラブルが重なって……

いよいよ、2026年も残すところあと2か月になりました。ひとり暮らしをはじめて約2年。わずか1年半で、大阪を離れて黒部に移住。ちょうど5か月目に入ったところです。

1年が終わりに近づいたころ、来年の予定を立て始めます。今から考えておかないと、来年になってから考えていたのでは「遅い」と思っています。それは、仕事のことだけでなく、お金のことだってそうです。そんなことを考え始めたとき、ふと気になったのが、今年の預貯金の減り方でした。

私の場合、ここ6、7年は月末にExcelチェックだけで資産管理をしていました。 残高が増えていれば「よし、OK!」という簡単なものです。お金の流れというよりも、増やすことに注意を払っていました。

ところが、今年は、現金が緩やかに減り始めたのです。

今年は、「旅に出よう」と決めていました。なので積極的に旅に出かけていたのですが、これまでのように「ポイ活」が上手くいかないことが裏目にでました。ウィーン旅行ではホテル代を自腹で支払うことになり旅行費用が嵩みました。そして、ひょんなことから黒部に移住。敷金・礼金、引越し費用、家具の購入などでまとまったお金を使いました。夏には、娘がめでたく結婚し、そのお祝いにお金を包みました。これらは、だいたい予想の範囲内で、使ったことに後悔はありません。

ところが、秋になり予期しないトラブルが重なりました。所有している賃貸物件の1つで、借主さんが黙って家を出ていってしまったのです。電話をかけても出てはくれません。それだけならまだしも、浴槽の底が大きく割れて抜けていたのです。「何をどうしたら、こんな状態になるのか」想像すらできません。これには、ほんとにびっくりしました。 家を修理しなければ、売ることもできないし、貸すこともできない。つまり不動産ではなく、負動産が1つ増えた気分です。

そして追い討ちをかけるように、 9歳になる愛犬が「前十字靱帯部分断裂」というケガをしてしまいました。これは、薬では根本的に治すことはできず、全身麻酔が必要な大掛かりな手術で治すしか方法がありません。 そのタイミングがいつになるのかは、まだ決まっていませんが、手術費用は40万円以上とのこと。費用の話になると、獣医さんの声が1トーン沈んだので、私もつられて、「そんなにかかるですねぇ」と声まで萎んでいきました。

私にちょうどいい生活費を探しているところです

実は、現金が減り始めたことが気になって、8月から家計簿をつけ始めていました。
そこへ、無断退去と浴槽破損、愛犬のケガ。まとまった現金が必要になる可能性に直面して、家計管理の必要性をいっそう痛感したのです。

残高を見るだけでは、お金の管理はできない。何に使ったか、何に備えるべきかが分からないということに気づいたんです。

振り返ると、自分のお金の使い方には、はっきりとした傾向がありました。モノを買うことよりも、体験にお金を使うことが好きなのです。旅先こそ、ホテルにこだわりたい。家族や友人との食事は大事にしたい。贅沢をしたいというよりも、「思い出をつくりたい」のです。

大阪でひとり暮らしをしていた頃は、愛犬を車に乗せて出かける機会もありませんでした。黒部に移住してからは、9歳になる愛犬に、これからはドライブやドッグランを存分に楽しませてあげたいと思うようになりました。

ただし、大切な時間だからといって、際限なくお金を使っていいわけではありません。そんなことは重々承知していますが、つい財布のひもが緩んでしまうのが「思い出」なんだと思います。

3か月間、家計簿をつけてみると、自分が何にどれくらい使っているのかが見えてきました。そこで、生活費の予算を組むことにしたのです。そして、特別出費のために「現金」をプールしておくことにしたのです。いまさらながら、貯金の初歩。

そもそも、ひとり暮らしの生活費としては、サイズが大きすぎるのかもしれません。これまでは、収入を増やすことに一生懸命で、支出を小さくすることには、さほど関心がありませんでした。欲しいものがあれば買うし、やりたいことがあればやってみる。それができるように働いてきたのです。

けれど、ひとり暮らしになって2年。暮らし方も、時間の使い方も変わりました。なのに、お金の使い方だけは、家族で暮らしていた頃のままだったのかもしれません。暮らしが変われば、生活費のサイズも変えていいはずです。

だからといって、何もかも我慢する暮らしがしたいわけではありません。自分にとって必要なもの、なくても困らないものを見極めて、今の私にちょうどいい生活費を探しているところです。

固定費の見直しは、すでに完了。あとは、日々のお金の使い方を、小さなところから見直しています。

たとえば、
・コンビニには行かない。
・冷蔵庫の食材を使い切ってから買い物に行く。
・スーパーではお菓子コーナーに立ち寄らない。
・マイボトルを持ち歩く。
・野菜の自給自足率を上げる。
・電気料金の安い時間帯に家事をする。
どれも小さなことばかり。
でも、こういう小さな選択の積み重ねが、毎月の生活費をつくっているんですよね。

これからは、家族や友人との時間を楽しむためのお金と、予期せぬ出費に備えるお金を分けて考えようと思います。稼ぐ力だけでなく、備える力も育てていく。そんな2026年の反省と2027年の目標を立てたところです。


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