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12月のゆずは18〜23都府県から 高知・徳島で約9割

  • 2026.10.30

東京都中央卸売市場へゆずを出荷した都府県は、2016〜2025年のどの年も12月が1年でいちばん多く、18〜23を数えました。最も少ない月は毎年3〜6月のどこかで2〜5。ただし12月の入荷量の89.6〜93.7%は高知・徳島の2県です。市場統計の明細を月ごとに数えました。

12月に東京都中央卸売市場へゆずを出荷した都府県は、2016〜2025年の各年で18〜23。1年を月ごとに数えると、10年のどの年も、産地の数がいちばん多い月は12月でした。
反対に、いちばん少ない月は毎年3〜6月のどこかで、2〜5都府県にとどまります。冬至(2026年は12月22日)を控えた12月は、その年の1〜10月には入荷の記録がない都府県からも入ってくる月です。ただし量で見ると、12月でも89.6〜93.7%は高知・徳島の2県でした。
この記事の「産地」は、市場統計の産地の欄に出荷元として記録された都府県のことで、とれた場所とは限りません。

10年とも12月が最多 18〜23都府県から入荷

市場統計の明細には、品目ごと・月ごとに「どの都府県から何kg入ったか」が載っています。品目「ゆず」で、その月に1kgでも入荷のあった都府県を数えました(青果を扱う9市場の合計。2018年10月に築地市場から豊洲市場へ移転)。
・2016年:12月 20、最も少ないのは3月・4月・6月 5
・2017年:12月 23、最も少ないのは4月・5月・6月 4
・2018年:12月 19、最も少ないのは4月 4
・2019年:12月 22、最も少ないのは4月 4
・2020年:12月 20、最も少ないのは5月 2
・2021年:12月 20、最も少ないのは5月 4
・2022年:12月 22、最も少ないのは3月・4月 3
・2023年:12月 19、最も少ないのは5月・6月 3
・2024年:12月 18、最も少ないのは4月・5月 2
・2025年:12月 19、最も少ないのは3月 2
12月の数は、10年とも11月(15〜22)を上回り、ほかのどの月とも並んでいません。10年のあいだに1度でも記録のある産地は33都府県です。
数えたのは東京都中央卸売市場に届いた分の出荷元で、全国にあるゆずの産地の数ではありません。

1t以上の産地に絞っても12月が最多 5・6月は高知のみ

1kgでも入れば1つと数える方法では、少しだけ入った県も同じ1つになります。そこで、その月の入荷が1t(1,000kg)以上の都府県だけを数え直しました。1tという線に統計上の意味はなく、少しだけ入った都府県を外して見るための目安です。
・12月:11〜15都府県(10年とも1年で最多)
・11月:6〜10都府県
・5月と6月:10年とも高知の1県だけ
区切りを100kg以上にしても、12月が1年で最も多い形は10年とも変わりませんでした(12月は15〜20都府県)。

産地が多い12月でも 高知・徳島で89.6〜93.7%

12月は1年の入荷量のうち57.7〜69.8%が集まる月です。その12月の量を都府県別に分けると、高知と徳島の2県で9割前後を占めていました。
・2016年:90.1%(ほかの18都府県で9.9%)
・2017年:89.6%(ほかの21都府県で10.4%)
・2018年:92.4%(ほかの17都府県で7.6%)
・2019年:90.2%(ほかの20都府県で9.8%)
・2020年:93.7%(ほかの18都府県で6.3%)
・2021年:91.1%(ほかの18都府県で8.9%)
・2022年:90.6%(ほかの20都府県で9.4%)
・2023年:93.1%(ほかの17都府県で6.9%)
・2024年:91.4%(ほかの16都府県で8.6%)
・2025年:92.2%(ほかの17都府県で7.8%)
産地の数は1年でいちばん多くなる一方、ほかの都府県から入る量は合わせても1割前後です。なぜ12月に産地が広がるのかまでは、入荷の記録には表れません。

よくある質問

すだちやかぼすも、この数に入っていますか

入っていません。市場統計では、ゆず・すだち・かぼす・だいだいは同じ「その他野菜類」の中の別々の品目です。この記事で数えたのは品目「ゆず」だけです。品目「ゆず」は1つで、色や育て方で分けた品目はありません。

年の終わりが近づいてから入ってくる県はありますか

あります。同じ年の1〜10月には1度も入荷の記録がなく、12月に入荷のあった都府県(11月にも入った県を含む)は、年ごとに2〜8ありました(2025年は和歌山・埼玉・山梨・福岡・茨城)。顔ぶれは年によって入れ替わり、毎年同じ県が12月にだけ現れるわけではありません。

まとめ 12月は産地が1年でいちばん広がる月

ゆずの産地の数は、10年(2016〜2025年)のどの年も12月がいちばん多い18〜23都府県で、3〜6月には2〜5まで減ります。1t以上入った都府県だけで数えても、12月が最多という形は同じでした。
それでも12月の量の89.6〜93.7%は高知・徳島から。たくさんの県の名前が並ぶのは、量の話ではなく産地の広がりの話です。

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