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削り節の12月 東北地方は10年中2年が月平均より少ない

  • 2026.10.25

東北地方では、削り節を12月に買った回数が1〜11月の月平均を下回った年が、2016〜2025年の10年中2年ありました(二人以上の世帯)。東海地方は10年とも、12月が1〜11月の月平均より11.5回以上多くなっています。10地方で10年平均が最大の東海地方と最小の東北地方を比べ、次点の四国・九州地方も開示しました。

東北地方では、削り節を12月に買った回数が1〜11月の月平均を下回った年が、2016〜2025年の10年中2年(2019年・2025年)ありました(二人以上の世帯・100世帯あたり)。上回った年も6.3回までで、4年は1回に届きません(0.4〜0.7回)。
東海地方は反対に、12月の回数が10年とも1〜11月の月平均より11.5回以上多く、最も多い年は25.5回でした。2地方は、12月と1〜11月の月平均の差(以下「12月の差」)の10年平均が、10地方で最も大きい東海地方(18.2回)と最も小さい東北地方(1.7回)です。

全国の12月は100世帯あたり30〜37回 1〜11月の月平均との差は5.8〜11.5回

全国(二人以上の世帯)の値から先に見ておきます。総務省の家計調査(月次・第4-1表)にある100世帯あたりの購入回数を使い、12月の回数から同じ年の1〜11月の月平均を引いた差を、全国・地方・市ごとに出しました。
・2018年:12月37回・1〜11月の月平均25.5回(差11.5回)
・2019年:12月36回・1〜11月の月平均25.9回(差10.1回)
・2020年:12月36回・1〜11月の月平均26.7回(差9.3回)
・2021年:12月35回・1〜11月の月平均25.4回(差9.6回)
・2022年:12月31回・1〜11月の月平均25.0回(差6.0回)
・2023年:12月33回・1〜11月の月平均23.6回(差9.4回)
・2024年:12月33回・1〜11月の月平均23.9回(差9.1回)
・2025年:12月30回・1〜11月の月平均24.2回(差5.8回)
8年とも、12月は12か月で回数が最も多い月でした。差が最も大きいのは2018年の11.5回、最も小さいのは2025年の5.8回です。2016年・2017年は全国の値が表に無く、人口5万以上の市の値で2016年9.4回・2017年9.3回でした。
家計調査の「かつお節・削り節」は、「主として、だし汁をとるのに用いる魚肉のくん乾品。」と定められた品目です。例には「かつおパック」「上花」「花かつお」「いわし・さば・むろあじ・まぐろの削り節」が挙げられています。「なまり節」「さば節(生ぶし)」は別の品目(他の魚介加工品のその他)で、顆粒などの「かつおだし」は「風味調味料」に入ります。2026年の値は8月分までなので使っていません。

東海地方は10年とも11.5回以上 東北地方は10年中2年が12月のほうが少ない

東北地方(二人以上の世帯)の12月の差を、1年ずつ並べました(100世帯あたり。2016・2017年分は同じ第4-1表の地方別の表の値)。
・2016年:2.8回
・2017年:0.4回
・2018年:6.3回
・2019年:−2.0回
・2020年:0.7回
・2021年:0.5回
・2022年:5.0回
・2023年:0.5回
・2024年:5.9回
・2025年:−2.8回
2019年・2025年はマイナスで、12月の回数が1〜11月の月平均より少ない年です。東海地方は同じ10年に11.5〜25.5回で、東北地方の最も大きい年(6.3回)を、東海地方の最も小さい年が上回っています。
10地方を10年平均の大きい順に並べると、次のとおりです。
・東海地方:11.5〜25.5回(10年平均18.2回)
・近畿地方:9.5〜20.7回(10年平均13.9回)
・沖縄地方:−5.5〜30.5回(10年平均11.7回)、2025年は12月のほうが少ない
・中国地方:5.1〜17.3回(10年平均11.6回)
・北海道地方:5.7〜19.7回(10年平均9.9回)
・北陸地方:2.3〜15.7回(10年平均6.9回)
・関東地方:3.8〜10.2回(10年平均6.2回)
・九州地方:1.2〜6.8回(10年平均3.8回)
・四国地方:−4.3〜9.9回(10年平均2.9回)、2023年は12月のほうが少ない・2025年は同じ回数
・東北地方:−2.8〜6.3回(10年平均1.7回)、2019年・2025年は12月のほうが少ない
東北地方の次に小さいのは四国地方(2.9回)と九州地方(3.8回)です。四国地方は2023年がマイナスでしたが、2022年には9.9回で、同じ年の近畿地方(9.5回)を上回りました。九州地方は10年ともプラスで、1.2〜6.8回です。沖縄地方は年ごとの開きが大きく、−5.5〜30.5回でした。

東北地方の6市は8年平均0.4〜3.3回 東海・近畿地方の12市は9.2回以上

市ごとでも、東北地方の6市(二人以上の世帯)は12月の差が小さく、2018〜2025年の8年平均で0.4〜3.3回でした(青森市1.7回・盛岡市3.3回・仙台市0.4回・秋田市0.7回・山形市2.3回・福島市1.6回)。
東海・近畿地方の12市は、最も小さい堺市でも9.2回です。2017年を足した9年平均でも、東北地方の6市(最も大きい盛岡市3.6回)は、東海・近畿地方の12市(最も小さい堺市10.2回)を下回りました。52市(都道府県庁所在市と政令指定都市)のうち、8年平均で12月のほうが少ないのは山口市・大分市です(山口市−2.1回・大分市−1.0回)。
都市階級では、大都市が10年とも8.7〜12.6回、人口5万人未満の市と町村(小都市B・町村)は−3.6〜11.0回でした。
なお、市ごとの1年の額の順位は、総務省統計局の品目別ランキングですでに公表されています(2023〜2025年平均)。かつお節・削り節の1位は那覇市の2,033円、2位は高知市の1,346円です(全国859円)。このランキングは1年の額で、月ごとの値は載っていません。

よくある質問

ふだんよく買う地方ほど、12月に増えますか

そうとは限りません(二人以上の世帯・2016〜2025年)。1〜11月の月平均の回数は、東北地方が100世帯あたり22.1〜26.3回、東海地方が24.9〜28.8回で、四国地方(27.5〜32.5回)は10年中9年で東海地方より多い回数でした。それでも四国地方の12月の差は、10年平均で2.9回です。

削り節を買う回数が1年で最も少ない月はいつですか

最も少ないのは1月で、2018〜2025年の8年とも同じでした(全国・二人以上の世帯)。そのうち2018年・2019年・2022年・2023年・2024年・2025年の6年は2月も同じ回数でした。1月の回数は100世帯あたり19〜23回でした。

まとめ 東北地方は12月に増えない年も 東海地方は10年とも増加

東北地方では、削り節を12月に買った回数が1〜11月の月平均を下回った年が10年中2年あり、上回った年も6.3回まででした(二人以上の世帯・100世帯あたり、2016〜2025年)。東海地方は10年とも11.5回以上多くなっています。市ごとでは、東北地方の6市が8年平均0.4〜3.3回で、東海・近畿地方の12市(9.2回以上)を下回っています。
次点の四国地方には12月のほうが少ない年(2023年)と近畿地方を上回る年(2022年)の両方があり、九州地方は10年とも1.2〜6.8回のプラスでした。

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