1. トップ
  2. 寿司のネタが落ちる、バーガーの具が逃げる…食べるのが下手すぎる「ご自愛モンスター」の愛おしい日常【書評】

寿司のネタが落ちる、バーガーの具が逃げる…食べるのが下手すぎる「ご自愛モンスター」の愛おしい日常【書評】

  • 2026.10.24

【漫画】本編を読む

「私ってダメだな……」そんな真面目で頑張り屋さんだからこそ疲れてしまう人の心に、ゆるやかな優しさを届けるのが、ご自愛モンスター・ポポカが登場する『ぽかぽかポポカ』(ふるえるとり/スターツ出版)です。ぬいぐるみのようなかわいい見た目でゆるく生きるポポカ。努力しきれない自分、至らない自分に反省しまくるけど、切り替えも早い。特におやつがあれば早い! そんなポポカの姿を見ると、「ちょっとダメな自分だって大丈夫!」とそのままの自分を愛したい気持ちになってくるはず。

食べるのが大好きなポポカですが、食べるのが得意ではありません。お寿司は口を開けて手元に運んでいる最中にネタが滑り落ち、ハンバーガーは噛んだ瞬間、中身の具がお皿へ逆戻り……。ピザも噛んで引っ張っている途中で上にのっていたはずの具材がどこかへ行ってしまいます。同様に水もジュースもこぼしまくるポポカ。どの瞬間も幸せそうな笑顔でいるところが、かわいそう×かわいいでたまりません。

このエピソードだけでなく、くるくると変わるポポカの表情は本作全体の魅力。幸せそうな時は目尻が垂れ下がり、辛い時は目をギュッと閉じて涙する。さらに辛い時は顔からも汗が……! たまに目を開くと現れる、意外ときゅるきゅるしていないジト目もクセになってきます。

「ホッ」というエピソードでは、今日が低気圧だとわかると、「やる気が出ないのは低気圧だからか!」とばかりに明らかな幸せオーラと微笑みを繰り出すポポカ。「そう、きっと低気圧のせいだよ……!」と全力で甘やかしてあげたくなります。

文=原智香

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ