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グラつくキッチンばさみ 自分でネジを締めるのは破損リスクがあり厳禁

  • 2026.10.24

肉や野菜、食品の袋などを切る時に便利なキッチンばさみ。長く使っているうちに、刃がグラつくことがありますが、自分でネジを締め直してもよいのでしょうか。

キッチンばさみのグラつきが起こる原因や、安全に使い続けるためのポイントについて、各種はさみを製造する株式会社金鹿工具製作所(以下、金鹿工具製作所)に話を聞きました。

キッチンばさみの刃がグラグラする原因は?

キッチンばさみの刃がグラグラする場合、刃をつないでいるネジ部分の隙間が広がっている可能性があります。主な原因は次の通りです。

・硬いものを切るなど、無理な切断によって接合部分に負荷がかかった。

・手首をひねるように切り、刃に負荷がかかって変形した。

・長年使い続けたことで、刃や接合部分が少しずつ摩耗した。

※写真はイメージ

ネジを締めれば使い続けてもよい?

刃がグラグラしていると「ネジを締め直せば使えるのでは」と思うかもしれません。

取扱説明書にネジを調整できる旨の記載がない場合は、自分で締め直すのは避けたほうがよいでしょう。

キッチンばさみのネジは、一般的な右ネジとは限らず、左ネジなど特殊な構造になっている場合があります。

構造を知らずに無理に回すと、ネジを破損させてしまうこともあるそうです。

また、ネジを固定するための部品であるナットを使った構造では、ネジを締めたつもりでも反対側のナットがゆるんでしまい、部品を紛失する可能性もあります。

※写真はイメージ

刃の状態は『開閉の滑らかさ』で確認しよう

刃こぼれやさび、刃のずれなどは、はさみを開閉した時の感触で確認しましょう。

新品と同じように滑らかに動くかどうかが、状態を見極める1つの目安です。

キッチンばさみは材質上、包丁に比べて刃こぼれしにくく、さびも生じにくい傾向があります。

ただし、鉄製のはさみは、さびることで切れ味が落ちやすいため、使用後の手入れが必要です。

「以前より開閉しにくい」「引っかかる」「刃がうまく合わない」と感じたら、無理に使い続けないようにしましょう。

※写真はイメージ

切れなくなったらメーカーに相談を

切れ味が落ちたり、開閉しにくくなったりした場合は、研ぎ直しや修理、買い替えを検討してください。

ただし、はさみは単純に刃を研げば切れ味が戻るとは限りません。

専門的な刃研ぎに加えて、左右の刃が適切にかみ合うよう調整する『刃合わせ』が必要になります。

そのため、研ぎ直しを依頼する場合は、製造メーカーや販売代理店に相談するのがおすすめです。

一度刃の形が変わってしまうと、その後メーカーに修理を依頼しても、元の切れ味に戻せない場合があります。

切れ味や開閉状態に異常を感じた時は、自分で手を加えず、早めにメーカーへ相談するとよいでしょう。

なお、金鹿工具製作所では、同社のキッチンばさみについて、研ぎ直しや修理の相談を受けつけています。

※写真はイメージ

キッチンばさみを長く使うために気をつけたいこと

刃のグラつきやさびを防ぐには、日頃の使い方も大切です。次のような点に注意しましょう。

・硬いものを無理に切らない。

・手首をひねるように切らない。

・用途以外のものを切らない。

・洗った後は汚れや水分をしっかり拭き取る。

・湿気の多い場所で保管しない。

また、製品によっては食器洗浄機で使えない場合があります。

対応していない製品を食器洗浄機で洗うと、刃や接合部分の劣化につながる可能性があるため、取扱説明書に記載された方法で手入れをしてください。

※写真はイメージ

正しく手入れしてキッチンばさみを長く使おう

キッチンばさみは、無理な使い方を避け、使用後の手入れをきちんと行うことが大切です。

異常を感じた時は自己流で調整せず、メーカーに相談しながら長く安全に使いましょう。

[文・構成・取材/ブリジア]

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