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【漫画】「嫁の煮しめは鍋ごと捨てたわ」朝5時から炊き直したと手柄を独り占めする義母。取り箸の先を見て顔が真っ赤に

  • 2026.10.24
【漫画】「嫁の煮しめは鍋ごと捨てたわ」朝5時から炊き直したと手柄を独り占めする義母。取り箸の先を見て顔が真っ赤に

初めてのお正月、義母が来て

味見をした義母は、私の煮しめに次々と文句をつけました

鍋の中をのぞき、小皿の煮汁を口に運んだ義母が、眉を寄せました。

大晦日の夜、私たち夫婦の家の台所です。結婚して初めてのお正月を迎えるため、義両親が泊まりに来ています。煮しめは、実家の母に習ったとおりに炊きました。

「こんにゃくなんか入れるからよ。」

「うちの煮しめには、一切入れないの。」

義母によると、自分の家では煮しめにこんにゃくを入れたことがないそうです。

義母は傷んでいると言い、鍋を台所の奥へ下げました

義母は口の端を上げると、鍋の取っ手を両手でつかみました。

「面倒な切り方ね。それに変な匂い。」

「傷んでるから、私が捨てておく。」

そのまま鍋を、台所の奥へ下げてしまいます。

煮しめは先ほど炊き上がったばかりです。傷んでいるとは思えません。

それでも義母は、片付けは自分がすると言って譲りませんでした。

私は流しの前に立ったまま、何も言えませんでした。結局、鍋をどうしたのか確認できないまま、台所を離れたのです。

元日の昼、義母は自分が炊き直したと大鉢を置きました

元日の昼。居間の座卓のまん中に、義母が藍色の大鉢を置きました。義母が自宅から持ってきた器です。

中には、里芋やれんこん、にんじんなどが入った煮しめが盛られていました。

「嫁の煮しめは鍋ごと捨てたわ。」

「これは、私が炊き直したの。」

朝5時から台所に立ったのよ、と義母は続けます。

昨夜、私が作った煮しめを捨てたというのです。しかも、わざわざ早起きして作り直したと、義父の前で得意げに話していました。

夫は困った顔で、頭をかいていました。

義父がほめた、母さんの味

義父がほめると、義母は私に台所へ入るなと言いました

里芋を口にした義父が目を細めると、義母はあごを上げました。

「やっぱり、母さんの味だ。」

「来年から、嫁は台所に入らないで。」

義両親が到着する前、夫には「母さんは料理だけは譲らない人だから」と頭を下げられていました。

だからといって、私が作った料理を捨てたとまで言われるとは思いませんでした。

上機嫌の義父の前で、角を立てるわけにもいきません。私は膝の上で重ねた両手を、じっと見つめていました。

ただ、大鉢の中を見ているうちに、あることが気になり始めたのです。

大鉢の底から、私は灰色の手綱こんにゃくを引き上げました

このままでは、お正月のたびに自分の家の台所から締め出されます。

取り箸をお借りします、と私は大鉢へ手をのばしました。

大鉢の底に箸を入れると、具材の下から、くるりとねじれた灰色のこんにゃくがひとつ出てきました。

「こんにゃく、入れたんですか?」

義母は昨夜、自分の煮しめにはこんにゃくを一切入れないと言っていました。

しかも、この手綱こんにゃくには見覚えがあります。

真ん中に切れ目を入れてねじるのは、私が実家の母に教わった切り方です。昨夜、台所でひとつずつねじって鍋に入れました。

義母が「面倒な切り方」と文句をつけた、あのこんにゃくです。

もし昨夜の煮しめを本当に捨てたのなら、なぜ同じ形のこんにゃくが入っているのでしょうか。

私は義母の顔を見ました。

義母は朝、器に移したと認め、顔を真っ赤にしました

私がこんにゃくを鉢へ戻すと、義母は大鉢を座卓の奥へ押しやりました。

「台所にあったのを、足しておいたわよ!」

「ゆうべ使ったのが、最後の一枚です。」

この家にあったこんにゃくは、私が買ってきた一枚きり。昨夜、すべて切り分けて鍋に入れました。冷蔵庫にも、使いかけのこんにゃくは残っていません。

それに、義母は自分の煮しめにはこんにゃくを入れないと言っていたはずです。

義父が箸を置き、義母の顔を見ました。

説明を求められた義母は、しばらく口を閉ざしていましたが、やがて昨夜の煮しめを捨てていなかったことを認めました。

実際には鍋の中身を冷蔵庫にしまい、翌朝に温め直して、持参した大鉢へ移していたのです。

盛り付ける際、具材の下に紛れていたこんにゃくを見落としたのでしょう。

義父が母さんの味とほめた煮しめは、私が炊いたものでした。

来年のお正月も、台所には私が立ちます、と私は伝えました。

義母は頬も耳も真っ赤にして、エプロンの紐の結び目を、いつまでも指でいじっていました。


※本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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