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冬服を出したら穴が… 古着店の社長に聞いた、避けるべき2つの収納方法【衣替え】

  • 2026.10.24

衣替えの季節、久しぶりに取り出した服に小さな穴が開いていて、がっかりしたことはありませんか。

中には「防虫剤を入れていたのに、どうして?」と疑問に思う人もいるでしょう。

大切な服を虫食いから守るには、防虫剤を使うだけでなく、収納前のお手入れや保管方法にも気をつけたいポイントがあります。

防虫剤を入れても虫食いが起こるのはなぜ?

そこで本記事では、無人古着店『RELOOP STORE』を展開する株式会社UPBEARに、虫食いが起こる原因や、防虫剤の使い方、衣類を保管する際の注意点について聞きました。

――防虫剤を入れていたのに、虫食いが起こってしまうのはなぜでしょうか。

主な原因は、『防虫成分の濃度不足』と『衣類に残った汚れ』の2つです。

防虫剤は、成分が気化して収納空間に広がることで効果を発揮します。

そのため、衣装ケースの蓋が少し開いていたり、すき間の多いタンスだったりすると、成分が逃げてしまい、十分な効果を得られないことがあります。

また、防虫剤の使用期限が切れていたり、規定量より少なく使っていたりすることも、原因の1つです。

もう1つ注意したいのが、衣類に残った汚れです。

衣類害虫は、皮脂や汗、食べこぼしなどの汚れも好みます。防虫剤を入れていても、こうした汚れが残っていると、虫に食べられて穴が開くことがあります。

※写真はイメージ

――防虫剤は、収納場所のどこに置くのが効果的なのでしょうか。

基本は、『衣類の一番上』に置くことです。

防虫剤から気化する有効成分は、空気よりも重い性質があるため、上から下へと広がっていきます。

底や衣類のすき間に置くと、成分が下部にたまり、上に収納したニットやアウターなどに十分に行き渡らないことがあります。

引き出しや衣装ケースでは『衣類の上に置く』、ハンガーラックでは『パイプにつるし、衣類の肩口より高い位置に置く』のが効果的です。

※写真はイメージ

――服を保管する際に、避けたほうがいい収納方法はありますか。

避けたい収納方法は、大きく2つあります。

まずは、衣装ケースに服をぎゅうぎゅうに詰め込むことです。

服を限界まで詰め込むと、防虫剤の成分が行き渡るための空気の隙間がなくなります。さらに通気性も悪くなり、湿気がこもることで、虫食いだけでなくカビの原因にもなります。

収納量は全体の8割程度に抑え、空気が通るゆとりを持たせましょう。

次に、防虫剤の組み合わせにも注意が必要です。防虫剤には、『ピレスロイド系』『ナフタレン』『パラジクロルベンゼン』『しょうのう』など、さまざまな種類があります。

組み合わせによっては、薬剤が溶け出し、服にシミができたり、生地を傷めたりすることがあります。併用できるかは製品の表示を確認し、同じケース内では1種類に統一するとよいでしょう。

衣替えでは収納前の一手間を忘れずに

防虫剤を入れていても、使い方や衣類の状態によっては、虫食いを防ぎきれないことがあります。

衣替えで服をしまう際は、洗濯やクリーニングで汚れを落とし、しっかり乾かしてから収納することが大切です。

※写真はイメージ

また、防虫剤の置き場所や使用量、衣装ケースへの詰め込みすぎにも気をつけましょう。

お気に入りの服を次のシーズンも気持ちよく着られるよう、衣替えのタイミングで保管方法を見直してみてください。

[文・構成・取材/LUIS FIELD]

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