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会長「妊婦というお荷物を雇ってやってるのに!」緊急入院を伝えると突然の罵倒→ショック…すると社長が動き

  • 2026.11.6

息子を妊娠していたころ、私は親族経営の小さな会社で働いていました。昔ながらの独自ルールが多い職場で、妊娠を報告した際にも「うちは人手が少ないから、そんなに長く休みは取れないかもしれないよ」と言われ、不安を感じていました。

職場が繁忙期のときに臨月を迎えた私。できる範囲で仕事を続けていたのですが、ある日の妊婦健診で医師から思いがけないことを告げられたのです。

医師から入院を指示され、職場に連絡すると…

妊婦健診で母子の健康状態について指摘を受け、「お母さんと赤ちゃんの安全のため、今日から入院して経過を見ましょう」と言われてしまったのです。まさかそのまま入院することになるとは思わず、私もびっくり。

会社に連絡しようと電話をしましたが、その日は普段相談している上司が休み。代わりに事情を聞いたのは、先代社長で、今も会社の運営に関わっている会長でした。私が急きょ入院することになったと伝えると、会長は突然激怒!

「妊婦というお荷物を雇って、給料まで払ってやったのに! 急に働けなくなるなんて恩知らずだ!」あまりにもひどい言葉に、私は絶句。好きで急に入院するわけではなく、おなかの赤ちゃんのことも心配なのに、まさかこんな言葉を浴びせられるなんて……。

出産を目前に控え、心身ともにつらい時期だったこともあり、大きなショックを受けました。

社長から突然の電話

その後、夫や両親、友人、病院の先生に相談すると、みんな「そんな会社は辞めたほうがいい」と心配してくれました。そんな中、事情を知った現在の社長から、直接電話がかかってきたのです。

「会長がひどいことを言ってしまい、申し訳ありません。産休や育休は法律で認められた制度です。きちんと取得できるようにするので、今は体を大切にしてください」

社長は会長に代わって謝罪し、休業についても必要な手続きを進めると約束してくれました。以前、「長く休めないかもしれない」と言われていただけに、その言葉を聞いてほっとしました。その後、私は無事に出産し、育休も取得することができました。

そして迎えた復職の日。「あのときのことで、また何か言われたらどうしよう……」と不安を抱えながら出社したのですが、会長からは何も言われませんでした。後から聞いた話では、会長は親族から「自分の子どもや孫にも同じことが言えるのか!」と厳しく叱られていたそうです。

あのときは会長の言葉に深く傷つきましたが、社長や親族など、私の立場を理解して声を上げてくれた人たちがいたことが何より心強かったです。今回の経験から、職場で理不尽なことを言われても、ひとりで抱え込まず、周囲に相談することの大切さを実感しました。

◇ ◇ ◇

出産を目前に控えた大切な時期に、心ない言葉をかけられたら、どれほどつらいことでしょう。産前産後休業は労働基準法で定められた制度です。産前は出産予定日の6週間前(多胎妊娠の場合は14週間前)から、本人が請求すれば取得でき、産後は原則8週間、会社は働かせることができません。

また、育児休業も一定の要件を満たしていれば、会社は申し出を拒否できません。会社独自のルールで、こうした法律上の権利を制限することはできないのです。

さらに、妊娠中に医師から休業や勤務時間の短縮などを指示された場合は、「母性健康管理指導事項連絡カード(母健連絡カード)」を活用できます。医師に指導内容を記入してもらい、会社に提出することで、必要な措置を伝えられる制度です。

会社には医師の指導内容に応じて適切な措置を講じる義務があり、カードがなくても、指導内容が明らかであれば対応する必要があります。

もし職場で「産休は取れない」「妊婦は迷惑」などと言われた場合は、発言の日時や内容を記録し、社内の相談窓口や人事担当者に相談しましょう。解決が難しい場合は、都道府県労働局の「雇用環境・均等部(室)」にも相談できます。

何よりも大切なのは、お母さんと赤ちゃんの健康です。安心して出産を迎えられるよう、職場全体で妊娠中の方を支えられる環境を大切にしたいですね。

著者:山田 あい/30代女性/現在2歳の息子を育てる母。趣味はパン作り。最近はベーグルを作ることにハマっています。

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年10月)
※AI生成画像を使用しています

ベビーカレンダー編集部

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