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「サッカーは誰も救いません…」性的暴行事件で無罪となったダニ・アウヴェス、宗教家になっていた

  • 2026.10.22

かつてバルセロナやブラジル代表で活躍した名SBダニ・アウヴェス。彼は現在キリスト教福音派(エバンジェリカル)の伝道師として活動している。

『Antena 3』によれば、今回ダニ・アウヴェスは宗教活動のためアルゼンチンを訪問したとのこと。現地到着時に取材を受け、かつて自身が身を置いたサッカー界について印象的な言葉を口にした。

「私はキリストをアルゼンチン全土に伝えるために来たのです。ここがサッカーの国であるとしても、いま方向を変える時が来たと思っています。サッカーは誰も救いませんから。

したがって我々は、アルゼンチンとそこに住む人々にキリストを伝えに来たのです。我々の使命に妥協はありません」

現役時代のダニ・アウヴェスはバルセロナでリオネル・メッシと強力な右サイドを形成し、数々のタイトルを獲得したことで知られている。

今回も記者から「メッシとダニ・アウヴェスのコンビと、ジョルディ・アルバとメッシのコンビならどちらが上か?」と聞かれると、「ジョルディ・アルバとメッシ」と回答したとのこと。

さらに「自分とメッシのほうが良かったのでは?」と重ねて問われると、「いや、私とキリストのコンビのほうが素晴らしいものだ」と返したという。

ダニ・アウヴェスは2022年12月、バルセロナ市内のナイトクラブで女性に性的暴行を加えたとして訴追され、2023年1月に逮捕されたことで知られている。

2024年2月にはバルセロナの裁判所が強姦罪で有罪と判断し、懲役4年6か月を言い渡された。その後、控訴中の2024年3月には100万ユーロの保釈金を支払って釈放されている。

ただ、2025年3月にはカタルーニャ高等裁判所が一審判決を破棄して無罪とした。裁判所は証言や証拠に矛盾や不十分な点があり、有罪認定に必要な水準を満たしていないと判断している。

長い拘束と裁判を経験した後、アウヴェスは宗教への傾倒を強め、現在は福音派の伝道活動を行っている。世界最高峰の舞台で数え切れないほどの栄光を手にした男が、いま口にするのは「サッカーは誰も救わない」という意外な言葉であったことに、驚きが広がっているようだ。

筆者:石井彰(編集部)
画像提供:Getty Images

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