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すきま時間はスマホばかり…1日の幸福度を上げるために一念発起! やってみたかったアレコレから一生の趣味を探す体験記【書評】

  • 2026.10.21

【漫画】本編を読む

仕事や家事に追われ、少し空いた時間はスマホの画面を眺めるだけ。そんな生活をしている人は多いことだろう。『3000円ではじめる しあわせ趣味時間』(モチダちひろ/KADOKAWA)は、無意識に過ぎ去っていく日々のすきま時間を見直し、小さな楽しみを見つけるヒントが詰まった体験記である。

著者のモチダちひろ氏は、ある日スマホのスクリーンタイム機能を見て、自分が1日に4時間以上もスマホを見ていることが分かり衝撃を受ける。このままでは膨大な時間をスマホだけに費やしてしまうと危機感を持ち、「いつかやりたい」と思いながらも実行してこなかった趣味に挑戦することを決意する。「初期費用3,000円以内」というルールを設け、気軽に始められる18個の趣味を実際に試していきながら、自分にぴったりの楽しみを探していく。

秋から春にかけて長く楽しめる切り花を飾ってみたり、近所のママ友と一緒にピラティス体験に参加したり、98円のミニトマトの苗を育てて収穫を喜んだり。もちろん、どれも最初からうまくいくわけではない。思ったほど美味しくできなかったミニトマトに悔しさを覚え、翌年は育て方を工夫して甘く味の濃い実に育て上げるなど、失敗と試行錯誤を含めて楽しむ様子が描かれる。

また、趣味の体験記にとどまらず、初期費用3,000円以内というルールのもとで必要な道具や費用の目安、始めやすさなども紹介されているので、「これなら自分にもできそう」と思えるものが見つかるはずだ。そしてなにより、モチダ氏自身の実体験が描かれていることで読み手はイメージがしやすく、難易度や達成感が率直に伝わってくるため、一緒に趣味探しをしている気分になるだろう。

これまでの生活スタイルを大きく変えることは難しいが、すきま時間の使い方を変えるだけで暮らしの質を変えられるかもしれない。読み終えると、「いつかやろう」と思っていたことを次の休みから始めてみたくなっているはずだ。

文=つぼ子

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