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へそのごまの掃除法【医師が教える正しいおへその洗い方】

  • 2026.10.23
PeopleImages / Getty Images

いつの間にかおへそに溜まってしまう「へそのごま」。汗や皮脂など、さまざまな汚れが固まってできるへそのごまだけど、掃除はどれくらいの頻度でするべきなのだろう? 今回は正しいおへそ掃除法について、銀座ケイスキンクリニック院長の慶田朋子先生に、お話を伺った。

【専門家】
銀座ケイスキンクリニック院長/慶田朋子医師
米マイアミ大学医学部の皮膚科臨床准教授/トッド・マイナーズ医学博士

へそのごまとは

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Laurence Monneret//Getty Images

日ごろ、なんとなく掃除をしている「へそのごま」。そもそもへそのごまの正体は?

「へそのごまは、垢や皮脂が混ざってできたもの。まれにホコリなどの外からの汚れが混ざっている人もいますが、基本的には古い角層や皮脂などの汚れです。へそは立体的な構造をしているので内部が掃除しにくく、汚れが溜まりやすいところ。しっかりとケアしていない人は、へそのごまが米粒よりも大きい塊になってしまっていることもまれにあります」(慶田先生、以下「」同)

へそのごまは掃除したほうがいい?

「おへそは毎日ゴシゴシ洗う必要はありません。しかし、適度に洗わないとニオイの原因になるので、しっかりケアはすべきでしょう。基本的にはおへそから感染症を起こす可能性は低いですが、常に清潔にすることを心がけましょう」

おへそが赤く腫れるなど、異変を感じたら皮膚科に行こう。

おへそがしっかり洗えていない人がいる

「基本的にはお風呂に入ったときに石鹸をよく泡立て、指で優しく撫でて洗う程度で問題ありません。しかし、これまでケアを怠ってきた人は、それだけでは汚れが落ちないかもしれません。また、人によっておへその構造に違いがあり、皮下脂肪の量によってもへその深さが違います。若くて脂肪が多い人はおへそが深く、しっかり洗っているつもりでも、汚れが溜まっている可能性もあります」

へそのごまは臭い?おへその臭いの原因

1.おへそが汚い

マイナーズ博士によると、おへその不快な臭いの原因ナンバーワンは、おへそが汚いこと。お風呂やシャワーでおへそを洗うのを忘れてしまうと、悪臭を引き起こす汚れ、汗、細菌、角質が蓄積する。

でも、それ以上のケアが必要なおへそもある。「へその緒がもつれて折り重なったおへそは、細菌の温床になります」とマイナーズ博士。その場合は、低刺激のせっけんで毎日入念に洗ってあげて。

2.糸くずがたまっている

おへそに異物(糸くず)が詰まっている可能性もある。マイナーズ博士によると、これはへこんだおへそに多い問題。「へこんだおへそは中が見づらいですからね。実際にのぞいてみると、糸くずをはじめとする衣類の一部が詰まっているかもしれません」

悪臭の原因になりやすい素材は、水分を逃がさずに吸収してしまう綿。「コットンは熱を生み出すのにたけていますが、熱を逃がすのは苦手です」とマイナーズ博士。「そのため、大量の綿くずがおへそに詰まった状態で汗をかくと、悪臭が発生しやすい環境になってしまうのです」

悪臭の原因になりやすい素材(コットンやポリエステル)の服を頻繁に着る人は、もっとじっくりおへそを観察した方がいいかもしれない。

3.カンジダ症にかかっている

カンジダと呼ばれる酵母菌は、皮膚の中に常在している。マイナーズ博士いわく通常は無害だけれど、おへその中が湿って暖かくなるなど特定の条件下では本格的なカンジダ症に。だからこそ、おへそ(特にひだの間)を入念かつ定期的に掃除することが大切。

糖尿病(血糖値の調節がうまくできていない場合は特に)と自己免疫疾患を抱えている人は、カンジダ症にかかりやすい。「感染症を食い止めるだけの免疫力が体になく、おへそがにおうようになるかもしれません」とスパーリング医師。

においに加えて、おへそ周辺に湿疹、かゆみ、ヒリヒリした痛み、透明の液体を出す斑点がある場合は、カンジダ症が疑われるので病院へ。

4.嚢胞(のうほう)がある

嚢胞はうみが詰まった腫瘍で、体のどこにでもできる。もちろん、おへそも例外じゃない。例えば類表皮嚢胞は、本来は剝がれるはずの皮膚細胞の表層が皮膚の奥へ移動し、増殖した結果できる腫れ物。

一方の皮脂嚢胞は、見た感じ類表皮嚢胞に似ているけれど、皮脂腺(髪や皮膚への潤滑油を分泌する腺)が傷つくことで生じることもあれば、原因がハッキリしないこともある。

嚢胞は大きな問題ではないし、治療も必要ないのが一般的。でも、できた場所によっては気になるし、つぶれたり割れたりすると、中から非常に臭い分泌物が出てくる。

嚢胞を取りたい場合は皮膚科へ行こう。マイナーズ博士いわく、自分で嚢胞を小さくしようとすると細菌に感染したり、これまた別のにおいがしたりするので要注意。

5.へそピアスをあけている

へそピアスが細菌に感染するとかなりイヤなにおいがするし、ピアスのせいで嚢胞ができている可能性もある。スパーリング医師によると、ピアスの周りにできた嚢胞はにおいだけでなく、炎症や感染症の原因になることもあるそう。

へそピアスが感染すると、その周辺に赤み、腫れ、痛み、圧痛があったり、強烈に臭い黄色や緑色の分泌物が出たりする。この時点で必ず病院へ。

へそのごまの掃除でおへその臭いは取れる?

おへそのにおいを嗅いだことはある? 脇の下と同様、おへそも通気性が悪いから臭くなりやすい部分。特にへこんだおへそは、角質、汗、糸くず、そして60種類以上の細菌のすみかになる。

米マイアミ大学医学部の皮膚科臨床准教授、トッド・マイナーズ医学博士は、「汗やアカが閉じ込められると大抵悪臭がする」と話す。

嫌な臭いをなくしたいときは、おへその周辺を入念に(かつ定期的に)掃除するだけでいいけれど、皮膚科医のシャリ・スパーリングいわく、それでも臭いが気になるときや、赤み、ヒリヒリした痛み、腫れ、うみなどの分泌物が出始めたときは、医師に相談するのがベスト。

これを機に、おへそが臭くなる5つの要因をチェックしておへその悪臭を予防しよう。

正しいおへその掃除方法

Anastasiia Yanishevska / 500px / Getty Images

角層のターンオーバーが2週間なので、2〜3週間に一度は綿棒で掃除をするといいと慶田先生は話す。

「乾いた状態でおへその掃除をすると皮膚を傷つけてしまう可能性があります。ですから、まずはおへそにオリーブオイルやスクワラン、ホホバオイルなどのキャリアオイルもしくはワセリンなどを塗って、数分放置してへそのごまを柔らかくします。垢が柔らかくなったら、綿棒でやさしくかき出すように掃除をしましょう。このとき、あまり強く擦るのはNG。お風呂上がりに行うとそもそもへそのごまが柔らかくなっているので、よりおすすめです。なお、特別なことをしなくてもへそのごまが溜まらない人は行う必要がありません」

おへそを清潔に保つことは大切。とはいえ完璧にキレイにしようとせず、適度のケアを行って。乾燥が気になる人は、おへその掃除をしたあとに保湿をしてあげよう。

へそのごまの塊がゴッソリ取れた!エディターがハマった、へそのごまパック

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Womnen's Health

おへその汚れをゼリーで固めて取る「SPOT JELLY(スポッ!とジェリー)へそごまパック」って知っている? ゼリー状のパック剤をおへそに流し込み、垢やニオイ汚れを取るというユニークな商品。発売当初よりずっと気になっていたエディターNANAが実際に使ってレポート。

「SPOT JELLY(スポッ!とジェリー)へそごまパック」って?
ゼリー状のパック剤をおへそに流し込んで、固めて取るへそごま除去パック。

・おへそのごまがスポッ! ととれる、やみつきの新感覚。
・こびりついた垢やニオイ汚れがスポッ! と取れてすっきりキレイ。
・歯科治療で使われている歯型を取る材料をヒントに、おへそ用に開発した素材を使用している。
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Womnen's Health

へそのごまを取るとお腹が痛くなる?

エディターNANAは、両親に「おへそのごまを取ると、おなかが痛くなるよ!」と言われてから、おへそのごまを取るのを我慢していた。

SPOT JELLY スポッ!とジェリーへそごまパック の公式サイトによると「おへそのごまは取っていいです。ただし、ぐりぐりと刺激したりほじったりすることは肌を傷つけてしまうので厳禁です。菌が繁殖しやすく、ニオイが発生することもあるので、おへそは常に清潔にしておくことが望ましい部位です」とのこと。
ヨガやトレーニングで、ブラトップ姿になることも多いので、おなか周りのケアができるのはうれしい!


エディターNANAが試した結果。想像以上のゴッソリ&ちょっと臭い!

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Womnen's Health

「念願のおへそのごま取りはすごかった! みなさんに私のおへそのごまを見せようと思っていたのですが、想像以上だったので、ハートで隠させてください。とにかくとれる感動と衝撃、そして自分のごまの匂いに爆笑してしまいました。私だけではなく、みなさんもきっと大満足の結果になると思います。痛みはなく、優しくケアができるのもよかったので、定期的にやりたいです!」(NANA)

Amazonや楽天でも手軽にゲットできるので、興味がある人はお試しを。

まとめ:へそのごまの掃除は「無理せずやさしく」が鉄則

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PeopleImages//Getty Images

おへそは皮膚が非常に薄くデリケートな部位。毎日ゴシゴシ擦ったり、無理にほじくり出したりする行為は厳禁だ。汚れが気になるときはオイルでしっかりふやかし、2〜3週間に1度、綿棒でやさしくケアしたあとにしっかり乾かすこと。「完璧に取り除こうとしないこと」こそが、肌トラブルや炎症を防ぐ最善策。もし赤みや痛み、異臭などの異常を感じたら自己判断で触らず、速やかに皮膚科へ相談を。

【教えてくれた人】

慶田朋子/銀座ケイスキンクリニック院長

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TOMOKO KEIDA

医学博士。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、日本レーザー医学会認定レーザー専門医、日本美容皮膚科学会会員、日本抗加齢医学会会員。東京女子医科大学医学部卒。同大皮膚科助手を経て、「銀座ケイスキンクリニック」を開設。最新の医療機器と注射によるメスを使わないナチュラルな若返り治療、食と美容、健康などの幅広い知識から、テレビや雑誌、WEBなどで活躍。著書に『365日のスキンケア』(池田書店)や『女医が教える、やってはいけない美容法33』(小学館)がある。 

※この記事は、当初2021年に公開されたものを再編集しました。

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