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かぼちゃ支出の上位3日 22〜25年は毎年冬至と直前2日

  • 2026.10.9

家計調査の日別の支出で、かぼちゃに使われた額が1年で多い日を並べると、2022〜2025年はどの年も冬至の日が1位、前日が2位、前々日が3位でした。冬至の日は10月31日の2.25〜3.99倍。一方、月単位では、買った世帯の割合が4年とも10月のほうが12月より高くなっています。

2026年の冬至は、国立天文台の暦要項では12月22日です。
総務省の家計調査には、品目ごとに「その日に1世帯あたりいくら使ったか」を1日ずつ並べた表があります。この表で「かぼちゃ」を2022年から2025年まで1日ずつ見ていくと、1年でいちばん額が大きい日は、4年とも冬至の日でした。
ところが月ごとの表に切り替えると、かぼちゃを買った世帯は12月より10月のほうが多くなります(1年で最も多いのは6〜9月のいずれか)。日で見るか月で見るかで、山の位置が変わります。東京の市場に届くかぼちゃの産地も、10月と12月では顔ぶれが違いました。

1年の1位は冬至の日 2位は前日・3位は前々日

日別の表の値は、二人以上の世帯の1世帯あたりの額(円)です。各年の上位3日と、その年の1日あたりの平均を並べました。
・2022年 冬至12月22日 15.88円/前日 10.08円/前々日 8.57円(1年の1日平均 4.14円)
・2023年 冬至12月22日 14.24円/前日 11.46円/前々日 9.60円(1年の1日平均 4.31円)
・2024年 冬至12月21日 17.50円/前日 13.81円/前々日 9.68円(1年の1日平均 4.71円)
・2025年 冬至12月22日 16.99円/前日 13.62円/前々日 11.92円(1年の1日平均 4.90円)
冬至の日は、1年の1日平均の3.31〜3.83倍です。4番目に多い日は年によってばらばらで、2022年は6月25日(7.74円)、2023年は12月19日(8.07円)、2024年は9月14日(8.91円)、2025年は11月7日(9.25円)でした。
冬至・前日・前々日の3日分を足すと、12月の31日分を足した額の24.1〜25.8%になります。冬至の翌日は3.44〜5.84円で、4年とも前々日の額を下回りました。
冬至の日付は年によって変わり、2024年は12月21日、ほかの3年は12月22日です。上位3日は、どの年もその年の冬至の日と、その直前の2日でした。

統計局の2015年の計算をたどると 2022〜2025年は3.23〜4.04倍

総務省統計局は2016年12月発行の家計調査通信で、「冬至には、かぼちゃを食べるという風習が知られています。」と書いたうえで、2015年12月の日別の支出を取り上げ、冬至だった22日の額がその月で最も多く、この日を除いた12月の1日あたり平均の約4.5倍だったと紹介しています。
同じ計算(冬至の日の額÷冬至を除く12月30日分の平均)を、2022〜2025年に当てはめました。
・2022年 4.04倍
・2023年 3.23倍
・2024年 3.51倍
・2025年 3.44倍
4年とも3倍を超えましたが、2015年の約4.5倍に届いた年はありませんでした。ここでの倍率は日別の表の公表値(小数第2位までの円)から編集部が計算したものです。

10月31日の額と並べると 冬至の日は2.25〜3.99倍

ハロウィンの10月31日も、同じ日別の表で見てみます。
・2022年 10月31日 3.98円(10月の1日平均 4.27円)→ 冬至の日は3.99倍
・2023年 10月31日 6.32円(10月の1日平均 5.04円)→ 冬至の日は2.25倍
・2024年 10月31日 5.28円(10月の1日平均 5.19円)→ 冬至の日は3.31倍
・2025年 10月31日 4.93円(10月の1日平均 5.51円)→ 冬至の日は3.45倍
10月31日が10月の1日平均を上回ったのは2023年と2024年の2回で、2022年と2025年は下回りました。2022年の10月31日は、その年の1年の1日平均(4.14円)にも届いていません。
10月24日から31日までの8日間で最も多い日は6.08円・6.32円・6.29円・7.20円(2022〜2025年)で、4年とも、その年の上位5日には入っていません。

月で数えると逆転 買った世帯・量・回数は10月が12月より多い

今度は月ごとの表で、二人以上の世帯(単身世帯は入らない)について、その月にかぼちゃを1回でも買った世帯の割合を見ます(家計調査の「購入世帯数」を%に直した値)。
・2022年 10月 42.7%/11月 36.5%/12月 39.1%
・2023年 10月 43.0%/11月 33.6%/12月 39.6%
・2024年 10月 43.2%/11月 38.9%/12月 41.1%
・2025年 10月 43.4%/11月 40.5%/12月 41.4%
4年とも10月が12月を上回り、12月は11月より上がっていました。1世帯あたりの購入数量(10月 379g・379g・355g・380g、12月 272g・268g・292g・296g)と、100世帯あたりの購入回数も、4年とも10月のほうが多い値です。
100gあたりの平均価格は反対に、4年とも12月が10月より高く、12月は10月の1.24〜1.41倍でした(12月 49.26円・54.63円・57.19円・55.74円)。
1年で割合が最も高い月は、2022年は7月・2023年は7月・2024年は6月・2025年は9月で、10月も12月も1位ではありません。なお、家計調査の分類表では、品目「かぼちゃ」の例示にズッキーニが挙がっています。
2026年は、10月9日の時点で8月分まで公表されており、8月の割合は42.1%(2025年8月は41.7%)でした。

東京の市場に届く産地 10月は北海道産が98%台 12月は外国産が24〜43%

東京都中央卸売市場が公開している市場統計情報の明細データから、品目「かぼちゃ」の入荷数量を産地ごとに足し上げました(10月・12月とも4年とも、東京都中央卸売市場のうち、かぼちゃを扱った9市場の合計)。
10月は、4年とも北海道産が98.1〜98.3%を占め、外国産は0.3%以下でした。12月の内訳は次のとおりです。
・2022年12月 外国産 43.3%(うちメキシコ産 43.3%)/北海道産 32.4%/鹿児島産 18.1%
・2023年12月 外国産 39.6%(うちメキシコ産 35.9%)/北海道産 33.5%/鹿児島産 20.6%
・2024年12月 外国産 24.3%(うちメキシコ産 23.7%)/北海道産 54.6%/鹿児島産 15.9%
・2025年12月 外国産 29.2%(うちメキシコ産 26.7%)/北海道産 44.3%/鹿児島産 18.1%
12月に最も多い産地は、2022年と2023年がメキシコ、2024年と2025年が北海道でした。外国産のうちメキシコ産は、2022年はすべて、2023〜2025年は90.7〜97.4%です。
財務省の神戸税関は、神戸港のかぼちゃの国別・月別の輸入量の図に添えて、次のように書いています。
「原産国別の輸入動向を月別に見ると、メキシコ産は12月・1月・5月・6月に、ニュージーランド産は2月から5月にかけて輸入されています。」
この文は神戸港の輸入についての説明で、上の割合は東京の市場に入った量です。どちらも、家庭が買ったかぼちゃの産地を数えたものではありません。

よくある質問

冬至の日の額が十数円なのは、1回に買う値段が安いからですか

そうではありません。日別の表の値は、二人以上の世帯全体の1世帯あたりの額で、その日にかぼちゃを買わなかった世帯も含めた平均です。
1回あたりの額の目安は、月ごとの表から計算できます。12月の1世帯あたりの支出金額を、100世帯あたりの購入回数÷100で割ると、2022年 213円・2023年 232円・2024年 249円・2025年 239円(134円÷0.63回・146円÷0.63回・167円÷0.67回・165円÷0.69回)でした。1回に使う額がこのくらいでも、その日に買わなかった世帯も含めて平均すると、1世帯あたりは十数円になります。

2026年の冬至は何月何日ですか

国立天文台の暦要項では、2026年の冬至は12月22日(5時50分)です。2022〜2025年は、2024年だけが12月21日で、ほかの3年は12月22日でした。日付は年によって動くので、その年の暦で確かめるのが確実です。

まとめ 日で見るか月で見るかで山が変わる

・かぼちゃへの支出が多い日は、2022〜2025年の4年とも1位が冬至の日、2位が前日、3位が前々日
・冬至の日は、冬至を除く12月の1日平均の3.23〜4.04倍、10月31日の2.25〜3.99倍
・月で数えると、買った世帯の割合・量・回数は4年とも10月が12月より多く、100gの値段は12月のほうが高い
・東京都中央卸売市場の入荷は、10月は北海道産が98.1〜98.3%、12月は外国産が24.3〜43.3%

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