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温泉街を歩き、湯をめぐり、宿でくつろぐ。「界 草津」で楽しむ2泊3日の旅

  • 2026.10.8

界で巡る、温泉と土地を味わう2泊3日のゆっくり旅

取材/文:中嶋千祥(Premium Japan編集部)

日本を代表する温泉地のひとつ、草津温泉。湯畑を中心に広がる温泉街には白い湯けむりが立ち上り、湯もみや外湯など、長い年月をかけて育まれてきた温泉文化が今も息づいています。2026年6月、ここに誕生したのが「界 草津」です。木立に囲まれた静かな宿と風情ある温泉街を、森の小径と約80メートルのトンネルが結んでいます。

宿でくつろぎ、森とトンネルを抜けて町へ出る。湯畑や外湯をめぐり、裏草津のカフェに立ち寄ったら、再び森を抜けて静かな宿へ。土地の食を味わい、上州文化の手仕事に触れ、温泉について学び、草津の魅力を少しずつ知っていく旅。温泉だけにとどまらない「界 草津」の2泊3日の楽しみ方を紹介します。

 

木立の静けさと温泉街のにぎわい ふたつの草津を行き来する宿「界 草津」

草津といえば湯畑を中心ににぎわう温泉街を思い浮かべると思います。「界 草津」に到着して最初に感じたのは、温泉街とはまるで異なる静けさでした。草津温泉バスターミナルからタクシーで5分ほどに位置する「界 草津」は、なんと標高約1200メートル。エントランスに降り立ったとたん、気温がすっと変化したのを感じます。エントランスの向こうには、白根山のなだらかな稜線が霧の合間を縫って遠くに見えてきました。取材当日は朝から小雨が続き、周辺は霧が立ち込め、木々の向こうが白くかすんでいましたが、かえって風情を感じさせてくれます。温泉街のにぎわいを知っているからこそ、同じ草津にこの風景があることが意外に思えます。

 

界 草津 森の小径
森の中へと誘われるように歩く、森の小径。進んでいくとトンネルへ。
界草津 トンネル
森の小径を抜けて、エレベーターで降りると目の前にはトンネルが現れます。

さっそく、オープン後に話題となった界 草津の温泉街へ続くトンネルへ行ってみることに。客室棟を出て、木々の間を縫うように歩道をたどり、森の中へと入っていきます。絹糸のように細い小雨が、森の木々を濡らし、鮮やかに蒼く輝いています。すでに色づいているのはカエデ、それともナナカマドでしょうか?思わず深呼吸したくなるような空気の中、緩やかに下っていく森の中の歩道の先にエレベーターが見えてきました。エレベーターでさらに下へ。扉が開くと目の前に約80メートルのトンネルが現れます。

 

トンネルの中は、さらにひんやり。冷房ではなく、土と岩が蓄えた自然の冷たさです。その先へ進めば、西の河原公園を経て、湯けむりとにぎわいに包まれた温泉街へとつながります。静かな木立の中にある宿と、店が軒を連ね、人々が行き交う温泉街。そのふたつを隔てているのは、森と一本のトンネルでした。街のにぎわいと森の中の静けさ、よくばりに草津を楽しむことができる、最高の立地に「界 草津」はあります。

シルクアートの間 群馬の絹文化が息づく客室

 

界の客室には、その土地の文化や工芸を取り入れた「ご当地部屋」があります。「界 草津」のご当地部屋は「シルクアートの間」です。客室の壁面の意匠は、草津の自然と湯けむりをシルクで表現したもの。上州は、絹などの織物の産地として日本の近代化を支えてきた土地です。「界 草津」は壁面や照明、ファブリックの一部として、空間の中へさりげなく溶け込ませ、上州文化へのリスペクトを表現しているのです。

 

界 草津 シルクアートの間
館内の布製品にも群馬の織物が取り入れられ、客室に置かれた工芸品は色やデザインが少しずつ異なります。土地の文化を現代の客室に違和感なくなじませているところが印象的でした。
界草津 客室露天風呂
界草津 客室露天風呂
界草津 客室露天風呂のある部屋
全94室のうち、露天風呂付き客室は21室。スタンダード客室と露天風呂付き客室では、照明や壁面の見え方も異なります。

ふたつの源泉を引く大浴場で湯あみの後は暖炉ラウンジへ。 湯も湯上がりも楽しむ

もちろん、草津へ来たからには、やはり主役は温泉。宿泊棟から湯小屋へと向かいました。「界 草津」の大浴場では、万代鉱源泉と西の河原源泉と、ふたつの性質の異なる源泉を引いています。万代鉱源泉は湧出量が多く、力強い湯。一方の西の河原源泉はなめらかな感触が特徴です。同じ草津の湯でありながら、ひとつの宿で湯めぐりをするように入り比べられます。

 

大浴場で印象に残ったのは、大きな窓の向こうに広がる木々でした。夏は新緑、秋は紅葉、冬には雪景色へと移り変わり、季節ごとにまったく異なる顔を見せてくれますし、一日の中でも朝日が差し込む朝風呂や、日が落ちて瞑想的な夜も雰囲気がガラッと変わります。湯に身体を預け、じんわりと心まで解放されていく感覚を堪能できます。

界 草津 大浴場
万代鉱源泉と西の河原源泉、異なる温泉を楽しめます。
界草津 露天風呂
外気に触れる露天風呂は、内湯とは違った感触が生まれます。清々しい気分でいっぱいになる朝風呂がお勧めです。

湯小屋のそばに建つ暖炉ラウンジは、大浴場から客室へ戻る途中に、つい足を止めたくなる場所です。暖炉の前に座り、炎の動く様子をただぼんやりと眺めます。濃い夜の闇を背景に、炎の揺らめきを見ているだけで、心が鎮まるようです。温泉に入り、すぐに部屋へ戻っていたら、通り過ぎてしまったはずの時間ですが、暖炉の前では、時計もスマートフォンも見る必要もなく、次に何をするかを考える必要もありません。ライブラリーも隣接しているので、本や写真集を読みながらお茶を飲んだり、静かに低く流れるピアノのBGMを聞きながら、思いのままに過ごしました。

 

旅先では、名所を訪ね、食事をし、次の予定へと動き続けてしまいがち。そんな旅の途中で、ただ暖炉の炎を眺めて過ごした時間が、後になって不思議なほど鮮明に思い出されます。日常と切り離された時間を作ることができる、貴重なひとときです。

界草津 湯上りラウンジ 暖炉
界草津 湯上りラウンジ 暖炉
界 草津 湯上りラウンジ ライブラリー
界 草津 湯上りラウンジ ライブラリー
界草津
宿泊棟を出て歩道を進むとすぐ見えてくるのがご当地楽棟。中央に暖炉ラウンジ、左奥に見えるのが湯小屋です。

上州の味を一つの会席に仕上げた「上州豊伝会席」

1日目の夕食は、上州の食文化を取り入れた「上州豊伝会席」です。最初に運ばれてきたのは、猪肉のリエットに花豆味噌を合わせた先付け。湯畑の湯の色を思わせる器、湯もみをする板に模したスパチュラがかわいらしい。リエットの上には、辛味を抑えたネギのペーストが添えられ、花豆味噌のやわらかな甘さとぶつからないように仕立てたそう。バゲットではなく、温泉せんべいにのせていただくところもユニーク。せんべいの軽い歯触りに、リエットと味噌の甘みが重なり、見た目の楽しさだけではない一皿でした。

界草津 先付
先付けに合わせたのは、土田酒造の日本酒「土田生酛」。口に含むと舌の上ではほのかな甘さを感じますが、喉ごしはすっきりとしていて食事にもぴったり。メロンやバナナを思わせる香りもあり、ひと口目から好みに合いました。

続く宝楽盛りには、鮭のきのこ味噌焼き、さつまいものおかき揚げ、鶏肉と柚子の松風、小蛸の甘露煮、渋皮栗の白和えなどが並びます。お造りはマグロのたたき、カンパチ、鯛に、梅味と青のり味の刺身こんにゃく。中でも印象に残ったのがこの刺身こんにゃくでした。梅味と青のり味、それぞれの風味が生き、これまで抱いていた素朴な食べ物という印象が変わりました。新鮮さと歯ごたえがたまりません。

界 草津 宝楽盛り
宝楽盛りには、浅間酒造の「草津節」を。上品でまろやかな甘さが印象的です。土地の料理に土地の酒を重ねることで、旅をしていることを実感します。小箱の蓋には上毛かるたがプリントされています。

メインの上州常夜鍋には、鶏肉や豚肉、舞茸、うどんなどが入り、鰹節を中心にしただしが全体をまとめます。だしは滋味深く、身体に静かに染みていくような味わいです。途中で加えるのが、梅とごまを合わせた「梅ごま」。練り梅の酸味にわずかな甘みを加え、鍋に合う配合になるまで試作を重ねたオリジナルです。梅の酸味で後味が変わり、一つの鍋を最後まで飽きずに楽しめます。

 

デザートは、界 草津特製 繭玉ムースです。丸い玉のような愛らしい姿の中はマスカルポーネや生クリーム、花豆の餡、ココアを使い、軽いムースというより、しっとりしたチーズケーキを思わせる濃厚さ。料理の最後まで、群馬の文化と食材を現代的に見せる工夫が続きました。

界草津 常夜鍋
こんなにおしゃれな常夜鍋は初めて見ました。鶏肉はホロホロで、だしとマッチしています。
界 草津 ころんとした可愛らしいルックスの草津特製 繭玉ムース
ころんとした可愛らしいルックスの草津特製 繭玉ムース。

繭から一本の糸を引く ご当地楽「シルクを紡ぐ上州座繰り」

「界 草津」のご当地楽では、群馬で盛んだった養蚕を背景に、繭から糸を引く上州座繰りを体験しました。あらかじめ処理された繭を温め、糸口を取り、座繰り器のハンドルを回して糸を巻き取っていきます。見ているだけなら滑らかな作業に思えますが、実際にやってみると、回す速さと糸をすくう手の動きを合わせるのが難しい。隣の参加者さんが迷いなく糸を取っていく様子を見て、その手際のよさに驚きました。

界 草津 ご当地楽
右手で繭玉を絡め、左で座繰り器で糸を巻き取っていく作業を体験。
座繰り器で糸を巻き取ったあと、タッセル作りのために、糸を巻いていきます。
界草津 タッセル
引いた糸からタッセルを作りました。自分だけのお土産になります。

引いたばかりの白い糸にはタンパク質が残っているため、触れると硬く、ざらりとしています。一方、コブナグサで黄色く染めた糸は、タンパク質を除く工程を経ているため、やわらかく、さらさらとした感触です。同じ絹糸でも、工程によってここまで手触りが変わることを、自分の指で確かめられます。

 

最後は、自分で引いた白い糸と草木染めの糸を何度も巻き、結び、穂先を切りそろえてタッセルに仕上げます。完成品だけを見ていたのでは気づかない糸の硬さや扱いにくさを知ると、客室のシルクアートも、それまでとは違ったものに見えてきました。

「温泉文化いろは」で知る 湯が形づくった草津の町

界草津 温泉文化いろは
「界 草津」の温泉文化いろはのために制作された飛び出す絵本は、ダイナミックなイラストと大きさにびっくり。説明もとてもわかりやすいので、ぜひ体験してください。

全国の「界」では、その土地ならではの温泉文化に触れる「温泉文化いろは」が行われています。「界 草津」でひもとくのは、温泉と草津の町の関係。泉質や入浴法を知るだけでなく、温泉が町の景観や暮らしをどう形づくってきたのかを学びます。

 

草津温泉は自然湧出量日本一を誇り、絶え間なく流れ続ける温泉が、町のいたるところに湯けむりを生み出しています。一方で、強い酸性の湯は鉄を錆びさせ、長く浸ければ溶かしてしまうほど。源泉に浸けた釘や錆びた銅板を使った実験では、その性質を目で確かめることができました。

温泉街で鉄よりも木や石が多く使われていることにも、この泉質が関係しています。普段は気に留めない看板や柵の根元に目を向けると、町の素材の選び方にまで温泉の影響が及んでいることがわかります。湯畑は、高温の源泉に水を加えず、木樋を流しながら空気に触れさせ、温度を下げるために発達したものです。かつて湯治に訪れた人々が、一歩でも早く湯へ入りたいと湯畑の近くに宿や家を建てた。その積み重ねが、現在の曲がりくねった温泉街につながったといいます。

 

温泉は浴槽の中だけにあるのではありません。建物の素材や道の形、人の集まり方にまで影響を与えながら、草津の町をつくり続けてきたとのこと。とても記憶に残る温泉文化いろはのひとときでした。

外湯も、寄り道も。「界 草津まちめぐりセット」を手に町へ

界 草津まちめぐりセット
界 草津まちめぐりセット

界 草津では、風呂敷バッグに手荷物をまとめて草津散策と外湯めぐりへとお出かけするためのセット、「界 草津まちめぐりセット」を用意しています。

 

2日目は「界 草津まちめぐりセット」を手に、再びトンネルの向こうへと出かけてみました。3,500円(税込)のセットには、風呂敷バッグ、「ちょいな三湯めぐり手形」、界スタッフのおすすめをまとめたマップ「草津めぐりのすすめ。」、ドリンク引換券、タオル引換券が入っています。

 

「ちょいな三湯めぐり手形」で巡れるのは、大滝乃湯、御座之湯、西の河原露天風呂の三湯。タオル引換券があるので、濡れたタオルを持ち歩かずに湯めぐりできるのも便利です。手形には有効期限がなく、今回入り切れなくても、次に草津を訪れたときに使えます。

界草津 風呂敷バッグ
界 草津の風呂敷に革ベルトのハンドルを付けると、可愛いバッグに早変わり。
(写真左から)大滝乃湯、御座之湯、西の河原露天風呂の3つの温泉に入れるチケット、裏草津のカフェ月の貌のドリンク引換券も付いている、とてもお得なセットです。
写真左から大滝乃湯、御座之湯、西の河原露天風呂の3つの温泉に入れるチケット、裏草津のカフェ月の貌のドリンク引換券も付いている、とてもお得なセットです。

私がいいと思ったのは、「草津めぐりのすすめ。」が単なる観光マップではないこと。外湯の場所、美味しい温泉まんじゅう屋さん、地酒が豊富に揃う酒屋さんなど、地元の人に教えてもらえたらうれしいと思うような情報が詰まっています。界のスタッフが地道に開拓されたことがわかる力作です。開業準備に加わったスタッフのひとり、池谷綾さんは「それぞれ個人的に好きな店や、実際に歩いたからこそわかった場所を持ち寄り、一軒ずつ掲載の相談をしながら作りました」と教えてくれました。決められた順番をなぞるのではなく、その日の気分で寄り道先を選ぶ。街歩きの選択肢を増やしてくれる一冊です。

界スタッフ
「マップ作りには15人ものスタッフが携わっています。地図としての機能性と、自分たちが見つけた好きな草津を紹介したいという、純粋な想いを持ち寄ったことで、企画そのものに熱量が加わりました」と池谷綾さん。その熱量は、掲載許可を求める際にも自然と相手に伝わり、街の方々との温かな交流を生んでいます

湯畑とは違う草津の顔。裏草津のカフェ「月の貌」で、湯めぐりの合間にひと休み

裏草津
まちめぐりセットを手に向かったのが、湯畑から少し離れた「裏草津」。古い旅館の面影を残しながら、木を基調とした新しい施設が点在し、にぎやかな湯畑周辺とは空気が変わります。地蔵源泉のそばには足湯や手洗乃湯、全国的にも珍しい顔湯もあります。
草津 月の貌
写真左:甘さと酸味が絶妙なワイルドベリーハイビスカスに自家製スコーンを合わせて。湯めぐりの途中に食べるおやつにどうぞ。写真右:トゥルシーを使ったハーブティーも人気です。

裏草津散策の途中で立ち寄ったのが「地蔵カフェ 月の貌」です。木を生かした明るい店内に加え、外の空気を感じられるテラス席もあり、「界 草津まちめぐりセット」のドリンク引換券も利用できます。このカフェの近くにある「大滝乃湯」でひと風呂楽しんだ後、冷たいドリンクで水分補給しながら、くつろぐのに最適です。

 

おすすめされたのは、草津で育てられたトゥルシーを使ったハーブティー。スパイスを思わせる香りが立ち上がります。「新月」と「満月」、その日の気分に合わせて選ぶ趣向です。味は同じだそうですが、新月は新しいことを始めるときのアクティブなイメージ、満月はリラックスの意味があるそう。店内で焼く日替わり手作りスコーンもあり、湯めぐりの合間に立ち寄るのにちょうどいい一軒でした。

月の貌スタッフの山城未来さんと池谷さん。界 草津のスタッフは地元にすっかりなじんでいます。
月の貌スタッフの山城未来さんと池谷さん。界 草津のスタッフは地元にすっかりなじんでいます。

裏草津 月の貌

群馬県吾妻郡草津町132-1

09:00 – 17:00

0279-82-5641

2泊目の夜は「蕎麦割烹 SAI」へ。連泊で広がる夕食の選択肢

2泊目の夕食は、トンネルを出てすぐの「蕎麦割烹 SAI」へ。「界 草津」に併設され、「界」の施設として初めて、宿泊者以外も利用できるダイニングです。外来客はランチやディナーのアラカルトを楽しむことができます。

 

今回は「地粉生粉打ち 蕎麦会席」にしてみました。酒肴を盛り合わせた前菜やからすみ蕎麦から始まります。台の物は「和牛サーロインのしゃぶしゃぶ」を選択。そば湯と昆布茶を合わせただしにさっとくぐらせ、ポン酢でさっぱりといただきました。締めの十割蕎麦は、冷たいざる蕎麦か温かいかけ蕎麦を選ぶことができ、天ぷらも添えられます。ふたりで訪れれば、台の物も蕎麦もそれぞれ違うものを選べるのもいいと思いました。

 

1泊目は会席料理で、2泊目はカジュアルにアラカルトでお蕎麦を、というニーズにも応える、新しい界の過ごし方の提案です。

「蕎麦割烹 SAI」先付
4品の先付と、からすみ蕎麦。
「蕎麦割烹 SAI」台の物は「和牛サーロインのしゃぶしゃぶ」
台の物は「和牛サーロインのしゃぶしゃぶ」をチョイス。
「蕎麦割烹 SAI」
「蕎麦割烹 SAI」

蕎麦割烹 SAI

 群馬県吾妻郡草津町草津字西ノ河原甲514番地2

ランチ11:00~14:30、ディナー17:00~20:30LO

0279-82-5521

旅の最後に。「界 草津」で見つける上州のお土産

フロントに隣接するショップには、アクセサリーや袋物、菓子など、群馬の文化やものづくりを感じる品が並びます。なかでも目を引くのが、織物の土地らしい布のアイテム。スタッフが話してくれたのは、群馬が織物とともに発展してきたことも、お土産を通して伝えたいという思いでした。

 

客室の「シルクアートの間」から、ご当地楽の上州座繰り、そして最後のお土産選びまで。滞在のあちこちで触れてきた絹文化が一本の線につながります。温泉まんじゅうだけではない、今の群馬らしいものを探すのも旅を締めくくる、思い出作りになりました。

界 草津 おみやげ
写真左:Jacquard Works キャラメルポーチ(fpink triangle × green stripe)4,400円(税込)、写真右:SAKASO ミニバッグ(界 草津オリジナルカラー)5,880円(税込)
界草津 お土産2
写真左:トリプル・オウ ネックレス(ゴールド)5,500円(税込)、写真右:SAKASO ピアス・イヤリング(界 草津オリジナルカラー)6,380円(税込)

界 草津を拠点にすると草津温泉の時間が広がる

今回の滞在で印象に残ったのは、「界 草津」が宿の中だけで旅を完結させていないことでした。界 草津には、性質の異なるふたつの湯、暖炉ラウンジ、絹文化を取り入れた客室、上州の食を味わう会席、そして上州座繰りなどの体験があります。でもそれだけではありません。森とトンネルの向こうには、湯畑や外湯、裏草津のカフェ、「蕎麦割烹 SAI」まで、宿の外へ出るからこそ出合える楽しみが広がっています。静かな森とにぎやかな温泉街、その両方に滞在したような、もりだくさんの3日間でした。

◆界 草津

歴史ある草津温泉と自然豊かな木立に包まれた温泉宿を敷地内のトンネルで行き来する格別な滞在。二つの草津を巡る、新たな過ごし方を堪能できます。

界 草津  2泊のすすめ

温泉を存分に楽しみ、心身ともにリフレッシュするには1泊ではもったいない。ゆっくりのんびり滞在する2泊3日をおすすめ。心ゆくまで旅の時間を楽しむ連泊滞在をご提案します。

◆界ブランドとは

界は、星野リゾートが運営する日本初の温泉旅館ブランドです。現在、全国 25か所に展開しており、今後数年かけて日本有数の温泉地に約 30 か所展開し、日本旅の拠点となることを目指しています。「王道なのに、あたらしい。」をテーマに趣のある心地よく快適な空間で、ホスピタリティ溢れるスタッフが旅の醍醐味である「地域」や「季節」へこだわり、その土地ならではの旅の提案をするブランドです。

photos by Makiko Nawa

text by Chisa Nakajima

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