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賢い子の親は取り入れている?語彙力を増やす絵本の読み聞かせとは

  • 2026.10.8

「絵本を読んでいると娘がたくさん話しかけてきて注意しちゃった」「読み聞かせをしているけど、語彙力や自分で考える力って育っているのかな」夜、わが子の寝息を聞きながら、ふとそんな風に悩んだことはありませんか。熱心なママほど「途中で邪魔をしないで静かに聞いてね」「最後までしっかり読み切らなきゃ」と、つい力が入ってしまうこともあるはずです。こんにちは、まーやです。私は12年間元小学校教員として、現在は偏差値70台の5歳の娘の母として、幼児期の賢さの土台づくりを発信しています。よくフォロワーさんからの絵本の悩みで多いのが「子どもがいろいろ話しかけてくるのだけど、聞いてもらうように促せばいいのか、一緒に会話すればいいのか悩みます」というものです。私も絵本の読み聞かせはずっと続けてきたのですが、いろいろ試行錯誤してきた親の一人です。そんな中で出会ったのが、海外でも注目されている「ダイアロジック・リーディング」という、絵本を通じた対話の手法でした。今回は、賢さの土台づくりにもつながる対話型ベースの読み聞かせについてご紹介します。

絵本をわが子とのおしゃべりの時間に

ダイアロジック・リーディングとは、大人が一方的に読んであげるのではなく、絵本をきっかけにして親子で言葉のキャッチボールを楽しむ読み方です。適正年齢は、おしゃべりが楽しくなってくる2歳頃から、自分の考えを言葉にできるようになる小学校低学年くらいまで。メリットは、なんといっても子どもの語彙力や考える力、共感力がぐんと育つことです。絵本を見ながら言葉のやりとりを重ねることで、自分なりの考えを紡ぎ出す力が自然と磨かれていきます。ただし、気をつけておきたいデメリットもあります。一番ありがちなのが、親がテストの先生になってしまうこと。「この服は何色?」「このあと誰が来た?」と正解を求める質問ばかりを重ねてしまうと、子どもにとって絵本は楽しい時間ではなく、息の詰まる勉強になってしまうので注意してくださいね。大切なのは、知識を試すテストではなく、子どもの心に寄り添うおしゃべりを楽しむことです。ある日、私は名作『ねむりひめ』を開きながら、娘とこんな対話をしてみました。

5歳の娘が見せてくれた優しい世界

いつもよりちょっとだけ余裕があったので、『ねむりひめ』を使ったダイアロジック・リーディングを行ってみることにしました。お話のクライマックス。お祝いに1人だけ招待されず、怒って生まれたばかりのお姫さまに呪いをかけた13人目の妖精。そして、国中の糸車を燃やしてなんとか呪いから逃れようとした王様。最後のページを閉じたあと、私は、娘にこんな問いかけをしてみました。「ねえ、王様と魔女、どっちが悪かったと思う?」どちらかが正解、というわけではない二者択一の質問です。娘は「うーん」としばらく考え込んでいました。数秒の静かな時間が流れたあと、ぽつりとこう答えました。「……どっちも悪いと思う」「そっか、どうしてそう思ったの?」「妖精はひどい呪いをかけたから悪い。でも、そもそも王様が招待しないで、悲しい気持ちにさせたからいけないと思う。そんなことしなかったら、呪いもかけなかったよね。」悪者を一人決めて終わりにするのではなく、娘は妖精が抱えた「のけ者にされた寂しさ」にも、しっかり心を寄せていました。正解のない問いかけをしたからこそ、5歳の子どものやわらかくて優しい感性に、大人の私のほうがハッと気付かされた瞬間でした。

正しさよりも、楽しさを大切に

とはいえ、わが家でも毎日この対話型読み聞かせをしているわけではありません。寝る前は、ゆったりとリラックスして安心感を味わう時間でもあります。毎晩のように質問ばかりしていては、子どもも頭を使って疲れてしまいますし、ママも気負ってしまいますよね。なので、寝る前は淡々と読み聞かせすることの方が多いです。このダイアロジック・リーディングはあまり頑張りすぎず、余裕のあるときに週に1回、あるいは休日の昼間に少し試してみようかなという気持ちで取り組み始めることをおすすめします。この対話型ベースの読み聞かせを始めてから、普段の何気ない読み聞かせでも娘の様子が変わってきました。途中で「あ、この子きっと寂しかったんだね」「こうすればいいのにね」と、自分から感じたことをポツポツとお話ししてくれるようになったのです。ダイアロジック・リーディングは、子どもを無理に賢くするための特別なトレーニングではありません。「今、どんな風に感じた?」「そのとき、どんな気持ちだったと思う?」そんな風に、子どもの小さな心の声に耳を傾ける時間そのものです。返ってきた言葉に「そうだね」「よく気がついたね」と笑顔で頷いてあげるだけで、子どもの自己肯定感はぐんぐん育ちます。絵本を開いたとき、もしお子さんが話しかけてきたら「途中で止めずに最後まで読まなきゃ」と思わず、一緒に対話を楽しんでみると新しい発見があるかもしれません。絵本の途中で立ち止まって、子どものおしゃべりにのんびり耳を傾けてみる。そんなあたたかなひとときが、きっと親子の宝物のような時間になっていくはずだと思っています。

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Instagram:まーや(@ma_ya.chiiku)

note:まーや|賢い子の育て方

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