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【子どもの英語力を上げる方法】日本語みたいに英語が頭にスルスル入ってくる! 絵本『どしゃぶり』で英語好きの子どもになる

  • 2026.11.5
cocreco『どしゃぶり』の日本語版と英訳版をそれぞれ読むと、雨の表現方法だけでなく、絵本らしい表現の面白さにも触れられます。

「子どもの英語力を幼いうちから高めたい」「英語を楽しみながら自然に覚えてほしい」と考えるのであれば、子どもが喜んで手に取る絵本を活用してみてはいかがでしょうか。

日本の作品であり、英訳版もそろっている本であれば、単独で読んだり並べて読んだりすることで、日本語の豊かな表現と、それに相当する英語の表現の両方に触れることができます。

二人の子どもを英語上級者に育てた通訳者・翻訳家である神本亜紀さんが、子どもが無理なく英語を楽しめる、日英本を使った英語への新しいアプローチ法を紹介します。

プレゼントにも最適! 絵本『どしゃぶり』ってどんな本?

絵本『どしゃぶり』は、夏の暑い日に突然降り出した雨を、男の子が五感で体験する物語。

賑やかな雨の音や、雨が男の子の頭や体に降り注ぐ肌感が、絵本作家・漫画家のおーなり由子さんの文と、絵本作家・はた こうしろうさんの絵で綴られています。

その英訳版は、翻訳者エミリ・バリストリエリ氏による言葉選びが秀逸です。男の子の感覚を巧みに表現した世界観は評価が高く、歴史ある米国の出版業界誌「Publishers Weekly」のベストブック2025をはじめ、2026年には米国「ブルーベリー賞(※)」なども受賞しています。

本作は、子どもへの誕生日プレゼントや、センスのいい贈り物としても喜ばれている絵本です。

タイトル『どしゃぶり』からもわかる・感じられる雨の英語

本は表紙から楽しめるもの。まずはお子さんと表紙からじっくりとその世界を楽しんでみてください。

英訳版タイトルは、副題もついた“Downpour: Splish! Splash! Ker-Splash!”です。

downpourがどしゃぶりを意味する英単語であり、そこにsplish、splash、ker-splashという、水を連想させる英語の擬音語(オノマトペ)が続いています。

絵本『どしゃぶり』の英語タイトルについて

downpour=どしゃぶり、大雨、豪雨。

splish、splash=パシャパシャやバシャバシャ。水たまりなどで水が繰り返しはねる音。

ker-splash=ザブンやドボン、バシャーンといった水しぶきの音。読み方は「カースプラッシュ」。

cocreco絵本『どしゃぶり』文:おーなり由子、絵:はた こうしろう及び“Downpour: Splish! Splash! Ker-Splash!”文:Yuko Ohnari、絵:Koshiro Hata、翻訳:Emily Balistrieri、出版:Red Comet Pressより

ker-splashという言葉は、男の子が水たまりで勢いよくジャンプするシーンにも登場します。日本語版と英訳本を並べて読むと、水しぶきの音が日本語でも英語でも聞こえてきそうです。

また、親子で「ぶっしゃあん!」や〈ker-splash!〉と声に出してみると、さらに楽しさが広がるでしょう。

英語を声に出すときのポイントは、親御さんは「カースプラッシュ」をカタカナ読みするのではなく、できるだけ英語の発音を意識してみてください。

さらに、実際に雨の日に絵本のことを話題にすることで、子どもは楽しみながら、無理なく英語に触れ、言葉を覚えていくことができます。

そういった経験を繰り返していくと、たとえば私の子どもは雨の日になると、覚えた雨の英語やオノマトペをよくひとりで楽しそうに口にしていました。

日常で触れた「楽しい」が、きっとお子さんの英語力を高めていくはずです。どうぞ、絵本『どしゃぶり』を通して、親子で有意義な時間を過ごしてみてください。

次回は、絵本『どしゃぶり』で味わう英語のオノマトペの世界を配信予定です。

(※)「ブルーベリー賞」は、2021年にイリノイ州エバンストン公共図書館が創設した賞。自然界、地球、環境保護をテーマに出版された、主に3歳から10歳までを対象とした児童書の中から、魅力と質の高さを兼ね備えた作品が表彰されます。

cocreco文:おーなり由子 絵:はた こうしろう
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