1. トップ
  2. スポーツ
  3. その姿勢、適切ですか?最速シングルを目指すスイング上達法

その姿勢、適切ですか?最速シングルを目指すスイング上達法

  • 2026.10.8

イメージや感覚では「理解できない、実践できない」ことがゴルフには多々ある。それらをクリアにした1冊が『ゴルフスイング物理学』だ。

大人になって始めた人が最速でシングルになれる新しい上達法として、「効率よくうまくなれる!」と評判の理論を少しずつ紹介する。

「体幹の動き」は前傾の適度なセットから始まる

その姿勢、適切ですか?最速シングルを目指すスイング上達法
ヒザを少しゆるめてお尻の穴を少し後ろに向ける。背中は湾曲し、背中にシャフトをあてがうとすき間ができるが、腰のところで手がちょうど入る程度が適度

これまで腕の使い方、とくに右手の使い方をメインに解説をしてきましたが、これによってクラブの扱い方を関節の動作として少しずつ理解いただけたのではないかと思います。ここからは、手をメインに考えたクラブの扱い方にマッチした、体幹から下半身の動作を解説していきます。

スイング中には骨盤が左右に、そして上下に向きを変えます。単純に水平の回旋だけであればそれほどむずかしい動きではないのですが、ゴルフスイングでは水平の回転、縦の回転、そして左右のスライドが混ざった動作となるため、複雑で習得がむずかしいのです。

そこでまずは、水平と縦をかけ合わせた、骨盤の斜めの回転を習得していきましょう。アドレスでは、骨盤を斜めに傾けなければならないのですが、ここではお尻の穴の向きを意識するとわかりやすいです。ヒザを少しゆるめた状態で、お尻の穴を少しだけ後ろに向けるようにします。これで骨盤の前傾ポジションがつくられ、「斜めの骨盤」を手に入れることができます。

柔軟性の高い方、とくに女性に多く見られますが、骨盤の前傾が強すぎてもデメリットとなります。目安としてはシャフトを背骨に沿わせたすき間に、腰のところで手のひらがギリギリ入る程度が適切です。シャフトと腰の間が大きく開いてしまっている場合は、少し骨盤の前傾をゆるめて調整しましょう。

その姿勢、適切ですか?最速シングルを目指すスイング上達法
シャフトと背中に手が入る以上のすき間ができている場合は、骨盤の前傾が強すぎると言える

「脚の長さを変える」ことで骨盤は斜めに回転する

その姿勢、適切ですか?最速シングルを目指すスイング上達法
ヒザを曲げたほうの脚は短くなり腰も低くなる。ヒザを伸ばしているほうに腰は向く。つまりヒザの曲げ伸ばしが腰の回転を促している

骨盤が前傾した状態で、左右の脚の長さを変えてみましょう。つまり、ヒザの伸ばし具合を左右で互い違いに変えてみるのです。

ヒザを曲げたほうの脚は短くなり、曲げていないほうは長くなる、ととらえてください。

ヒザを曲げていないほう、つまり脚の長いほうの骨盤は上方に向かい、そして脚の長いほうに骨盤が向きます。

言い換えれば〝腰が回転した〞わけですが、これだけでも骨盤は水平と縦をかけ合わせた動きになっています。

つまり、「骨盤を水平回転させる動きの軸を前傾させただけの動き」ではないのです。ただ、どの程度の水平の動きと、どの程度の縦の動きをかけ合わせるか、といった細かな理解までは必要ありません。理解しなくても実行はできるのです。必要なことはこの動作を互い違いに繰り返し、骨盤の向きを自由に変えられる状態にしておくことです。

その姿勢、適切ですか?最速シングルを目指すスイング上達法
骨盤を前傾させたアドレスをつくる。前傾しているため、腰の動きには水平回転の要素と、縦回転の要素がかけ合わされる

いかがでしたか。このレッスンをぜひ参考にしてください。

解説=小澤康祐
●おざわ・こうすけ/1987年生まれ、長野県出身。運動学、物理学などの視点でゴルフスイングを独自に研究。2015年よりYouTubeにて「ゴルフスイング物理学」のタイトルでレッスン動画を配信。2020年3月時点でチャンネル登録者5万3000人、視聴回数はのべ1000万再生を超える。アマチュアへの指導のほか、ティーチングプロの講習、ツアープロの動作改善指導なども行っている。


写真=高橋淳司

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ