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【ニキビ予防】コメド圧出はやってもいい?「ニキビを潰す」との違いは?皮膚科医に聞いてみた!

  • 2026.10.4
教えてくれたのは…
吉田貴子先生

皮膚科・美容皮膚科医。渋谷スキンクリニック院長。12歳で「コメド圧出」に開眼して以来、ニキビ・毛穴トラブルの研究とケアを追求。臨床経験に基づく確かな知識と目からウロコのセルフケア指導で、多くの女性を美肌へと導く。

結局ニキビは潰していい? 潰しちゃダメ?

「ニキビは潰したほうが早く治る」のか、「跡が残るから絶対に触っちゃダメ」なのか。吉田先生の答えはズバリ、「ニキビの状態による」というもの。炎症が起きているニキビをいじると悪化するけれど、ニキビの前段階であるコメドを正しく圧出すれば予防にもなるのがホントのところ。ただ一般的にはその見分けが難しいため、赤みや痛みのあるニキビは触らず皮膚科にまかせるのが安心!

ニキビ・毛穴の悩みに。【コメド圧出】って一体何?

吉田先生

コメドは毛穴の中にできた皮脂の塊で、角栓は角質と少しの皮脂が混ざり合ったもの。厳密には別物ですが、対処法は同じです。どちらもワインのコルクのように毛穴に栓をしている状態なんですね。これを放置すると、奥から分泌される皮脂が溜まり続け、毛穴を押し広げて『開き毛穴』に。さらに毛穴の入り口に露出したコメドが空気に触れて酸化すると『黒ずみ毛穴』へ変化します。そして重要なのは、コメドは医学的にはニキビの始まりだということ。毛穴に皮脂がつまってコメドができて、空気を嫌うアクネ菌が閉鎖された毛穴の中で皮脂をエサにして増殖し、その結果、炎症を起こして赤ニキビになるというのがニキビ発生のプロセス。だからこそ、コメドのうちに専用の器具を使い、毛穴の外に押し出してあげるコメド圧出が有効なんですよ。


12歳からコメドを圧出している先生の鼻が美しすぎる!
12歳からコメドを圧出している先生の鼻が美しすぎる!
吉田先生

鼻の毛穴づまりが気になりだしたのは12歳の頃。当時はいまのように便利な圧出器具なんて家にありませんでしたから、ヘアピンやピンセットなどを使って、鏡を見ながらつまりを押し出していたんです。一般的に『自分で押し出すと余計に毛穴が開く』と言われていますが、何十年も自分の肌で実践してきた結果、私の肌はとてもなめらかな状態を保ち続けています。この検証結果からわかるのは、毛穴に汚れを溜め込んでいるほうが、開き毛穴や黒ずみ毛穴、そしてニキビの原因になるということ。初期段階でこまめにクリアにしてあげることが何よりも大事だと思います。


角栓崩壊コスメとの違いは? 「圧出」する必要ってある?

吉田先生

最近は、角栓を分解・崩壊させる技術を搭載したクレンジングや洗顔料が多数、発売されていますよね。私から見ても本当に優秀で、日常の毛穴ケアとして心強い存在です。ただ角栓崩壊コスメは、肌表面の毛穴の出口付近にある詰まりを分解し、日々の汚れを溜め込まないためのデイリー予防ケアなんです。コメドって、毛穴の奥深くまで長々と詰まっていることもあるんですよ。とくにカチカチに固まってしまったもの、しぶとく毛穴の奥にとどまっている油の塊は、コスメの成分だけでは落としきれない可能性が高い。そういった奥深くに固着した頑固なコメドを、物理的なアプローチでスルッと取り除くのが、コメド圧出の役割といえます。


「コメド圧出」と「ニキビを潰す」、何が違う?

吉田先生

私がクリニックで行う『コメド圧出』と、一般的にイメージされる『ニキビを潰す行為』は、目的も対象もまったく別物。角栓などがつまった状態の白ニキビ・黒ニキビと、触るとザラザラする毛穴詰まりの初期段階であるマイクロコメドは圧出してOK。でも赤く腫れあがっていて、触ると痛むような赤ニキビ、膿を持った黄ニキビは潰しては絶対にダメ! そもそも無理に押しても中身のコメドは出てきませんし、赤く腫れているときに圧迫すると、皮膚組織が破壊されてしまい、炎症がひどくなって色素沈着やクレーターなどのニキビ跡になりやすいので要注意ですよ。


毛穴&ニキビの状態別に解説・圧出はOK or NG?
毛穴&ニキビの状態別に解説・圧出はOK or NG?
吉田先生

つまり毛穴と黒ずみ毛穴は、コメド圧出がもっとも効果を発揮する毛穴タイプ。開き毛穴とたるみ毛穴も、中にコメドが溜まっている場合は、まず圧出してつまりを取り去りましょう。ただし、毛穴の開きやたるみは圧出だけでは元に戻すことが難しいため、十分な保湿、ビタミンC配合コスメ、クリニックのピーリングやレーザーといった医療の力も必要になります。状態に応じてケアしましょう。


毛穴&ニキビの状態別に解説・圧出はOK or NG?
吉田先生

毛穴に皮脂が溜まってふっくらしている白ニキビ、毛穴が開いて皮脂づまりの表面が酸化して黒くなった黒ニキビは、どちらも炎症を起こしていない状態なので圧出してもいいです。でも、アクネ菌が増殖して赤く腫れ、痛みもある赤ニキビや、炎症が悪化して黄色い膿を持っている黄ニキビは圧出NG。痛みや赤みが出ていたらすでにアクネ菌が暴れている状態なので、セルフ圧出は絶対にやめてくださいね。


VOCEエディターが「コメド圧出」を体験!

毛穴づまりがスッキリすると話題のコメド圧出。実際の“圧”はどれくらいなのか、術後の肌はどうなるのかなど、気になるポイントをエディターが報告!

新鮮な痛みに涙目に! 黒ずみ毛穴が目立たなくなって感動!

新鮮な痛みに涙目に! 黒ずみ毛穴が目立たなくなって感動!

丁寧にクレンジングして肌をやわらかく整えたあと、専用の器具を鼻やあごの毛穴に当てて圧出します。キュッと押し出される瞬間、思わず「うっ、イタい!」と涙目に。普段押されることのない毛穴をピンポイントで圧迫されるため、ツンとした独特の痛みが走る! 施術担当の方によると「コメド圧出は、ある程度の痛みが生じるのが当たり前」とのこと。圧の強さについて伺ってみると、「基本的には我慢できる範囲内で行います。耐え難いほどの激痛だと、肌がダメージを受けてしまう可能性がありますから。でも、ある程度はしっかり圧をかけないと、毛穴の奥の頑固なつまりは出てこないんですよ」と教えてくれました。クレンジングなどで角質を優しくほぐし、器具の角度を調整することで、無理な圧をかけなくてもつまりが出るように工夫しているそう。

正直、コメド圧出を受けるまでは「摩擦NGが叫ばれる中、これはアリなのか?」という思いが。とはいえ、施術終了後に圧出したコメドたちを見たら(鼻まわりから圧出したものを確認したいからと、捨てないよう事前にお願いしていました)、「ニキビのモトがこんなにも……!」という衝撃があり、私のようなTゾーンに皮脂が多い混合肌や脂性肌の人には特におすすめしたいかも、という気持ちに。
そして、何より感動したのは、12歳から圧出している吉田先生の「鼻がツルッツル! 毛穴が全然見えない!」という説得力ありすぎるビジュアル(リアルで見ても下の写真の通りでした)。

12歳からコメドを圧出している先生の鼻が美しすぎる!

個人的には、気になっていた鼻の黒ずみが目立たなくなったのがうれしい!
(渋谷スキンクリニックでは「コメド圧出」が990円で受けられます)

渋谷スキンクリニックでは「コメド圧出」が990円で受けられます

セルフケアでも取り入れたら毛穴の目立ち具合が変わってきた!

吉田先生いわく、コメド圧出はセルフで行ってOK。行う頻度は世代や肌質にもよるそうですが、10〜30代の脂性肌さんは、少しずつなら毎日行っていいとのこと。

コメド圧出に必要なもの
プッシャー
  • プッシャー(写真は渋谷スキンクリニックで販売されているもの。薬局や100均でも買えます)
  • エタノール、コットン(プッシャー消毒用)
  • 拡大鏡
  • 清潔なタオル
セルフで行うコメド圧出の手順

1.プッシャーをエタノールで消毒する
2.蒸しタオルを顔に当て、毛穴を開かせる(お風呂上がりに行うならこの手順は不要)
3.手をしっかり洗う
4.拡大鏡で毛穴を見て、コメドがつまっている箇所を探す
5.コメドが見える毛穴のすぐ上にプッシャーのヘリを当てる

コメドが見える毛穴のすぐ上にプッシャーのヘリを当てる

6.コメドが出るまで強めの力で押す
7.終了後、顔を洗いスキンケアを。保湿はマスト!

クリニックで受けて以来、コメドを見つけたらセルフで行うようになったのですが、明らかに鼻の毛穴目立ちが減ったし、肌がなめらかになってきた気が。私の肌には合っているので、これからも続ける予定です!

CHECK!
取る快感に浸ってしまうと、ついゴリゴリやりたくなるかもしれませんが、正しい力の加減や動かし方を知るため、まずはコメド圧出を行っているクリニックで受けてから、セルフで圧出するのをおすすめしたいです。

取材・文/穴沢玲子 構成/西村美名子

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