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「体を好きにならなくていい」ボディ・ニュートラルとは?

  • 2026.9.25

「ボディ・ポジティブ」という言葉がウェルネスの世界に広まるなか、「自分の体を好きにならなければならない」というプレッシャーから距離を置く考え方として注目されてきた「ボディ・ニュートラル」。外見ではなく、体の機能や自分自身との関係に目を向けるこの考え方は、ボディ・イメージとの向き合い方に新たな選択肢をもたらしている。(フロントロウ編集部)

「好き」も「嫌い」も言わなくていい

ボディ・ニュートラルとは、自分の体を「好き」か「嫌い」かのどちらかで評価する必要はない、という考え方。「自分の体を愛さなければならない」というプレッシャーや、「太っている」「やせすぎ」といった外見への評価から距離を置き、自分の体をありのままに受け止めることを目指す。外見よりも、体が持つ機能に意識を向けることも特徴のひとつだ。

近年では、SNSや広告などを通じて目にする「理想の体」と自分を比較することから距離を置き、より健やかなボディ・イメージを育むための考え方としても取り入れられている。

「ラディカル・アクセプタンス」という考え方

ボディ・ニュートラルとあわせて知っておきたいのが、「ラディカル・アクセプタンス(徹底的な受容)」という考え方だ。自分では変えられない現実に抵抗し続けるのではなく、まずは現実をそのまま認識し、受け入れることを意味する。弁証法的行動療法(DBT)でも、現実を受け入れることと、自分の行動や人生に変化をもたらすことの両方が重視されている。

ラディカル・アクセプタンスは、現状を肯定したり、変化を諦めたりすることとは異なる。自分ではコントロールできない現実に対する抵抗を手放し、そのうえで自分にできることへ意識を向けるための考え方だ。

大切なのは「どう見えるか」だけではなく「何ができるか」

ボディ・ニュートラルでは、体が「どう見えるか」だけでなく、「何ができるか」に意識を向けることも大切にされている。歩く、食べる、大切な人を抱きしめるなど、体が日々果たしている役割に目を向けることで、外見だけを基準に自分の体を評価することから距離を置くという考え方だ。

SNSなどを通じて他者の外見と自分を比較しやすい現代。自分の体を無理に好きになろうとするのではなく、評価そのものから少し距離を置いてみることも、自分の体との付き合い方を見直す選択肢のひとつになりそうだ。

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