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「あんな仕事嫌だ」「メールでよくない?」配達員を笑う中学生に友人が突きつけた「63円の現実」

  • 2026.9.19
『汗だく配達員』01 画像提供:ゆきたこーすけ(@kosukeyukita)
『汗だく配達員』01 画像提供:ゆきたこーすけ(@kosukeyukita)

まとまった休みが取れる連休は、自宅でゆっくりと読書を楽しむ絶好の機会だ。今回は、ゆきたこーすけ(@kosukeyukita)さんの「運び屋ゆきたの漫画な日常」から「汗だく配達員」を紹介するとともに、作品に込めた思いについて話を聞いた。

『汗だく配達員』02 画像提供:ゆきたこーすけ(@kosukeyukita)
『汗だく配達員』02 画像提供:ゆきたこーすけ(@kosukeyukita)
『汗だく配達員』03 画像提供:ゆきたこーすけ(@kosukeyukita)
『汗だく配達員』03 画像提供:ゆきたこーすけ(@kosukeyukita)
『汗だく配達員』04 画像提供:ゆきたこーすけ(@kosukeyukita)
『汗だく配達員』04 画像提供:ゆきたこーすけ(@kosukeyukita)

職業への冷ややかな視線と配達員の現実

マンションの談話室で話していた中学生たちは、配達中の郵便配達員を見ながら「汗だくだし、汚れるし。あんな仕事したくない」と口にする。さらに「メールでよくない?今になくなるよ?」と続け、配達の仕事そのものを軽視するような空気が漂っていた。

炎天下、バイクで走り回る配達員にとって、その言葉はかなり刺さる。実際に配達の仕事を長年続けてきたゆきたさんも「こういう見方をされることは、昔からときどきあった」と振り返る。

「じゃあ九州まで届けてよ」空気を変えた一言

気まずい空気が流れるなか、その場にいた友達が突然「じゃあ、これ九州まで届けてよ。63円で」と封筒を差し出した。さらに「山の中だよ?3日以内にね」と続け、何気なく使っている郵便サービスが、実はとんでもない仕組みのうえで成り立っていることを突き付けたのである。

たった63円で遠方まで届けられる手紙。当たり前のように利用しているサービスの裏には、汗だくになりながら働く人たちの存在がある。その価値を、友達はシンプルな言葉で伝えたのだった。

当たり前を支えるエッセンシャルワーカーへの思い

このエピソードには、同業者からも多くの反響が寄せられた。「酷暑のなか汗だくで訪問したら嫌な顔をされたこともあります」「快適な生活は誰かの仕事で成り立っている」といった声もあり、配達業の苦労や大切さに改めて注目が集まっている。

ゆきたさん自身も「コロナ禍を経て、生活に不可欠な仕事として見方が変わってきたように感じる」とコメント。「このお友達の言葉を聞くと、とくに若い世代ではそういう意識もあるのかなと思います」と語った。暑い日も寒い日も、誰かの荷物や手紙を届け続ける配達員たち。普段は気に留めない“当たり前”の裏側を、改めて考えさせられるエピソードである。

取材協力:ゆきたこーすけ(@kosukeyukita)

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