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私の話のときだけ反応が薄い気がする友人。これって私の気にしすぎでしょうか?

  • 2026.9.19
ハウコレ

帰りの電車で友人が口にしたのは、私が歩く坂道の花壇の話でした。普段は反応の薄い友人が、そこを知っていた理由とは。

取り分けた皿を回しながら話し始めると、友人の目線がふっと窓のほうへ流れました。学生時代からの4人で、月に1度集まっています。嫌われていると言い切れるほどではありません。ただ、私の番だけ少し空気が変わる気がしていました。

気のせいだと思える程度の違いでした

学生時代からの友人4人で、月に1度、駅前の同じ店に集まっています。

仕事の愚痴や最近買ったもの、休日にしたこと。話題は毎回ばらばらです。

違和感を覚え始めたのは半年ほど前でした。

ほかの2人が話しているとき、その友人は自然に笑っています。「それでどうなったの?」と続きを聞くこともあります。

私が話すときも、無視されるわけではありません。

「そうなんだ」

と返してくれるし、笑うこともあります。

ただ、グラスを見る時間が少し長かったり、窓の外へ目を向けたり、私の話だけ少し早く終わるような気がするのです。

毎回そうというわけでもありません。

だからこそ、「私が気にしすぎているだけかも」と思いました。

それでも、集まりから帰るたび、同じ小さな違和感だけが残りました。

意識するほど、分からなくなりました

あるときから、私はその友人の反応を気にするようになりました。

仕事で失敗した話をした日は、ほかの2人は笑ってくれました。その友人も笑いましたが、すぐに水を飲んでいます。

休日に少し遠いパン屋まで歩いた話をした日は、「へえ、いいね」と返ってきました。それだけです。

別の日には、昼休みにスマホを見ずに外へ出るようにしたと話しました。そのときも、短くうなずいただけでした。

嫌われているなら、もっと露骨に避けられそうな気もします。

店へ向かう途中では普通に話します。帰り際には「また来月ね」と言われます。

その差が、余計に分かりませんでした。

友人が先に帰った日のことです。残った2人に、

「あの子、私のときだけちょっと反応薄くない?」

と聞いてみました。

2人とも少し考えてから、

「そう?」

と顔を見合わせました。

その程度の違いなのだと思います。

気づいているのが自分だけだと分かると、今度は自意識過剰な気がしてきました。

それからは、自分の話を少し短めにするようになりました。

歩いた人しか気づかない花壇の話が出ました

集まりの帰り、その友人と同じ電車に乗りました。
家の最寄り駅は2人とも同じです。
ただ、仕事帰りだけ1つ手前で降りて、坂を上って歩いて帰っていることは、半年ほど前の集まりで、
「歩くと考えごとが整理されるんだよね」
と話していました。
窓の外を見ていた友人が、ふいに言いました。
「あの坂の花壇、植え替わってたね」
私はつり革を握り直しました。
その坂は駅と駅の間にあって、電車で通れば数秒で過ぎてしまう場所です。花壇があることも、歩かなければ気づきません。
「あの道、歩くの?」
そう聞くと、友人は少し黙りました。
それから、
「歩くと考えごとが整理されるって、言ってたでしょ」
と答えました。
覚えていたのかと思っていると、友人は続けました。
私の話を聞いた翌週から、自分も1つ手前で降りるようになったこと。
そのあと、昼休みの過ごし方も試したこと。
以前おすすめした店にも、1人で行ったこと。
どれも、私は知りませんでした。
「何回も真似してるみたいで、言いづらくなったんだよね」
私の話になると、それ私もやってる、と口にしそうになる。それが嫌で、必要以上に話を広げないようにしていたのだそうです。
半年間感じていたものは、気のせいではありませんでした。ただ、理由だけを反対に受け取っていました。

そして...

「嫌われてるのかと思ってた」
私がそう言うと、友人は、
「それはごめん。たぶん避け方がおかしかった」
と笑いました。
次の集まりの帰り、友人のほうから、
「今日、1つ手前で降りない?」
と誘われました。
2人で坂を上がり、植え替わったばかりの花壇の前を通りました。
以前なら、自分の話を始める前に友人の表情を確認していたと思います。
今は、坂の途中で見つけたものをそのまま話しています。
ほかの2人は、私たちがなぜ1つ手前で降りるようになったのか、まだ知りません。

(30代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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