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ロバート・デ・ニーロ、83歳で語った「父親としての罪悪感」。7人の子どもを持つ俳優の本音とは

  • 2026.9.17
Noam Galai / Getty Images

映画『ゴッドファーザー PART II』や『タクシードライバー』などに出演し、今やハリウッドの大御所俳優となったロバート・デ・ニーロ(83歳)。先日、7人の子どもの父親でもある彼は、多忙な俳優業と父親としての生活を両立する難しさについて明かした。

「一緒にいられないと罪悪感を抱いてしまう」

Netflixの新作映画『ウィスパーマン』で、主人公の疎遠になった父親を演じているロバート・デ・ニーロ。本作は、逃走中の連続殺人犯を追うスリラーでありながら、物語の根底には「父親であること」や「子どものために最善を尽くそうとする父親たち」の姿が描かれているという。

7人の子どもの父親であるロバートは、『People』のインタビューで、父親として大切なことについてこう語っている。

「秘訣があるのかどうかは分かりません。結局は、すべてをやりくりしていくしかないんです。本来ならそばにいるべきだったとき、あるいは自分ではそう思っているときに一緒にいられないと、どうしても少し罪悪感を抱いてしまいます」

6人目の子どもとして誕生した、ヘレン・グレース・デ・ニーロ。 Bruce Glikas / Getty Images

さらに、父親になった当時のことをこう振り返った。

「初めての経験です。父親になるために講座を受けたり、準備をしてきたわけではありませんからね。もちろん、そうすることもできる。でも、実際にはそうしない。ただ飛び込んで、子どもを迎えて…あとはやっていくしかない。それだけなんです」

俳優業と父親としての生活を両立する難しさについて明かしたロバートは、2025年に『Entertainment Tonight』のインタビューに応じた際にも、父親として大切にしていることについて語っている。

「自分を傷つけたり、何かを壊したりするようなことでない限り、子どもたちを支えてあげるべきです。たとえ自分が子どもの選択に賛成できなかったとしても、支えてあげること。そして、自分がいつでも味方であると、子どもたちに分かってもらうこと。それが大切なんです」

79歳で7人の子どもの父親に

現在7人の子どもを持つロバートは、1976年に元妻ダイアン・アボットと結婚。長女ドレナ(54歳)を養子に迎え、その後息子ラファエル(49歳)が誕生した。アボットとの離婚後は、トゥーキー・スミスと交際し、双子のジュリアンとエアリン(30歳)をもうけている。

そして1997年にはグレース・ハイタワーと結婚し、息子エリオット(28歳)と娘ヘレン(14歳)が誕生。そして2023年に、恋人ティファニー・チェンとの間に娘ジア(3歳)が生まれ、79歳で7人目の子どもの父親となった。

▼7人目の子どもジア

2024年2月に『People』のインタビューに応じたロバートは、今後もしばらく仕事のペースを落とすつもりはないと明かし、家族と過ごす時間もこれまで以上に大切にしたいとコメント。なかでも幼い娘ジアとのひとときを愛おしんでいると語った。

「本当にかわいい子なんです。とても愛らしいし、娘を見ていると、ほかのことは全部忘れてしまう。その瞬間を娘と一緒に過ごせることが、大きな喜びであり、心が安らぐ時間でもあります」

高齢出産をめぐる、男女のダブルスタンダード

79歳にして7人の子どもの父親となったロバートだが、年齢を重ねてから子どもを迎えた男性俳優は彼だけではない。アレック・ボールドウィンは62歳で2人の子どもを、リチャード・ギアは69歳、さらに71歳でも子どもをもうけ、スティーヴ・マーティンは67歳で初めて父親になった。また、アル・パチーノも83歳で4人目の子どもが誕生している。

2021年のアレック・ボールドウィンと息子エドゥアルド Monica Schipper / Getty Images

近年は、男性も女性も子どもを持つ年齢が上がっているとはいえ、そのことをめぐっては女性のほうがはるかに厳しい目を向けられがち。実際に“高齢”の母親には、今なお根強い偏見がつきまとっている。

実際に2024年3月、夫ベンジー・マッデンとの間に第2子を迎えた俳優のキャメロン・ディアス(報道当時は51歳)は、「自然妊娠でも代理母出産でも、子どもを産むには歳を取りすぎている」「その年齢で子どもを産むのは身勝手」「この子が16歳のとき、彼女は67歳」などといった多くの批判を浴びた。

『Glamour』は、ヒラリー・スワンクが48歳で2023年4月に双子を出産したとき、そしてナオミ・キャンベルが53歳で第2子を迎えたときも同じような批判が寄せられていたとし、このようにつづった。

「では、同じような批判を浴びなかったのは誰か。73歳、80歳(実際は79歳)、83歳でそれぞれ子どもをもうけたミック・ジャガー、ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノだ。彼ら“高齢の父親”たちを『無責任』『身勝手』と批判する声が、女性の場合と同じように大量に寄せられた記憶はない。子どもを持つ年齢が問題視されるのは、結局のところ母親の場合だけなのだろうか」

また『The Sydney Morning Herald』は、ロバートが79歳にして父親になったことについて、「子どもが父親と過ごせる時間が限られてしまう可能性があることを考えると、この決断はあまりにも身勝手ではないだろうか」と訴えた。

高齢で親になることをめぐっては、女性には厳しい目が向けられる一方、男性には比較的寛容な風潮もある。親になる年齢について、男女で異なる基準が設けられていることこそ、あらためて考えるべき問題なのかもしれない──。

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