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この秋の夜空で見ておきたい5つの天文現象、流星群から11月のスーパームーンまで

  • 2026.9.14
この秋の夜空で見ておきたい5つの天文現象、流星群から11月のスーパームーンまで
この秋の夜空で見ておきたい5つの天文現象、流星群から11月のスーパームーンまで / ※画像はイメージです。Credit: Generated by Codex (gpt-image), ナゾロジー編集部

夜が長くなったと嘆く人と、夜が長くなったと喜ぶ人がいる。後者は天文好きかも。

北半球の秋は夜が長くなり、外に出て空を見上げる機会が増えます。

これからの数か月には、流星群から明るい星団まで、見どころがそろっています。

この案内は北半球向けで、極大の日付は暦によって1日違うことがあります。日本での見え方は、国立天文台の暦で確かめました。

順番は、秋の夜が深まるにつれて目立つプレアデス星団から。

10月下旬にオリオン座流星群、11月には惑星の並びとしし座流星群、そしてスーパームーンが続きます。

プレアデスは、地球から440光年ほど離れた若い星の集まりです。

名前は七姉妹ですが、肉眼で数えられるのはたいてい6個ほど。

双眼鏡や望遠鏡を向けると、さらに多くの星が見えてきます。

秋の宵に東の空を見れば、おうし座の中に見つかります(国立天文台「今日のほしぞら」)。

では、流れ星はいつ、どこを見ればよいのでしょうか。

目次

  • ハレー彗星の「置き土産」が、10月と11月に流れる
  • 夜明け前の「4惑星」と、11月24日のスーパームーン

ハレー彗星の「置き土産」が、10月と11月に流れる

ハレー彗星の「置き土産」が、10月と11月に流れる
ハレー彗星の「置き土産」が、10月と11月に流れる / ※画像はイメージです。Credit: Generated by Codex (gpt-image), ナゾロジー編集部

オリオン座流星群は10月上旬から11月まで続き、ピークは10月21日ごろ。

国立天文台の暦では、日本での極大は10月22日ごろ、見頃は前後数日の夜半から未明(国立天文台 ほしぞら情報 2026年10月)。

暗い空でも1時間に5〜10個ほどで、未明に月が沈んだ後は条件が良いとされています。

地球は年に2回、ハレー彗星が残した塵の帯を通り抜けます。

小さな粒が高速で大気に飛び込んで熱を持ち、私たちの目には光の筋として見える。

流れ星がオリオン座の方向から放射状に広がって見えるので、この名が付きました。

見るコツは、人工の明かりから離れた暗い場所を選び、目が暗さに慣れるまで待つこと。国立天文台「流星群の観察方法」

11月17日ごろにピークが予想されるしし座流星群も、11月の見どころです。

日本では極大が18日の朝9時ごろで、見頃は18日の未明(国立天文台 ほしぞら情報 2026年11月)。

暗い空で1時間に5個ほどと控えめな予想ですが、月明かりの条件は良いとされています。

しし座流星群の粒は秒速およそ70キロメートルで大気に入り、地球から見える流星の中でもとりわけ速い。

理想的な暗い空なら、ピーク時に1時間あたり10〜15個ほど見える計算です。

ただし実際に見える数は、天気と光害、そして月の明るさに左右されます。

数を確約できないのは、流れ星の宿命です。

名前のもとはしし座で、流れ星はそこから放射状に飛び出すように見えます。

見るなら、しし座が高く昇る真夜中過ぎから夜明け前がよいとされています。

夜明け前の「4惑星」と、11月24日のスーパームーン

夜明け前の「4惑星」と、11月24日のスーパームーン
夜明け前の「4惑星」と、11月24日のスーパームーン / ※画像はイメージです。Credit: Generated by Codex (gpt-image), ナゾロジー編集部

早起きの人には、11月14日ごろの夜明け前に、水星・金星・火星・木星が集まって見える機会があります。

4つとも日の出前の地平線の上に並びますが、見つけやすさは同じではありません。

水星は空の低い位置にとどまり、昇る太陽のまぶしさに近いため、とりわけ難しい。

金星と木星は夜空でも指折りの明るさで、ずっと見つけやすいはずです。

日本の11月の明け方も、金星と水星は東の空、火星と木星は南東から南の空にあり、14日から17日には火星と木星が近づいて見えます(国立天文台「惑星同士の接近」今日のほしぞら)。

水星は21日に太陽から最も離れて見え、15日から29日は日の出30分前の高さが10度を超えて見つけやすくなるでしょう。

11月の満月はビーバームーンと呼ばれます。

ビーバーが巣を整え、冬に備えて食べ物を蓄える時期に由来すると考えられている名前です。

今年の11月の満月は、11月24日にスーパームーンになります。

国立天文台の暦でも、11月の満月は24日です(国立天文台 暦計算室「月の満ち欠け」)。

スーパームーンは、満月が地球に比較的近い位置で起きる現象で、いつもより少し大きく明るく見える。

しかも11月の満月から2027年2月まで、スーパームーンと呼べる満月が4回続きます。

流れ星も惑星も月も、見えるかどうかは天気次第。出かける前の空模様の確認が、いちばんの準備です。

帰り道に見上げたあの強い光は、金星か木星だったのかもしれません。天文に興味がない方も今年は秋の夜空を見つめてみてはいかがでしょうか。

参考文献

Five night sky events to look out for this autumn (BBC)
https://www.bbc.co.uk/news/articles/cvgy4w3mnpvo

ほしぞら情報 2026年11月(国立天文台)
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2026/11.html

ほしぞら情報 2026年10月(国立天文台)
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2026/10.html

流星群の観察方法(国立天文台)
https://www.nao.ac.jp/astro/basic/obs-meteor-shower.html

惑星同士の接近(国立天文台)
https://www.nao.ac.jp/astro/basic/planets.html

今日のほしぞら(国立天文台 暦計算室)
https://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/skymap.cgi

月の満ち欠け(国立天文台 暦計算室)
https://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/monthly_pc.cgi

ライター

天道銀河: 科学、歴史、心理、宇宙、生き物、テクノロジーなど、気になるものにはジャンルを問わず首を突っ込む雑食系ライターです。ひとつの分野を深く極めるというより、さまざまな知識を広く集め、意外なつながりを見つけるのが好きです。専門家ほど深くはなくても、好奇心の広さなら負けません。「こんな世界もあるのか」と思えるような、面白くてわかりやすい話題を届けていきます。

編集者

ナゾロジー 編集部

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