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有力選手はとっくに世界に見つかっている!?ガンバ大阪、アヤックスとの提携で見えた日本人選手に求められること

  • 2026.9.13

J1・ガンバ大阪は2024年3月、オランダの名門クラブとして知られるAFCアヤックスとフットボール戦略パートナーシップの合意に至ったことを発表した。

契約締結から約2年の月日が流れた今、提携によってどのような好循環が生み出されたのか?

経営企画部の山﨑敏氏と、アカデミー部でサブダイレクターを務める足髙裕司氏にインタビューし、本音に迫った。

画像: 有力選手はとっくに世界に見つかっている!?ガンバ大阪、アヤックスとの提携で見えた日本人選手に求められること

プロフィール

・山﨑 敏(経営企画部・担当部長/写真左)
・足髙 裕司(アカデミー部・サブダイレクター/写真右)

提携で感じた「育成のアヤックス」の真髄

――Jリーグの新たなシーズンも幕を開けましたが、昨季はACL Twoの優勝を手にするなど、ガンバ大阪にとって新たな歴史を刻みました。提携されているアヤックスの皆さんも、チームの戦いぶりをご覧になられているのでしょうか?

山﨑:アヤックスの皆さんも提携クラブの戦況などは見てくださっていて。我々がACL Twoで優勝を手にした時にはすぐに「おめでとう」と祝福のメッセージが送られてきました。

サッカーの試合結果や、戦術の良し悪しについて言われることはほとんどありませんが、彼らはとにかく若くて才能に溢れる選手を探していて、プレーの印象などについて尋ねられることは度々ありますね。

画像: (C)JUN.S ACL2優勝を祝う堂安律選手、中村敬斗選手の花束。両者はいずれもかつてガンバ大阪でプレーし、世界絵と羽ばたいていったプレーヤーだ。
(C)JUN.S ACL2優勝を祝う堂安律選手、中村敬斗選手の花束。両者はいずれもかつてガンバ大阪でプレーし、世界絵と羽ばたいていったプレーヤーだ。

――インターネットでよく「〇〇選手が世界に見つかってしまった」という表現を目にしますが、実際は日本人選手の才能が欧州クラブの皆さんに、既に知れ渡っていると……。

山﨑:そうですね。逆に言うとあまり(日本人選手の)情報がないので、有力な選手が選ばれているアンダーカテゴリーの代表チームのプレーは欠かさずに見ていますし、それが徹底されています。

我々が思い浮かべる良い選手の情報は、欧州クラブの皆さんもだいたい知っていますし、「もしかするとさらに良い選手がいるんじゃないか……」という目で、日本で行われる試合も積極的にチェックされています。

――アヤックスをはじめとする欧州のクラブは、日本人選手のどのような点に可能性を感じられているんでしょうか?

山﨑:欧州では、頭一つ抜けた個の力を生かして活路を見出していくような選手が多いですが、日本人選手の献身的なプレーや、謙虚さを持ちつつ規律を守りながらチームの勝利に貢献する姿勢をとても高く評価してくださっていて、リスペクトの念も抱いてくださっているように感じます。

――来年でアヤックスとの提携を結んだ3年契約が、一区切りを迎えます。今後の両者の可能性や、それを踏まえてのガンバ大阪のさらなる発展についての率直な思いを聞かせてください。

山﨑:将来的にはより幅広く、深い関係になっていければと考えています。その中で育成に関する意見交換に加えて、欧州クラブの日本人選手に対する見方やステップアップさせる移籍ノウハウを一層理解する。世界基準で活躍する選手を輩出し続け、その選手の価値に見合った移籍金で欧州クラブとやり取りする仕組みを整備していきたいです。

足髙:トップチームにも若手選手を積極的に起用する環境が整っていて、チャンスも多くありますし、アカデミーの選手がトップチームへの昇格を経て、世界で活躍するまでの好循環を作り続けたいと思っています

トップもアカデミーも含めて、ガンバ大阪が歩んできた30年以上の確かな歴史があるので、先人たちの功績や大切なものを残しながら、先駆者たちに続く選手がたくさん出てきてくれたらなと願っています。

ガンバ大阪が築いてきたこれまでの実績や、「世界に近づきやすい」環境に期待を寄せてガンバを選んでくださるお子さんや親御さんもいらっしゃるので、その期待に応えられるようにこれからも頑張っていきたいです。

ガンバが築いてきたこれまでの実績や、「世界に近づきやすい」環境に期待を寄せてガンバを選んでくださるお子さんや親御さんもいらっしゃるので、その期待に応えられるようにこれからも頑張っていきたいです。

――アヤックスとの提携は今後どのように展開されていくのでしょう?

山﨑:今年で3年契約の最終年度を迎えましたが、現状を鑑みつつ、より関係を深めていく方向性で話をしています。アヤックスにはアカデミー全指導者のアムステルダム現地研修など労力を要する私たちの要望にも応えていただきましたし、彼らをハブとして世界中のクラブとも親交を深められています。双方に実りがあるように、この関係性を今後も深めていけたらとの思いです。

足髙:「育成のアヤックス」と言われるくらいに、選手の育成に定評のあるチームなので、ガンバ大阪からアヤックスに行く選手や、その後に欧州五大リーグに飛び立っていくような選手をアカデミーから送り出せたらと思っています。そのようなパスウェイの構築が、アカデミー選手やガンバを目指す子供たちの希望にもなると思うので。繰り返しになりますが、先人たちの功績やこれまでの実績を大切にしながら、さらなるクラブの発展のために様々な取り組みに挑戦していきたいです。

取材:JUN.S

「育てながら勝つクラブに」ガンバ大阪、名門アヤックスとの提携で目指す未来 - Qoly-Sports&the Style

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