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恵まれてていいよね。仕事も順調、家庭も円満な妹を見て卑屈になる姉【お父さんの娘は私だけ】

  • 2026.9.13

最期の時が近づいた父幹久さんの病室で「お父さんの娘は私だけ。だから遺産だって私とお母さんだけのもの」とこれまで抱えていた不満を口にした長女亜美さんを見て、純子さんは愕然とします。次女の菜美さんは、元々は純子さんの姉の娘でしたが、3歳のときに母親を亡くした菜美さんを純子さんと幹久さんが引き取って養子にし、亜美さんと分け隔てなく愛情を注いで育てました。運動が得意で活発な亜美さんと、物静かで勉強が得意な菜美さん。タイプの違う2人ですが、とても仲の良い姉妹でした。その後、亜美さんは女子高へ進学し、地元企業に就職。菜美さんは地元トップの高校へ進学し、有名大学を出て誰もが知る大企業に就職しました。優秀な菜美さんに劣等感を抱いたこともあった亜美さんですが、地元企業の跡取り輝明さんと結婚し、幸せで余裕のある結婚生活を送っていました。数年後、菜美さんも職場で出会った直人さんと結婚。娘たちが結婚し幸せな家庭をつくっていることを純子さんも幹久さんも嬉しく思っていました。しかし、輝明さんの会社の経営が傾き始めると、亜美さんの中に再び菜美さんへの劣等感が生まれ始めます。純子さんから金銭面で援助を受けていることに負い目を感じる亜美さんは、純子さんが立て替えたお金を返さなくていいと言ったことに対して苛立ち、甘えればいいと言う輝明さんにもモヤモヤ。その後、亜美さん家族は自宅を手放すことになり、賃貸マンションへ引っ越し。その1年後に菜美さん家族は実家近くに一軒家を購入し、娘ヒナちゃんの希望で犬も飼い始めました。新居に招かれた亜美さんは、息子のレンくんが「オレも犬飼いたい」と羨ましがると「今のおうちじゃ飼えないの」とぴしゃり。菜美さんと亜美さんの間に重い空気が流れます。

恵まれた境遇の妹が羨ましい

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輝明さんの会社の経営が傾き始めてしばらくすると、亜美たちは豪邸を売却し、2DKの賃貸マンションへ引っ越しました。そしてその1年後、うちの近所に菜美たちが一軒家を購入しました。菜美が新居のお披露目に私たち夫婦と亜美家族を招待してくれたのですが、亜美と菜美の間には何とも言えない重い空気が流れているように感じます。

この日は菜美が手料理を振る舞ってくれました。テーブルに並んだたくさんの料理を見て、輝明さんが「すごいごちそうですね。菜美さん、料理がお上手なんですね」と菜美を褒めました。菜美が「そんなことないですよ」と恐縮すると、「亜美は、あまり料理してくれないんですよね。スーパーの総菜ばっかで」と輝明さんは亜美を下げるような発言をしました。

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輝明さんは菜美を立てようと思って言ったのかもしれませんが、それを聞いた亜美は「仕事が忙しすぎるのよ。料理する時間なんてあるわけないでしょ」と我慢ならない様子。険悪な雰囲気を感じ取った私は、「私も今日はてまり寿司作ってきたのよ!食べてね」と明るく言いながら、持ってきた料理を手にずいっと亜美と輝明さんの間に入りました。「おばちゃんもばぁばも、すげー。いただきます!」と喜んでくれるレンの無邪気さに救われた気がしました。

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その後、食事をしながら輝明さんが「直人さんは仕事も順調そうだし、やっぱ大手企業ってすごいですね」と直人さんを立てると、直人さんは「いやいや、ただのサラリーマンですよ」と恐縮。そんな2人に、幹久さんは「2人とも、娘といい家庭を築いて孫の顔を見せてくれた、それだけで十分だよ」と穏やかに言いました。本当に、幹久さんの言うとおりだと思いました。

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食後、レンとヒナはゲームで遊び始めました。亜美は、部屋に飾ってあった写真を見ているようです。

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壁には、菜美たちの家族旅行の写真や、ヒナちゃんのバレエの発表会の写真がたくさん貼ってあるボードが飾られていました。それを見ていた亜美は、「いいよね、菜美は恵まれてて・・」と皮肉っぽく言いました。

菜美さんの料理を褒めたいのなら褒めるだけで終わればいいのに、なぜ輝明さんは亜美さんと比べたり、亜美さんを下げるような発言をするのでしょうか。亜美さんが料理をする時間もないほど仕事に追われていることは、輝明さんが一番知っているはずなのに・・。こんな風に言われたら悲しいですよね。

※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:ポジョ

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