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「私は幸せ者なのよ…」夫にも義母にも恵まれているはず→違和感を無視し、自分に言い聞かせた理由は<母の口癖は可哀想>

  • 2026.9.12

主人公の優子さんは、母のことが苦手。子どものころから何かにつけて「可哀想」と言われ続けてきたことが、その理由のひとつでした。一方、母の“可哀想攻撃”は優子さんだけに向けられていたわけではありません。弟・ノボルさんには「大事な長男に苦労させるなんて可哀想」という、過保護な意味で同じ言葉を使い続けていたのです。母の言動に違和感を覚え、早くから自立したノボルさんは、やがて綾乃さんとの結婚を決意。しかし母は、結婚あいさつに来た綾乃さんに対しても「可哀想」を連発し……。

フミヨさんは、家事をさせることで綾乃さんを試そうとしますが、ノボルさんが一緒に来たため計画はうまく進みません。綾乃さんに家事をさせまいとするノボルさんの姿に、ついにフミヨさんは怒りを爆発させます。

「家事は女の仕事」「男性に家のことをさせるなんて恥」と綾乃さんを責め立てるフミヨさん。しかし綾乃さんは怒り返さず、「もしかして、誰かに言われたことですか? お義母さまの表情がつらそうに見えて……」と静かに問いかけました。

その言葉にハッとしたフミヨさんは、結婚したばかりのころ、義母から「女は家庭に入るのが幸せ」と言われた過去を思い出して……。

私は幸せ者。きっとそう……

義母に頼まれ、一日かけてたけのこの下処理をしたフミヨさん。その夜、夫・シゲユキさんに義母のことを相談しようとします。しかし、たけのこご飯を喜ぶ夫から「フミヨと結婚できて幸せだよ」と言われ、フミヨさんは言葉を飲み込んでしまいました。

夫を傷つけたくないという思いから、義母への違和感を打ち明けられなかったフミヨさん。やさしい夫、きれいな家、やさしい義母がいる自分は幸せなのだと、必死に思い込もうとするのでした。

◇ ◇ ◇

「これくらい我慢しなきゃ」「自分は幸せなんだから」と思うほど、小さな違和感に対して見て見ぬふりをしてしまうことがあります。けれど、苦しいと感じた気持ちは、なかったことにはできません。誰かを責めるためではなく、自分の心を守るためにも、「つらい」と言える場所を持つことは大切なのかもしれませんね。


著者:マンガ家・イラストレーター 山野しらす

ベビーカレンダー編集部

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