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長女夫婦はお正月も休まず仕事。お年玉がきっかけで揉め事に繋がるなんて【お父さんの娘は私だけ】

  • 2026.9.10

最期の時が近づいた父幹久さんの病室で「お父さんの娘は私だけ、だから遺産だって私とお母さんだけのもの」とこれまで抱えていた不満を口にした長女亜美さん。弱り切った夫の前で言い争う娘たちを見た純子さんは、2人が仲の良かった幼い頃を思い返します。次女の菜美さんは元々は純子さんの姉の娘でした。3歳のときに母親を亡くした菜美さんを純子さんと幹久さんが引き取って養子にし、亜美さんと分け隔てなく愛情を注いで育てました。運動が得意で活発な亜美さんと、物静かで勉強が得意な菜美さん。タイプの違う2人ですが、とても仲の良い姉妹でした。その後、亜美さんは志望校に落ちたものの併願校の女子高で高校生活を謳歌し、地元企業に就職。菜美さんは地元トップの高校へ進学し、有名大学を出て誰もが知る大企業に就職しました。優秀な菜美さんと自分を比べて劣等感を抱いたこともあった亜美さんですが、地元企業の跡取り息子の輝明さんと出会い、少しずつ前向きになっていきました。数年後、輝明さんと結婚した亜美さんは、豪華な結婚式を挙げ、新居は超豪邸。優しい輝明さんと幸せな結婚生活を送っていました。数年後、菜美さんも職場で出会った直人さんと結婚。2人の娘が結婚し幸せな家庭をつくっていることを純子さんも幹久さんも嬉しく思っていました。しかし、景気が悪くなり輝明さんの会社の経営が傾き始めると、少しずつ亜美さんにも変化が。息子レンくんの習い事代を純子さんに頼らざるをえなくなった亜美さんは、純子さんが「気にしなくていい」と言っても「菜美は頭がいいからこんな風にはならない」と菜美さんと比べて自分を卑下しました。そんなある日、日頃のお礼にと菜美さん家族から素敵なレストランに招待された純子さんと幹久さん。亜美さんたちも誘ったけれど予定があると断られたと聞いた純子さんは、亜美さんが自分だけ親に援助してもらっていることに負い目を感じて、菜美さんと顔を合わせることを避けているのかもしれないと感じます。

お正月の何気ないやり取りが争いの種になるなんて

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亜美の夫輝明さんの会社経営が厳しくなり始めていた頃、菜美が私たちをレストランに招待してくれました。「いつもありがとう」と感謝を伝えてくれる菜美の気持ちがとても嬉しかったです。でも、亜美の家族も誘ったけれど予定があるからと断られたと聞いた私は、「またみんなで集まりましょう」と笑顔で言いつつも、心の中では亜美は菜美と顔を合わせることを避けているのかもしれないと感じていました。夫婦で大企業に勤めている菜美と、輝明さんの会社経営が厳しくなってしまった亜美。私から少し援助を受けていることも負い目に感じているのかもしれません。

年が明け、久しぶりに我が家にみんなが集まることになりました。菜美はいつものように家族3人で帰って来ました。

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しばらくして亜美たちもやって来ました。レンは「ばーちゃん、おめでとう」と明るく挨拶してくれましたが、「お邪魔します」と入ってきた亜美の表情は曇っています。

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レンが「ヒナー」と言いながら部屋に入っていくと、亜美は玄関に立ったまま「輝明さん、仕事で。私もすぐ会社に戻るから、レンのこと頼んでいい?」と申し訳なさそうに言いました。よく見ると、亜美の顔はかなり疲れているように見えました。私は「もちろんよ。でも、あなたもちゃんと休みなさいね」と言って、今来たばかりの亜美を見送りました。

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みんなでご飯を食べたり、ゲームをしたり、楽しいひとときを過ごしました。幹久さんが「レン、ヒナ。お年玉だぞ」とお年玉を差し出すと、2人とも大喜び。子どもたちにとってのお正月の一番の楽しみは、やっぱりお年玉ですよね。そして、孫たちの喜ぶ顔が見られるので、私たちにとっても楽しみな時間です。

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直人さんからも「レン君、これはおじさんから」とお年玉をもらったレンは「いいの?やったー!!」と大喜び。娘家族に囲まれ、幸せなお正月を過ごせたことを嬉しく思っていた私ですが、このお正月の何気ないひと時が争いの種になるなんて・・思ってもみませんでした。

家族が揃ってお正月を過ごせるのは幸せですよね。お正月も休まず働く亜美さんと輝明さんの体が心配です。

※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:ポジョ

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