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「残高、ほとんどないんだけど」給料とボーナスを妻に預けた夫、明細を見ながら妻に確かめた一言

  • 2026.9.30
「残高、ほとんどないんだけど」給料とボーナスを妻に預けた夫、明細を見ながら妻に確かめた一言

二週間で消えた給料とボーナス

口座の明細を確かめた私は、思わず手を止めます。

結婚して数か月の頃、私は毎月の給料をほぼ全額、妻に渡していました。家計の管理をお願いし、ふたりの暮らしに必要なお金は、そこから払ってもらっていたのです。

妻を疑ったことはありませんでした。ボーナスも入ったばかりなので、当面の支払いに困ることはないだろう。

そんな気持ちで、私は振込口座の明細を確かめました。ところが、残高を見て手が止まりました。

お金がほとんど残っていない理由を、妻に聞きます。

給料とボーナスが入ってから、まだ二週間ほどです。

それなのに、口座にはほとんどお金が残っていません。

大きな買い物をした覚えも、妻から相談を受けた覚えもありませんでした。

私は明細を持って食卓へ行き、妻に声をかけました。

「残高、ほとんどないんだけど」

妻は私の手元を見て、すぐには答えませんでした。私は椅子に座り、何に使ったのかを聞きました。

妻は、結婚前の借金を返していたことを話します。

妻はしばらくうつむいた後、結婚前から借金があったことを話しました。

その返済に、私が渡したお金を使っていたというのです。

私は明細を見直しました。減っていたのは、ふたりの生活のために預けたお金でした。

結婚前に確認しておけばよかったという思いもあります。

それでも、生活費から返していることまで黙っていたのかと思うと、すぐには言葉が出ませんでした。

知らなければ、そのままだったのか

私の問いかけを聞いた妻は、答えられずに黙ります。

妻は、言い出すきっかけがなかった、と話しました。私は明細を食卓に置き、妻の顔を見ました。

「僕が今日、残高を見なかったら?」

妻は口を開きかけましたが、何も言わず、視線を落としました。

私が気づかなければ、次の給料も同じように使うつもりだったのでしょうか。

借金があることだけが問題ではありません。私が知らないところで、ふたりの生活費の行き先を決めていた。

そのことを曖昧にしたままにはできませんでした。

妻が持ってきた返済の書類を、一緒に確かめます。

私は、まだ返すお金がいくらあるのか、一緒に確認したいと伝えました。

妻はうなずき、保管していた返済の書類を持ってきました。

私は紙とペンを出し、妻と並んで内容を確かめました。

生活に必要な支払いも書き出していくと、使えるお金の少なさが、ふたりの目の前にはっきりと表れました。

妻は小さな声で謝り、私も家計を確認することに同意しました。

明細とメモを並べ、ふたりで支払いを確認します。

食卓には、明細と返済の書類、ふたりで書いたメモが並びました。

妻だけに任せていた頃とは違い、私も次の支払いを自分の目で確かめていました。

その後しばらくは、生活費を切り詰める日々が続きました。すぐに信頼が戻ったわけではありませんが、借金は完済し、今は私も家計を管理しています。

お金を預けることと、何も知らないままでいることは別でした。あの日の問いかけから、家計はようやく、ふたりで話すことになったのです。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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