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【吉田朱里さん】メンタルが削られていく…産後3週間はひたすら試行錯誤の日々。それでも、この時間があってよかったと思えるワケ。

  • 2026.9.8

2026年1月に第1子となる女の子を出産した吉田朱里さん。後編では、産後すぐに直面した新生児黄疸や授乳の壁、母乳・ミルク・搾乳を続けた日々、そして家族に支えられながら始まった赤ちゃんとの暮らしについて伺いました。育児に追われるなかでも、自分をかわいいと思える時間も大切にする――。吉田さんらしい産後の過ごし方と、ママになって感じた思いをお届けします。

黄疸で赤ちゃんは1日遅れの退院に

生まれた直後は紫がかって見えた娘。すぐに赤ちゃんらしい元気な肌色になりましたが、2日目以降は今度は黄色がかってきて。「みかんみたいな色になってる。もしかして黄疸?」とピンときました。

実は、妹の赤ちゃんも黄疸で入院が1日延びていたので、新生児黄疸については予習済み。案の定、うちの子も私より1日遅れで退院することになりました。

うまく吸えず、授乳は入院中から試行錯誤

お産入院中から苦戦したのは、授乳。なかなかうまく吸えなくて、のけぞって泣いてしまう。吸い方が分からなかったのかなと思います。あまりの全力拒否に、私も「なんかごめん」と思うんだけど、どうやって教えたらいいかもわからへん。

助産師さんが乳頭保護器を持ってきてくれたりして、丁寧にサポートしてくれたりしたのですが、それでもうまく飲めなくて。結局、ミルクを足しながら、まずは搾乳して母乳量を増やすことで対策をすることになりました。

こうして直接授乳ができないまま退院し、自宅でも試行錯誤の日々が始まりました。

母乳もミルクも搾乳も。授乳に苦戦した産後3週間

最初から哺乳びんで飲むことに慣れてしまったせいか、退院後もおっぱいを吸うのはなかなか難しいままでした。

ネット通販で乳頭保護器を片っ端から購入し、「これならどうだ!」とばかりに一回の授乳でいくつもの保護器を試しては、玉砕。最終的には、飲み慣れた哺乳びんの乳首部分を使うことで、なんとか直接飲めるようにはなりました。

ただ、それだけでは十分な量を飲むことができません。ある程度の時間、母乳を飲ませたら、赤ちゃんが疲れすぎないうちにミルクを作って、ミルクにバトンタッチ。そのあと私はまだ出しきれなかった分を搾乳して、次回分の母乳を確保する。

母乳もミルクも搾乳もするという、一番手間のかかる授乳スタイルで、とにかく時間がかかりました。気づけばあっという間に3時間がたっていて、すぐに次の授乳時間がやってくる。

その生活を3週間ほど続けていたときには、メンタルが削られていく感じがしました。

「できるところまで頑張りたい」と思った理由

それでも母乳も続けたいと思ったのは、身近な育児の先輩である妹も母乳で育てているし、「私だってできる!」と負けず嫌いな性格が顔を出したのかもしれません。

それに、母乳育児は、赤ちゃんにとってだけでなく、お母さんの産後の回復にもいいと聞いていたことも大きかったです。妊娠中に15kg増えた体重を、母乳で育てたら効率的に落とせるんちゃうか?という期待もありました(笑)。

だから、いわゆる“母乳神話”に追い詰められたというよりは、自分のなかで「やってみたい」「できるところまで頑張りたい」と思って続けていた、という感覚です。

「できたやん!」1カ月健診で訪れた転機

2週間健診の際には体重の増え方が少ないことを指摘され、1カ月健診のときにもまだうまく授乳ができないまま。健診の際には、助産師さんに泣きつくようにして「授乳ができないんです」と相談しました。

「もう一回頑張ってみようか」と笑顔で声をかけてもらい、助産師さんと授乳室へ。いつものように娘を抱っこした、そのときでした。娘が突然、大きな口をあけてパクッと吸いついてくれたんです。

「え! できたんやん!」って私も助産師さんもびっくり。赤ちゃんもたぶん「あー、こうやって飲むのか!」ってわかった瞬間だったのかもしれません。それから、ミルクと同じように母乳もぐいぐい飲めるようになりました。

3週間の授乳格闘は本当に大変でしたが、あの期間があったからこそ「私たち、よく頑張ったわよね」と思えるし、親子の絆がさらに強まったような気がしています。

あんなにえび反りで嫌がっていた子が、いまでは大きなお口をあけて求めてきてくれる。それも私にとってはすごくうれしくて、毎回、授乳のたびに「かわいい、かわいい!」って愛情が爆発しています。

家族みんなで支え合って。「大変な今も楽しまないともったいない」

我が家の場合は、近くに住む母や義母が手伝ってくれたり、同じくママになった妹、義理の妹もいたりして、家族みんなで支え合いながら子育てができる環境があります。

産後すぐは旦那さんの仕事が忙しくて、基本的にはワンオペに近い状態ではありました。でも、近くに頼れる人がたくさんいたから、授乳でメンタルが削られたときですら、その状況をある意味で楽しめたようにも感じています。

子どもって、本当に一瞬で大きくなってしまうと思うし、今の大変さもずっとは続くわけではない。だからこそ、楽しまないともったいない、と思うんです。

そう思えるのは、私の母からも、義理のお母さんからも、「もう1回子育てしたいくらい、楽しかった!」って聞いていたことも大きいかもしれません。

その言葉を聞いて、すごく素敵やなと思ったし、私もそう思えるように楽しみたい、と思ったんです。私、性格が単純だから、置かれた環境で楽しめるタイプなんですよね(笑)。

子育て中も自分のご機嫌ポイントは死守!

もちろんイライラしてしまうこともあるし、「どうしたらいいんだろう」って悩むこともたくさんあります。でも、そんなときにも、自分の機嫌をキープするポイントがわかっていると、どん底まで落ち込まなくてもすむのかも、と思っています。

私の場合は、自分をかわいいと思えないことがいちばん嫌。睡眠がとれないことより、家事が回らないことより、自分がボロボロの状態でいることがいちばんメンタルにくるんです。だから、産後もめっちゃスキンケアしています(笑)。

たとえば、赤ちゃんをお風呂から出したら、すぐに自分の顔にパックを貼り付けて、そのまま赤ちゃんの保湿ケア。「この限られた時間のなかで最大限に効果を発揮するアイテムや順番はなんだ?」と研究するのも、ゲームみたいでおもしろいんです。

自分をちゃんとご機嫌にすることも、育児を楽しむ工夫

ママになると、自分より赤ちゃんを優先しなきゃいけない場面がたくさん増えますよね。産前は普通にできたことが、どんどんできなくなっていく。その状況って、自分が削られていくようなしんどさを感じやすいと思うんです。

だからこそ、「スキンケアを優先したいから、家事は後回しでいいや」とか、「ときどきおいしいスイーツを食べられたらご機嫌でいられるから、デリバリーしよう!」とか、自分の機嫌をとるポイントを知っておくことは、すごく大事。

自分をちゃんとご機嫌にしてあげることも、育児を楽しむためのひとつの工夫なのかなと思っています。

これからも、娘との毎日を楽しみながら、ママになった自分も、これまでの自分も、どちらも大切にしていきたいです。

〈PROFILE〉
吉田朱里(よしだあかり)さん
1996年8月生まれ、大阪府出身。NMB48の1期生として活動し、2020年にグループを卒業。現在はモデル、タレント、美容系YouTuberとして活躍するほか、コスメブランドのプロデュースも手がけ、幅広い世代から支持を集める。2024年に結婚し、2026年1月に第1子となる女の子を出産。

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