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【インタビュー】『ミラベル』日本版声優・斎藤瑠希「オーディションに落ちまくっていた」MISIAライブ、ロンドン公演を経て2ndソロライブへ

  • 2026.9.7
自作詞による初のオリジナル曲、アコースティックギターでの弾き語りにも挑戦

『ミラベルと魔法だらけの家』で主人公・ミラベル役の日本版声優を務めた斎藤瑠希。役をつかんだのは、いろいろなオーディションに「落ちまくっていた」という時期だった。「もう飾らず、ありのままでやるぞ」と振り切って臨んだオーディションで抜てきされ、その経験は現在の仕事への向き合い方にも生きているという。

2025年にはMISIAのライブでフロントアクトを務め、ミュージカル『SIX』では日本キャストとしてロンドン・ウエストエンドの舞台に立った。2026年1月には初のソロライブ「TILL FULL MooN」を開催。9月18日、19日の2nd Solo Liveでは、自作詞による初のオリジナル曲を披露するほか、アコースティックギターでの弾き語りにも挑戦する。

歌うことの原点、『ミラベル』でつかんだ自信、MISIAのステージやロンドン公演で感じたこと、2nd Solo Liveに込める思いを聞いた。

斎藤瑠希

――『ミラベルと魔法だらけの家』やミュージカル『SIX』など、歌と芝居の両方で活動されています。斎藤さんにとって「歌うこと」の原点はどこにあるのでしょうか。歌や芝居を始めたきっかけも教えてください。
斎藤:歌うことの原点は「楽しさ」と「夢」です。幼い頃から、大好きなミュージカル映画のワンシーンをまねしたり、歌ったりして遊んでいました。私は興味のあることにまっしぐらなタイプなので、「楽しい」が私の原動力でもあり、原点です!

――『ミラベルと魔法だらけの家』では、オーディションを経て主人公・ミラベル役の日本版声優に抜てきされました。役が決まったと知ったときは、どんな気持ちでしたか。また、この経験はその後の活動にどのような影響を与えましたか。
斎藤:合格の知らせを受けたときは、もちろん叫び出しそうなほどうれしかったのをよく覚えています。私自身、ミラベルのオーディションの時期は停滞期といいますか、いろいろなオーディションに落ちまくっていた時期だったので、ミラベルのときは「もう飾らず、ありのままでやるぞ」と振り切った状態で挑んだんです。そうして役を任せていただけることになって、当時は自分自身でいることがすごく自信になりました。今の仕事に対するマインドにも、そのときの経験が生きていますね。

――2025年にはMISIAさんのライブでフロントアクトを務められました。大きなステージで歌った経験から、感じたことや学んだことはありましたか。
斎藤:まさか、あのMISIAさんのステージに立たせていただけるとは。思いもよらない経験をさせていただきました。リハーサルから見学もさせていただき、歌手としてステージに立つ方の姿勢や、こうやってライブを作り上げていくんだというベテランの舞台裏に、とても前のめりになりました。ライブならではのお客様とのコネクトの感じなど、とても視野が広がりました。そうそうたるジャズ奏者のバンドの方々の演奏で歌わせていただけたことも、忘れられない貴重な経験でした。

――ミュージカル『SIX』ではオーディションを経てキャサリン・パー役を務め、日本キャストとしてロンドン・ウエストエンドの舞台にも立たれました。現地の舞台で特に印象に残ったこと、また、その経験を経て歌や芝居への向き合い方に変化したことがあれば教えてください。
斎藤:現地では、ウエストエンドのほかの作品もいくつか観劇しました。『SIX』のステージでも印象的でしたが、観に来てくださるお客様が、どの会場でもほとんどオペラグラスを使われていないというのは、とても印象に残っています。お客様が舞台全体を通して作品を観劇されているのが伝わってきて、どんな規模の劇場でも、舞台上の会話のキャッチボールがどれだけ生感のあるものでも、ちゃんとお客様との大きなキャッチボールにつながっていたように思います。(オペラグラスを使うのがダメだというのでは全くなく!)私自身も、役や人とのコネクト、そしてお客様とのコネクトを大事にしながら仕事を続けていきたいです。

――2026年1月には初のソロライブ「TILL FULL MooN」を開催されました。初めて一人でステージを作った1stライブを振り返って、特に印象に残っていることはありますか。
斎藤:過去一の緊張ですかね……。1stライブは、お越しくださったお客様全員に助けていただいたと言っても過言ではありません。それくらいライブという憧れと、応援してくださる皆さんに自分の届けたいものを直接お届けするという責任を、強く感じていたのかもしれません。改めて、ファンの皆さんの温かさと優しさに感謝の気持ちがあふれました。

――今回の2nd Solo Liveでは、前回から変えたいところや、新しく挑戦したいことはありますか
斎藤:1stだったこともあり、楽曲もミュージカル曲が多く、パワフルで強気なラインナップでした。今回はピアノとパーカッション、そしてPOPSも加えています。皆さんの前では初披露となる、アコースティックギターでの弾き語りもあるので、前回よりカジュアルな雰囲気で楽しんでいただけるようなライブにしたいと思っています。

――今回のライブでは、初のオリジナル楽曲を披露される予定です。これまでさまざまな作品の楽曲を歌ってきた中で、初めて「自分の曲」を歌うことを、今どう感じていますか。
斎藤:とても不思議な感じです(笑)。自分に曲を作るセンスがあると思ったこともないですし、不安の方が大きかったです。ですが、今回、音楽監督でついてくださっている田中葵さんにお力添えいただき、私の書いた詞に音をつけてくださいました。ずうっと眠らせていた、自分を鼓舞するためにひっそりとつづった言葉たちが、このような形で日の目を見るのは、なんだかじんときます。今度は聴いてくださった皆さんを鼓舞して背中を押せるような、歌、音楽になったらいいなと願っています。

――さまざまな経験を重ねてきた今、これから挑戦してみたいことや、目指している表現者像を教えてください。
斎藤:まだまだ冒険は続いてゆきますが、どこへ行っても謙虚に、そして大胆に、何にでも挑戦していきたいです。何よりも、自分自身の核を大切に育ててゆける表現者、人間でありたいと思います。

――最後に、9月18日、19日の2nd Solo Liveを楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。
斎藤:2ndソロライブは「自分が自分であることに誇りを持つ」、そしてサブタイトルにもある「信じることをやめないで」というメッセージを込めて、来てくださった皆さまがもっと自分を好きになる、いつもよりちょっと世界が明るく見えるような、そんな時間にします! きっととっても楽しいですよ♪ ぜひ足を運んでいただけたらうれしいです!

斎藤瑠希

■2nd Solo Live 公演情報
公演名: 斎藤瑠希 2nd Solo Live『TILL FULL MooN -Don’t Stop Believin’-』
開催日時:
1)2026年9月18日(金) 18:30開場/19:00開演 ゲスト:木村来士
2)2026年9月19日(土) 16:30開場/17:00開演
3)2026年9月19日(土) 19:30会場/20:00開演 ゲスト:大久保祥太郎
会場:青山 月見ル君想フ MOONROMANTIC

■斎藤瑠希プロフィール
埼⽟県出⾝。2019 年渡辺ミュージカル芸術学院に 1 期⽣として⼊学し、以降舞台を中⼼に活動。ディズニー・アニメーション『ミラベルと魔法だらけの家』主⼈公・ミラベル役の⽇本語版声優も務める。近年の出演作に『Ordinary Days』、『アメリカの時計』、『After Life』、『町⽥くんの世界』、『DEATH TAKES A HOLIDAY』、『SIX』、『1995117546』、『コーカサスの⽩墨の輪』『時計のこども Child of Time』など。今年11⽉には舞台『ロックンロール』、27年3月にはミュージカル『スウィーニー・トッド』への出演を控える。

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