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優恵のおしゃれは心意気「去り行く夏を見送りましょう」Vol.31

  • 2026.9.5

豪雨災害に遭われました地域のみなさまに、心よりお見舞い申し上げます。安心してお休みになれる場所で過ごされていますように、お祈り致しております。

<からんからんからんとドロップのように>

先日、仕事で伺った催しで、缶のサクマドロップスをおみやげにいただきました。懐かしい缶ですが、最後に手にしたのはいつだったか思い出せません。さっそくふたを開け、からんからんからんと缶を振りながら逆さにして、手のひらにころりとひとつ出して口へ。何色が出てくるのかと楽しみなのはこの歳になっても変わらないものです。赤、濃い黄色に薄い黄色、緑、白、オレンジ色、楽しい、楽しい。何色が入っているんだっけ、と我慢できずにお皿に一度全部出してみました。「あぁ、可愛い、お花みたい、可愛くて美味しい」

ドロップを手のひらに出す時の楽しさと、「明日は何を着ようかな」とクローゼットを開ける時の楽しみは似ているようです。花模様のワンピースやスカーフを選ぶ時、色とりどりのハンカチの入った引き出しを開ける時、アクセサリーの引き出しを開ける時、「そうか、わたしのクローゼットはドロップの缶と一緒ね」と思うのです。

インドからやってきた花模様のワンピースに赤いアンティークビーズとターコイズのビーズのネックレス、ベトナムの市場で買った赤いリゾートパンツとシルクボールのネックレスを合わせました。

手首には友からのお下がりの天然石のブレスレットと、インドの赤いビーズのブレスレットを。両手首に巻くのは不思議と力が湧いてくるような気がします。やわらかな気が自分の中できちんと巡るような感覚です。思い過ごしかもしれませんが。

今回のコーディネートで、どちらにしようかな、と迷ったビーズのネックレスです。堪らなく好きなのですが、,まとめている編みの部分の色が抜けてきてしまいましたので、今度染め直そうと思っています。それもまた、楽しい作業です。

<麦わら帽子にはリボンをつけて、籠バッグには夏を詰めて>

数年前のことになりますが、近所のホームセンターで見つけた、作りのしっかりとしたなかなか良い麦わら帽子を母とお揃いで2つ購入しました。働く麦わら帽子の優れているところは紐を通す穴が空いているところです。わたしと母はオーガンジーのリボンを通して、「これは良い!」と悦に入っております。

双喜紋(そうきもん)の丸い籠バッグは20年以上前に一目惚れをして買い求めたものです。ちょっとハンカチを出したい時も、文庫本を出したい時も、ハンドクリームを出したい時も、電車の中で立っている時には難しく、実用的ではありませんでしたけれど、形も大きさも持っているだけで楽しいバッグなのです。

籠(かご)バッグもどれを合わせようかと迷いました。たくさん入る大きなものが好みです。

大胆な花模様の刺繍と竹の持ち手のバッグは、まさに「大人の夏休み」。まるでこのバッグの中に南の島や輝く夏が詰まっているようではありませんか?

ニースで買った籠バッグです。洒落た籠バッグやビーズ刺繍のバッグを揃えたお店で、南仏の太陽と花と街の建物の色を連想させるストライプを選びました。ニースに留学していたことのある友とのふたり旅でした。お天気にも恵まれた良い旅でした。大きなバッグにおみやげを詰めて、帰りの飛行機では手荷物にしたんだったと思い出しました。

<王様の靴のようです>

革がやわらかくてとても履きやすい靴です。インドのものかなと思いますが、定かではありません。ビーズとスパンコールがふんだんに使われていて、まるで王様の靴のようだと思っています。

踵までビーズ刺繍が施されいて、ここも王様なところです。

今年の夏はあっという間に過ぎてしまいました。夏の終わりを惜しみつつ、心穏やかに健やかにお過ごし下さい。

<今月のおしゃれ横丁>
インドのワンピース:Rungta(ルンタ)
花の刺繍の籠バッグ:KEITA MARUYAMA TOKYO PARIS(ケイタマルヤマ トウキョウ パリス)
ビーズ刺繍の靴:COCUE(コキュ)
 

*画像・文章の転載はご遠慮ください

この記事を書いた人(写真・文)

モデル、俳優 優恵

優恵

今年はモデルデビュー40周年。『大人のおしゃれ手帖』でもおなじみ、おしゃれと旅とおいしいものをこよなく愛する。『mc Sister』で人気を博し、俳優としても映画、舞台などで活躍。近年の出演作に『秘密のフレグランス』(2021)ほか。

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