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三池崇史がシッチェスに出した作品は40本を超えた。小栗旬主演作も正式出品

  • 2026.9.3

小栗旬が“史上最悪の汚職刑事”を演じる『バッド・ルーテナント:トウキョウ』の予告編とAdoの主題歌が出てきたのは、8月21日のこと。あの1本が、トロントに続いてスペインの映画祭にも呼ばれた。(フロントロウ編集部)

ジャンル映画に特化した「Òrbita部門」へ

三池崇史監督の『バッド・ルーテナント:トウキョウ』が、第59回シッチェス・カタロニア国際映画祭のÒrbita(オービタ)部門に正式出品されることが決まった。スペインで開かれるシッチェスは、世界最古にして世界最大のファンタスティック映画の祭典。なかでもÒrbita部門は、スリラー、サスペンス、アクション、ノワールといった尖ったジャンル映画に特化した枠だ。本作にとっては、第51回トロント国際映画祭のスペシャル・プレゼンテーション部門でのワールドプレミアに続く朗報になる。

『バッド・ルーテナント:トウキョウ』本ポスタービジュアル
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2年連続、そして通算40作品以上

この選出でひときわ目を引くのが数字のほうだ。三池監督のシッチェス出品はこれで2年連続、通算では40作品以上になる。過去には『殺し屋1』『十三人の刺客』といったバイオレンスとサスペンスの代表作を送り込んできた。1本の作品が映画祭に選ばれるだけでも大ごとなのに、40本という規模になると、もはや個人の作家性が映画祭の歴史の一部になっていると言っていい。

今年のカンヌ国際映画祭の期間中には、カンヌとシッチェスの共同企画「Fantastic 7(ファンタスティック・セブン)」で、これまでのキャリアが評価されて「ファンタスティック・ゴッドファーザー」にも選ばれたばかりだった。

三池監督は出品にあたり、「ファンタ映画の楽園・シッチェスは私の創作のふるさと。街の全面協力を得て2ヶ月にわたり映画の撮影もさせていただいた。感謝と愛を込めて、『バッド・ルーテナント:トウキョウ』をお届けします。お楽しみください」とコメントを寄せている。映画祭の街そのもので撮影までしていたというのだから、「ふるさと」は比喩だけの話ではない。

小栗旬「世界に向けて羽ばたいている」

主演の小栗旬も「トロントに続きシッチェスも決まり、この『バッド・ルーテナント:トウキョウ』が世界に向けて羽ばたいていることをとても嬉しく思います。様々な人に受け入れられることを祈りつつ、感謝を申し上げます。日本の皆さんにも楽しんでいただけたら嬉しいです」とコメント。日本公開を待たずに作品が海外へ出ていく状況を、率直に喜んでいる。

“ルーテナント”は警察や軍隊の「警部補」「中尉」を指す語。小栗が演じるのは、その肩書きを持つ史上最悪の汚職刑事で、次期アメリカ大統領の娘を追うFBI捜査官とバディを組み、事件と陰謀に突っ込んでいく。相棒役にはリリー・ジェームズ、共演に間宮祥太朗、野村周平、西野七瀬、岩田剛典、國村隼、舘ひろしらが並び、アメリカ女子プロレス界のスター、リヴ・モーガンも加わる。北米配給は『パラサイト 半地下の家族』『ANORA アノーラ』のNEON。日本での公開は10月23日(金)から。

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