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「こういう大人から逃げて」無知な女子高生を狙う卑劣な手口…常連客が合鍵を押し付ける恐怖【作者に聞く】

  • 2026.9.3
「合鍵おじさん~低スぺ婚活男にタゲられました~」1-1 画像提供:ネギマヨ
「合鍵おじさん~低スぺ婚活男にタゲられました~」1-1 画像提供:ネギマヨ

家計のためにラーメン店で働く女子高生。明るく仕事に励む彼女を悩ませるのは、とある常連客の男性だった。なぜだか結婚相手に見定められ、執拗(しつよう)に合鍵を押し付けてくる「合鍵おじさん」の暴走が止まらない……。

「合鍵おじさん~低スぺ婚活男にタゲられました~」1-2 画像提供:ネギマヨ
「合鍵おじさん~低スぺ婚活男にタゲられました~」1-2 画像提供:ネギマヨ
「合鍵おじさん~低スぺ婚活男にタゲられました~」1-3 画像提供:ネギマヨ
「合鍵おじさん~低スぺ婚活男にタゲられました~」1-3 画像提供:ネギマヨ
「合鍵おじさん~低スぺ婚活男にタゲられました~」1-4 画像提供:ネギマヨ
「合鍵おじさん~低スぺ婚活男にタゲられました~」1-4 画像提供:ネギマヨ
「合鍵おじさん~低スぺ婚活男にタゲられました~」1-5 画像提供:ネギマヨ
「合鍵おじさん~低スぺ婚活男にタゲられました~」1-5 画像提供:ネギマヨ

ターゲットは女子高生?常連客の暴走

Instagram(@negimayo3)とブログ「ここはネギマヨ荘」にて、自分たちや周囲の経験をベースに漫画を発信している2人組クリエイターのネギマヨさん。作画担当のネギさんと、原作・塗り担当のマヨさんがタッグを組み、身近に潜む強烈な人物やトラブルをフィクションを交えて描き、人気を集めている。

2023年に制作された「合鍵おじさん~低スペ婚活男にタゲられました~」は、ネギさんが高校時代のバイト先で、思い込みの激しい常連客から一方的に“婚活”のターゲットにされてしまった出来事を描いたシリーズだ。

自分の倍以上も年齢が離れた常連客の「鍵藤」は、いきなり手を握ったり、部屋の合鍵を渡そうとしたりと、ネギさんを恋人と思い込んだかのようなアプローチを連発する。理解ができずにおびえるネギさんだったが、鍵藤のアタックはだんだんと身の危険を感じる領域へと至っていく。

無知な若者を狙う大人から「逃げて」

本作を描いたきっかけについて、ネギさんは「高校生の無知さや純粋さに付け込んでくる人間がいるというのを、大人になってから実感することが増えました。『自分も悪いのかもしれない』と被害にあっても周りに言えないこともあるのではないかと思います。私の体験を漫画にすることで、こういう大人から逃げてほしいという気持ちで描きました」と明かす。

身の危険を感じるほどのつきまとい行為のなかでも、ネギさんが特に嫌だったと吐露するのは「待ち伏せされて道を塞がれたこと」だという。マヨさんも「しかも当たり屋だし、最悪だよね。漫画として力を入れたのは、車でついてくるシーンですね」と語る。

実体験を作品に昇華するうえで、ネギさんは「私がマヨに出来事を伝えて、それを元に構成を練ってもらっています。実体験なのに私自身も読んでいてハラハラします。供養してもらっている気持ちです」と話す。一方のマヨさんは「ネギさんの話を『ウケる…』と他人事で描いているときのほうが盛り上がって読者ウケがいいです」と笑う。

恐怖体験をエンタメ作品に昇華する裏側

同作の鍵藤は、読者からも強烈な嫌われ役となった。マヨさんは「前作の『俺の手作りおでん食べて下さい』の肝杉さんは気持ち悪いストーカーですが、キャラクターとしては人気がありました。ただ、鍵藤さんの場合は、結構きもい粘着親父に迷惑かけられている方が多いんだと思います。嫌われたのは狙い通りでしたが、もうちょっとエンタメに寄せてもよかったかもしれません」と振り返る。

鍵藤の本心など、わからない部分の肉付けについてマヨさんは「ターゲットである高校生の幼さや無知さを理解し、それを利用しようとするグロい話です。賛美と思われたくないので徹底的に気持ち悪くし、暗い話にはしたくなかったのでドジなおじさんにしました」と語る。「合鍵については、意味不明なほうが怖いのもあり、大人でも一瞬捨てていいのか悩むものを、高校生で真面目なネギがもらったらより悩んでおもしろいと思いメインにしました」と工夫を明かした。

ネギさんは当時の心境を「家の鍵って捨てたら訴えられるんじゃないかとか、いろいろ想像してどうしていいか本当に悩みました(笑)」と振り返っている。

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