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看護師マリリンが愛を叫ぶ!「やりたい」を諦めない12日間の弾丸世界一周の旅 その3

  • 2026.8.31

仕事に家事にと忙しい毎日の中で、「いつかやってみたいこと」を後回しにしていませんか? 年齢を重ねるごとに、タイミングを逃してしまうのではないかと不安になることもあるかもしれません。

今回は、一念発起して出発した「12日間の弾丸世界一周旅」の第3弾をお届けします。「やりたかったことを諦めない」一歩を踏み出すきっかけとして、ぜひ最後までお付き合いください。

南仏ニースで見つけた、私らしい「足し算」の生き方

ロンドンから飛行機に揺られて約2時間。窓の外に南フランスの青い地中海と、雪をかぶったアルプス山脈が見えてきたら、あっという間にニース空港に到着です。

ニースといえば、約5kmにわたって美しいビーチが続く遊歩道「プロムナード・デ・ザングレ」。ホテルに荷物を預けてさっそく歩いてみると、まぶしい太陽の下、世界中から集まった観光客たちで活気に満ちあふれていました。

息子は初めての南フランスで、ニースから出港するクルーズ船を眺めたり、眩しい海を背景に写真を撮ったり、夫も「半パンツをもってくればよかった」などと、一気にリゾート気分です。3人とも南仏の爽やかな空気にすっかり浸っています。

私ももニース仕様に初夏対応の水色のワンピースを持っていきましたが、あれ? なぜか浮いてしまいます。

心地いい海風が吹き抜ける街なかで見かけるのは、リネン素材の生成り色のジャケットとパンツのセットアップに、シンプルな白Tシャツを合わせた人たち。ワンピース姿の人は、驚くほどほとんどいません。

でも、それがすごく素敵でした! すっと姿勢を伸ばした女性たちが、どんな体型であっても、自分のスタイルに自信を持って堂々と歩いている。その姿からは、きっぱりとした自立心と心地いい自由さがオーラとなって現れていました。

百貨店でハプニングが?

そんなニース滞在中、百貨店でちょっとおもしろいハプニングがありました。スカーフのお買い物をしていた30代半ばのアジア系の女性から、なんと2回も、「これとこれ、どっちが私に似合う?」と意見を求められたんです。

初対面なのに「そんなに私を信頼していいの?」と思いつつも、一緒に考えて「こっち!」と指さすと、彼女は迷うことなく、さっさとその2枚を購入していきました。その潔い決断力とマインドの格好よさに、思わず見惚れてしまいました。

ハワイやバリ島のような開放的なリゾートとも違う。リラックスしているのに、どこかピシッと自分だけの芯が通っている佇まいでした。

自分を鼓舞する旅のご褒美

ロサンゼルス、ロンドン、そしてコートダジュール。
3つの国を巡る旅の最後に、ハッとさせられました。

これまで私は、無意識のうちに「周りからどう見られるか」を気にして、空気を読んだ無難なスタイルを選びがちでした。「シンプルが一番心地いい」と言い訳しながら、自分を抑える「引き算」ばかりをしていたのかもしれません。

でも、大切なのは「人からどう見えるか」ではなく、「自分がどうありたいか」。楽な方に流されるのはやめて、これからはもっと、自分がワクワクするものを自由に選んでいきたい。

そんな決意を込めて、帰りのヒースロー空港で、自分に似合うラルフローレンのサングラスをご褒美に買いました。今年の夏は、このサングラスに負けないくらい存在感のある帽子と、大ぶりのピアスを合わせてみるつもりです。誰のためでもない、自分のモチベーションを上げるための「足し算」のファッションのチャレンジを楽しみたいから。

日常から少し離れて、いつもと違う文化や人に出会う旅は、自分の偏った思い込みをリセットしてくれる最高のご褒美時間でした。

ボンボヤージュ

そして、1年間続いたこの連載も、今回で最終回を迎えます。

「全員で健康に完走する!」と少し緊張しながら始まった10年ぶりの家族旅行でしたが、大人3人で知恵を出し合い、異国のカフェの片隅でただのんびりとお茶を飲んだ静かな時間は、何にも代えがたい宝物になりました。

いつか人生の幕を下ろすときがきて、もし身体が自由に動かなくなっても、この旅で得たたくさんの記憶や豊かな経験が、きっとベッドの上の自分を何度も慰め、温かく満たしてくれるはずです。

時間とお金を使って新しい経験を買いに行く意味は、きっとそういうこと。今からたくさんの「記憶の貯金」を作っていくために、私たちは旅に出るのだと思います。

毎回の原稿を書きながら、筆者自身も「心と体の健康をどう整えるか」を深く見つめ直す充実した1年でした。この連載が、毎日をがんばる皆さんの日常を、ほんの少しでも軽くするきっかけになっていたらこれ以上の喜びはありません。

これまでお付き合いいただき、本当にありがとうございました。またどこかでお会いしましょう!

教えてくれた人看護師マリリン

在阪企業の産業看護師として活動中
女性の健康のサポートの必然性を感じ、セミナーなど多数実施
女性医学学会認定女性ヘルスケア専門看護師 女性心身医学学会認定専門看護師

写真/ピクスタ 文/看護師マリリン

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