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「焦げてると思うのよね」半分以上食べたドリアを作り直してもらった女性。だが、待っているうちに漏らした一言

  • 2026.8.30

隣の席から、店員さんを呼ぶ声が聞こえた

昼どきの飲食店で、少し遅めの昼ごはんを食べていたときのことです。

店内はかなり混んでいて、食器の音や話し声が絶えません。私は窓際の席で食事をしていましたが、すぐ隣の二人組の会話がふと耳に入りました。

「やっぱりこれ、焦げてると思うのよね」

女性が、ドリアの皿を見ながら言いました。

連れの男性が皿をのぞき込みます。

「でも、もう結構食べたじゃないか」

「最初はこんなものかなと思ったの。でも、食べてるうちに焦げた味が気になってきて……」

女性は少し迷ったあと、店員さんを呼びました。

「すみません。これ、ちょっと焦げすぎてる気がするんですけど」

店員さんが皿を確認すると、女性は続けます。

「最初は我慢して食べてたんです。でも、やっぱり気になって。新しいのを持ってきてください」

すでにドリアは半分以上なくなっていました。

男性が少し気まずそうに、「こんなに食べてからでも大丈夫ですか」と店員さんに尋ねます。

店員さんは少し考えてから、穏やかな声で答えました。

「かしこまりました。新しいものをご用意しますね」

女性はほっとしたように「お願いします」と言い、店員さんは残っていたドリアを皿ごと下げていきました。

店員さんが離れると、女性は小さな声で言いました。

「よかった。言ってみるものね」

男性は「まあ、作り直してくれるならよかったけど」と返していました。

作り直してもらったものの

ところが、それからなかなか新しいドリアは運ばれてきませんでした。

一から焼き直しているのでしょう。男性は先に自分の料理を食べ終え、水を飲みながら待っています。

しばらくすると、女性が店の奥を見ながらつぶやきました。

「まだかしら。結構かかるのね」

「そりゃ、もう一回作ってるんだから時間はかかるだろ」

「分かってるけど、お腹すいちゃった」

さっきまで少し強い口調だった女性が、今度は困ったように笑っていました。

私のところにはデザートが運ばれ、それを食べ終わったころ、ようやく新しいドリアが届きました。

「お待たせいたしました」

「ありがとうございます。熱そうね…」

女性は今度は焦げ具合を確かめるように少しずつ食べ始めました。熱々だったこともあり、なかなか箸は進みません。

私が会計を済ませようと席を立ったころ、二人も食事を終えたようでした。

レジへ向かう途中、女性が男性に苦笑いしながら言いました。

「作り直してもらえてよかったけど、こんなに待つとは思わなかったわ」

男性は笑って、「次から気になったら、もっと早く言えばいいよ」と返していました。

その言葉に、女性も「そうね」と短く答えていました。

焦げていると感じたなら、店員さんに伝えること自体は悪いことではありません。ただ、我慢して食べ進めてからでは、お店側も対応が難しくなりますし、自分自身も余計に待つことになります。

私もそれ以来、外食でどうしても気になることがあったときは、無理に食べ続けず、なるべく早い段階で伝えたほうがお互いにいいのだろうと思うようになりました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた50代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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