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「投げていないのに退場」——ブレーブス左腕、試合開始前の退場をめぐる"申告義務"の中身

  • 2026.8.30

アトランタ・ブレーブスの左腕クリス・セールが8月9日(日本時間10日)、ニューヨーク・ヤンキース戦の開始前に退場を宣告された。この日は登板しなかったが、前日の試合で受けたボーク判定への不満が収まっていなかった。退場を宣告したのは、この日三塁塁審のダン・マーゼル。そのボーク判定の背景には、セールの投球フォームがある。

球審が明かした申告義務

『MLB.com』によると、ボークが宣告されたのは2-2で迎えた8日の5回だ。セールがヤンキースのスペンサー・ジョーンズを三塁に置き、オースティン・ウェルズと対戦した場面で、球審だったマーゼルが判定を下した。この判定でヤンキースが3-2と勝ち越すと、セールとウォルト・ワイス監督は数分間にわたって抗議し、ワイス監督も退場を告げられている。

責任審判員のダン・ベリーノは、セールが「ワインドアップとセットポジションの両方に見える投球フォームを使う」ことを判定の理由に挙げた。そのうえで「規則上、どちらで投げるのかを(投球前に)申告する必要がある」と述べ、一般的な投手に申告義務はないとも説明している。

目撃した選手が語る一部始終

画像: 目撃した選手が語る一部始終

ワイス監督はこの一件について「セールは昨日の球審に言いたいことがあった」と説明し、「全員がそれぞれの意見を伝え、それで終わりにした」と振り返った。ブレーブスの中堅手マイケル・ハリス2世は、ヘルメットを取ろうとしていた際に、審判団がセールに退場を宣告するジェスチャーをするのを目撃したという。

ハリスは「多くの人は何が起きたのか分かっていなかった。普通、試合前には特に何も起こらないからね」と話している。米スポーツ統計会社『Elias Sports Bureau』によると、2019年8月3日以来となる通算4度目の退場だが、登板しなかった試合ではキャリア初だった。

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