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「話が聞こえないから、テレビは消して」義実家で黙って座っていた私たち。だが、次の帰省でやめたこと

  • 2026.8.31

相槌を打っても、会話には入れなかった

夫の実家へ行くと、いつも同じような時間がありました。

お茶を飲みながら義母が夫に親戚の話を振り、そこから夫の子どものころの話になります。義父も「あのときは大変だったな」と加わり、三人で昔話が続いていきました。

最初のうちは、私も「そうだったんですね」と相槌を打っていました。けれど、私にも子どもにも分からない話が続くので、だんだん言葉を挟むところがなくなります。

ある日も三人が昔話で盛り上がっている横で、子どもが退屈そうに座っていました。

「また昔の話だね」

小さな声でそう言うと、子どもはテレビをつけました。

すると義母がこちらを向きました。

「話が聞こえないから、テレビをつけるのはやめて」

子どもは黙ってテレビを消しました。

義母に悪気があったわけではないと思います。テレビの音で会話が聞こえにくかっただけなのでしょう。

ただ、テレビも見られず、自分たちには分からない話を聞きながら座っている時間は、私にも子どもにもつらいものでした。

帰りの車で、私は夫に言いました。

「昔話になると、私たちはずっと聞いているだけになるよね。子どもも退屈してるし、毎回あの時間を過ごすのはしんどいな」

夫は少し黙ってから、「そんなに気にしなくていいよ」と答えました。

夫にとっては、自分の家族といつもの話をしているだけだったのでしょう。私たちがそこに入りづらいことまでは、あまり考えていなかったようでした。

次からは、夫だけ実家で過ごしてもらうことにした

そこで次に帰省するとき、私は夫に先に伝えました。

「あなたは実家でゆっくりしてきて。私と子どもは近くでお昼を食べて待ってるね」

夫は驚いていましたが、前に私が話したことを思い出したのか、「分かった」と答えました。

その日は夫だけが実家に上がり、私と子どもは近くの店で昼食を取りました。二時間ほどして迎えに行くと、子どもも機嫌よく、私もいつものような疲れを感じませんでした。

その後も、何度か同じように過ごしました。

しばらくすると義母が、夫に「最近、二人はどうして上がってこないの」と聞いたそうです。

夫はそこで初めて、昔話が続くと私と子どもが会話に入れず、退屈していることを伝えたようでした。

次に迎えに行ったとき、義母が玄関で私たちに言いました。

「いつも私たちばかり話してたのね。今度は上がっていきなさいよ」

少し照れたような言い方でした。

次の帰省では、久しぶりに私と子どもも一緒に上がりました。

昔話がなくなったわけではありません。それでも途中で義母が子どもに学校のことを聞いたり、私にも話を振ったりするようになりました。

夫も、私たちに分からない親戚の名前が出ると、簡単に説明してくれることがあります。

今でも三人だけで話が盛り上がることはあります。そんなときは無理に付き合わず、早めに帰ったり、私と子どもだけ外へ出たりしています。

通うことをやめたわけではありません。ただ、黙って我慢しながら座り続けることだけは、やめることにしました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた50代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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