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チャールズ国王には“誕生日が2回”ある!? 今さら聞けない「トゥルーピング・ザ・カラー」を徹底解説

  • 2026.8.26
WPA Pool / Getty Images

通常、誕生日を祝うのは年に一度、生まれた日だけ。しかし、英国君主には「誕生日」が年に2回あるのをご存じ?

英国王室のメンバー全員が2回お祝いされるわけではなく、この特別な慣習があるのは現在の君主であるチャールズ国王だけ。エリザベス女王も年に2回誕生日を祝っており、チャールズ国王もそれを受け継いでいる。また、将来の君主となるウィリアム皇太子やジョージ王子も、即位後はいずれ年に2回、誕生日を祝うことになる。

チャールズ国王は、実際の誕生日である11月14日に加え、6月の土曜日にも「公式誕生日」を祝う。6月に行われる祝賀行事は、国を挙げて注目する華やかな一大イベント。そこには、イギリス王室ならではの長い歴史と深い理由が!

なぜ君主にだけ誕生日が2回あるの?

主な理由は、君主をたたえる盛大なパレードを開催するため。イギリスでは夏のほうが比較的天候に恵まれやすいため、君主の実際の誕生日がいつであっても、公式誕生日を祝うパレード「トゥルーピング・ザ・カラー」は長年にわたって6月に行われてきた。

いつから始まった?

非常に古くから続く慣習で、チャールズ国王に仕える英国陸軍の7連隊からなる「近衛師団(Household Division)」によれば、トゥルーピング・ザ・カラーは17世紀、チャールズ2世によって考案されたのだという。

チャールズ2世 UniversalImagesGroup / Getty Images

1748年には、ジョージ2世を皮切りに、公式に君主の誕生日を祝うパレードに。つまり、君主が「2つ目の誕生日」を祝う伝統は、すでに250年以上続いているということ!

「BBC」によると、誕生日当日ではなく夏に「トゥルーピング・ザ・カラー」を開催するようになったのは、チャールズ国王の高祖父にあたるエドワード7世の時代から。彼もチャールズ国王と同じ11月生まれで、冷たい雨のなかで盛大なパレードを行うより、気候のよい夏に開催したほうがよいと判断したのだとか。

では、その華やかなパレード「トゥルーピング・ザ・カラー」とは、そもそもどのような行事なのだろう?

エドワード7世 W. and D. Downey / Getty Images

「トゥルーピング・ザ・カラー」とは?

1,400人以上の兵士と約400人の音楽隊が参加する、壮大な公開パレード「トゥルーピング・ザ・カラー」。名称の「troop(トゥループ)」は軍隊、「colour(カラー)」は各連隊の軍旗を指し、兵士たちが国王やロイヤルファミリーの前で軍旗を掲げながら行進する伝統行事。

Samir Hussein / Getty Images

この日、ロイヤルファミリーは華やかに正装し、馬車で姿を現すのが恒例。パレードの締めくくりには、バッキンガム宮殿のバルコニーから人々に手を振るおなじみの光景も見られる。軍楽隊の演奏、厳かな行進、そして王室ならではの華やかな演出が一体となるこの式典は、ロイヤルウェディングに並ぶ、英国王室最大級の華麗なイベントのひとつとして知られている。

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