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高校野球のビデオ判定・DH制・7イニング案…桑田真澄氏がすべて反対なワケ「教育の一環」「打席で打者心理を学べ」「歴史断絶」

  • 2026.8.23

甲子園球場で開催された夏の全国高等学校野球選手権大会。

健大高崎(群馬)対智弁和歌山(和歌山)の決勝は、終盤8回にお互いに点を奪い合う白熱の展開になり、4-3で逆転勝ちした智弁和歌山が優勝を飾った。

近年の高校野球では変化が起きており、今年の選抜大会からDH制が導入され、今大会からは判定のビデオ検証も行われるようになった。そして、イニングを7回制にする案も検討されている。

そうしたなか、かつてプロ野球とMLBでプレーした桑田真澄氏と上原浩治氏がTBS系列の『サンデーモーニング』に出演。

高校野球界のビデオ判定、7イニング案、DH制についてこう語っていた。

・ビデオ判定について

桑田
「僕は反対です。高校野球は教育の一環ですからね。審判の判定を受け入れて、そこから気持ちを切り替えて、次に向かっていく。そういうこともすごく大事な学びになると思いますので」

上原
「僕は賛成です。審判の方はプロじゃないので、ボランティアでやられている方たちなので。もちろん、ミスはあります、プロでもミスがありますから。でも、プロですら、ビデオ検証してますから。

間違いはボランティアの方のほうがもっと多いと思うんですよね。9イニングで一回チャンスがあるっていうところで、この判定、テレビで見てても違うやんって言うのがあると思うんですよ。そういう時はやってもいいんじゃないかなって言う気はします」

・7イニング案

上原
「僕は9イニングでやってほしい。いまの決勝見てもわかるように8回に動いているわけじゃないですか。もし7回だったら、そのまま終わってますよね。やっぱり9回でやって、色んなドラマが生まれると思う。

野球が3で回るってよく野村(克也)監督も言われてましたけど、実際本当にそうだと思うので。

7イニングだと打席数も1~3番は3回回ってきますけど、4~9番は回ってこない可能性もあるので。平等性を考えたら、9イニング」

桑田
「結構いいこと言うね(笑)僕も反対です。

甲子園大会は日本の野球界の大切な文化なんですね。1回大会から、高校野球は9回27個アウト制でやってきてるんですね。これを7回制に変えると、その歴史が断絶してしまう。

ですから、当然選手や審判の安全対策も必要なんですけど、何を変えるかじゃなくて…僕は視点が違うと思うんですね。何を守るかという視点が大事だと思うんですよ。

9回27アウト制を守るために何ができるのかな。そうすると試合時間を変えたり、日程を伸ばしたり、休養をもう少し入れるとか、そういったことを変えるべきだと思うので。

7回制にしても、熱中症が出ないかといえば、間違いなく出ると思います。

ですから、守るべきものが何かという視点が僕はすごく大事だと思っています。そういう意味で反対です」

・DH制

上原
「僕は賛成です。ひとり選手が出場機会が増える点でもいいと思います。

別にDHを絶対に使わないといけないというルールでもないので。

ピッチャー4番というチームもあると思うので、そういうチームはDH制を使わずにそのまま試合をすればいいんじゃないのっていう考えですね」

桑田
「(意見が)あんまり合わないな(笑)僕は反対ですね。

やはり学生時代は投げて・打って・守って・走る…色んなことに挑戦し、経験を積むことで、選手としての可能性を広げてほしい。

また、(投手が)打席に立つことで打者心理を学べる。それが投球術を学ぶことにもつながっていきますので。僕は是非投げれるんだったら、打席に立って欲しい」

7イニング制反対では考えが一致したが、他の2つは意見が割れた。

桑田氏は高校野球の教育性も重視。また、自身がピッチャーながら打撃センスに優れていたこともあってか、ピッチャーとして打席に立つ意味があると考えているようだ。

筆者:井上大輔(編集部)
画像提供:Getty Images

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