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母の想いが詰まったお金を手に取り帰って行った娘。あとは娘次第と腹をくくる母【孫を置いて消えた娘】

  • 2026.8.20

シングルマザーとして子育てと仕事に奮闘する娘リコさんを支えながら、忙しくも幸せな日々を送っていた雪江さん。しかしある日、リコさんは「今は彼との時間が一番大切」と言い残し、娘のミオちゃんを置いて姿を消してしまいます。行方を探すも、リコさんは仕事も辞めておりスマホもアパートも解約済みで手がかりは何もありませんでした。ミオちゃんを守ることを最優先に考えた雪江さんは、ミオちゃんを自分の扶養に入れ、住民票などの法的な手続きのことも考え始めます。役所に相談に行くと、手続きには父親の協力が必要だと言われ、リコさんの元夫隆文さんと会ったところ、隆文さんの浮気で離婚したとリコさんから聞いていたのが実際は逆だったと知り衝撃を受ける雪江さん。再婚して新しい家族もいる隆文さんは、「ミオのことをお願いします」と雪江さんに頭を下げ、法的な手続きへの協力を約束してくれました。その後、雪江さんはミオちゃんを養子にする決意をし、ミオちゃんもそれを喜んで受け入れました。ミオちゃんは雪江さんのことを「雪ママ」と呼ぶようになり、あっという間に5年が経過。60歳になった雪江さんは退職し、ミオちゃんは中学生になりました。そんなある日、5年も音信不通だったリコさんから突然連絡がありました。ミオちゃんを気にかけることもなく、ただお金の無心をしてきたリコさんを突き放した雪江さんですが、その夜、リコさんが突然家を訪ねてきました。全く悪びれることなく「助けてくれないならミオを連れてっちゃおうかな」と脅すようなことを言うリコさんに「もしミオに手を出したらあなたを訴える。親権者は私よ」と毅然と対応する雪江さんですが、「ミオは大事だけど、あなたも私の大切な娘よ」と言ってお金の入った封筒をリコさんに差し出しました。「これを元に立ち直って再スタートするのか、今の暮らしを続けるのか、よく考えて自分で選びなさい。あなたは今、幸せなの?これからどうするの?」と問いかけられたリコさんは言葉を詰まらせます。

娘には自分の力で立ち上がってほしい

ママ広場

ミオを置いて5年も音信不通だったにも関わらず、平然とお金の無心にやってきたリコ。そんなリコを許せない気持ちもありますが、やはり娘は大切だし幸せになってほしい・・。私はまとまったお金を用意し、これを元に立ち直って再スタートするのか、今の暮らしを続けるのか、自分で選ぶように言いました。「あなたは、母として、一人の人として、どうするの?」と問いかけると、リコは黙り込みました。

私とリコの間に流れていた重い空気を破ったのはミオでした。「こ、紅茶です・・」と緊張した面持ちで紅茶を運んできてくれたミオに私は「ありがとう」と優しく声をかけました。

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すると、気まずそうに俯いていたリコが突然封筒をガシッと掴んで立ち上がり「帰るわ」と言って足早に出て行きました。ミオは「え・・でも」と戸惑っていましたが、私は動じませんでした。

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「放っておきなさい。あの子も、自分できちんと考える必要があるのよ」と言うと、少しの間のあと「・・雪ママ、私、ここにいていいの?」と心配そうにミオが言いました。「当たり前でしょ。ここがあなたの家だもの」そう言うと、

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ミオは「よかった、ママが迎えに来ちゃったのかと思った・・」とぬいぐるみを抱きしめながら呟きました。「ママに会いたくなかったの?」と聞くと、

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ミオは少し考えたあと「・・今のママには、あまり会いたくないかな。多分、ママも私に会いたくなさそうだった」と言って視線を落としました。「リコも、今の姿をミオにはあまり見せたくなかったのかもしれないわね」そう言いながら、私は心の中で「私が母として、あなたにできることはもうない。自分で立ちなさい」とリコに強く訴えていました。

最後に親としてリコさんに立ち直るチャンスを与えた雪江さん。何も言わずにお金を受け取って帰って行ったリコさんですが、雪江さんの気持ちを無駄にしないでほしいですね。

※ストーリーはフィクションです。登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ

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