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結婚式に子3人を無断連れ込み「ビュッフェだし♪」タダ飯狙いの先輩!直後、背後からの一声に顔面蒼白

  • 2026.8.20

結婚式で私たちが一番こだわったのは、ゲストに楽しんでもらうことでした。なかでも披露宴の料理は、「せっかく来てくれるんだから、おいしいものを食べてほしい」と、夫と一緒に何度も試食を重ね、じっくり決めたものです。
披露宴の前半が和やかに終わり、いよいよ歓談とビュッフェの時間が始まりました。みんなが笑顔でお皿を手に取る様子を見て、ほっと胸をなでおろしたのも束の間。友人たちと写真を撮りながら会場を見渡していると、ふと料理台の近くに目が止まりました。

招待名簿にない3人

職場の先輩の隣に、見覚えのない子ども3人がいたのです。最初は親族側のゲストかと思いました。ところが先輩が子どもたちに、「ほら、好きなの取ってきて。今日はいっぱい食べていいからね!」と声をかけています。

ふと、先輩のテーブルを見ると、目玉料理が何皿もズラリ……。しかも次の瞬間、先輩は持参した保存容器を取り出し、料理を詰めようとしていたのです。ほどなく会場スタッフが気づき、慌てて先輩のもとへ向かって止めている様子が見えました。

ゲストに楽しんでもらうために用意した料理なのに――。料理は出席人数をもとに会場と相談して準備しており、なかでも目玉料理は全員に行き渡るよう、スタッフとも確認していました。

私は夫と顔を見合わせ、先輩のところへ向かいました。「先輩、その子たちは……?」すると先輩は、悪びれる様子もなく笑いました。「うちの子どもたち。せっかくだから連れてきちゃった♪」一瞬、何を言われたのかわかりませんでした。子どもたちを連れてくるなんて、事前にひと言も聞いていません。

私はケチな後輩……!?

「あれ……、先輩、ご家族は招待していないはずですが……」私がそう伝えると、先輩は首をかしげ、むしろ声を大きくしました。

「えー? ビュッフェなんだからいいじゃない。子どもが食べたいって言ってるのに、そんなにケチなこと言う?」その声に、周囲にいた職場の上司や同僚たちも、何事かとちらりと視線を向けました。けれど先輩は気にする様子もなく、さらに続けます。

「それにゲストなんだから、そのくらい融通利かせてくれてもいいじゃない?」あまりに身勝手な言い分に、私は返す言葉に困りました。ここで言い争えば、せっかくの楽しい空気を壊してしまいます。

思えば、先輩は普段から人のお金や好意にタダ乗りしようとするタイプでした。ランチでは「財布忘れちゃった!」と同僚に立て替えさせることもしょっちゅう。今回も、ビュッフェなら子どもたちを連れてきても、周りが何とかしてくれると思っていたのでしょうか……。

先輩の顔色が変わったワケ

私が言葉に詰まっていると、近くにいた会場スタッフも状況に気づいたようでした。スタッフによると、受付が混み合っていたタイミングで、先輩は子どもたちを連れてそのまま会場内へ入り、招待者ではないことに気づかなかったとのこと。

スタッフは困惑した様子で、「お子さま3名は招待者名簿にお名前がありませんので、追加のお席とお料理のご用意が可能か、会場責任者に確認してまいります」と先輩に伝えました。すると夫は少し考えるような表情をしたあと、「俺も一緒に行ってくるよ」と私に告げ、スタッフとともにその場を離れました。

すぐに夫がひとりの人物を連れて戻ってきました。夫の隣に立っていたのは、この披露宴を担当する会場責任者でした。夫は穏やかな表情のまま言いました。「ご家族が参加すること自体は、席を追加して対応していただけるそうです」夫の言葉に、「ほらね、やっぱり大丈夫じゃない!」と得意げな先輩。

しかし、隣にいた会場責任者が続けました。「急な追加となりますので、お子さま3名分のお席とお料理については、新郎新婦様に追加料金が発生いたします」すると先輩は「えっ、追加料金!? ビュッフェなのに、子どもの分までお金取るの!?」と不満げな声を上げました。すると、その様子を見かねたのか、後ろから声がしました。

声の主は

「それは、ちょっと違うんじゃないか?」振り返ると、同じ職場の上司が立っていました。「招待されていない子どもたちを勝手に連れてきたのは君だろう。その費用まで新郎新婦に負担させるつもりなのか? 今日は君が得をするための場じゃなくて、二人をお祝いするために来たんだろう」と静かに続けました。

一部始終を上司に見られていたことに気づいたのか、先輩の顔からさっと血の気が引きました。やがて子どもたちの顔に目を向けると、「……ごめんなさい。私が勝手でした」と小さく謝り、子どもたちの追加分は自分で負担すると申し出ました。会場側もそのまま対応してくれることになり、子どもたちも一緒に披露宴へ参加することに。その後の先輩はすっかりおとなしくなり、披露宴も無事に続きました。

夫が「戻ろう。せっかくみんなが来てくれてるんだから」と声をかけてくれました。自分たちの席へ戻ると、友人たちは笑顔で、両親も楽しそうに話しています。テーブルには、私たちが選んだ料理をおいしそうに食べるゲストの姿があり、その光景を見て、張り詰めていた気持ちもようやくほどけました。

後日、先輩からは「この前は本当にごめんなさい」と謝罪があり、追加でかかった費用もきちんと支払われました。上司からも改めて話があったようで、それ以降、周囲に無理を通したり、人の好意に甘えたりする姿はほとんど見かけなくなりました。予想外の出来事はありましたが、それ以上に心に残ったのは、大切な人たちに囲まれて過ごした幸せな時間でした。

◇ ◇ ◇

結婚式は、招く側が時間や費用をかけ、多くの人と相談しながら準備して迎える特別な一日です。その場を自分が得をする機会として利用すれば、問題は費用やマナーだけでは済みません。誰かの節目に立ち会うときほど、その場にふさわしい振る舞いができているかを振り返らなければいけませんね。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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